ロードスターのエキマニ交換・エンジンスワップ・ECUチューン・ダイナパック計測・地味だけどに関するカスタム事例
2021年04月06日 04時31分
慣らしも最終調整も終わって、そこそこ走ってみて、これなら良いかなと思えたのでネタとして投稿します。
ある意味でスーチャー後日談です。
そしてこの投稿長いよ。
覚悟してくださいね。
何度か匂わせるような投稿しておりましたし、知ってる人もわかってる人もいると思いますが、NAエンジンに戻すついでに現行RFの2リッターエンジンに載せ替えました。
じっくり見るとエンジンの端っこが3センチぐらい前に出てるんですよ。
実物見てもよくわからず、写真だとなおよくわからないのですが…
思い返せば去年の今頃、パワーやトルクが数字上こそ出ているが、どうしても走れば走るほどECUの学習でアクセルワークとずれていく出力特性が気になり、スーチャー取っちゃうかなー、と思いつつもやっぱりパワーあるとそれはそれで楽しいし…と思い悩んでECU見てもらってた店に相談したところ、「2リッターのエンジンへ載せ替えするとかどうか?」と言う話が出ました。
画像はスーチャーのダイナパックの結果。
ネットで調べてみると、同時期に村上モータースさんが載せ換えを画策している旨の話があり、店に情報共有すると「物理的に載るならエンジンは動くからやってみようぜ」と言う話になるも、費用計算すると結構な額に…
思いとどまっていましたが夏に2次触媒が消し飛ぶアクシデントに見舞われ、これも何かのトリガーかな?と、このタイミングで載せ替えエンジンを探してもらうように依頼し、まずは部品確保からスタート。
(写真は修理した中間パイプ)
当初は中古エンジンをオーバーホール&フルバランスで搭載する予定でしたが、暫くがんばって見つかるも前期型(158馬力で6800rpmがレッドのもの)が1つだけと言う状況で埒があかないため、フルバランスを諦める代わりに新品エンジンと補機類を調達しました。
写真は届いた新品エンジンで、ふつうにパレットに載った箱で届きます。だいたい梱包重量90kg。
その後補機類の納期が不安定でいつまで経っても納品にならない、ボルトの長さが微妙に違って追加発注…などなど多数大小のアクシデントがあるも、どうにか準備が出来て、載せ換えを開始。
こちらは新品の補機類がつく前のエンジン。
概ね補機類が搭載&移し終わったエンジン。
この時ブローバイのパーツ(エンジン真ん中の黒い箱状のもの。よくみるとねじ穴が合っていない)に互換性が無いことがわかり、納期が2ヶ月かかるとのことでワンオフするかー、とか話をしていたらその数日後に届くと言う取り越し苦労な事態も。
一通り補機類を外された元のエンジン。
こちら、載せ替える2リッターの方のエンジンの排気側ですが、上の写真の1.5リッターとエキマニのフランジに互換性無し…
せっかく作ってもらって気に入っていたワンオフのエキマニが装着できません。
仕方がないので、悩んだ結果また作ってもらうことにしました。
この頃今年の2月。
色んなレースが開催の見込みになって部品作ってくれー、と言う話がエキマニをお願いしてる所にも短納期で一気に入ってきたとかで予定はずれましたが、完成して装着して走れるようになったのがこの3月13日でした。
去年の12月22日に預けたので3ヶ月ぐらい入院してたことになります。
ちなみに、今回のエキマニは高回転まで回るNAエンジン向け、と言うことで4-1のレイアウトで見た目もきれいなポリッシュで作ってくれました。
で、初めてまともに動かすエンジンだから、様子見兼ねて2000~3000キロぐらい走ってきてくれ、と言うことだったので、慣らしがてら実家の墓参りしたり
会社の人とツーリングしたり
なんかフォトジェニックなもの食べに行ったり
ご無沙汰の犬吠埼に行ったりしました。
(あそこのGPSアンテナが無くなっててショックでした。大好きでしたのに。)
慣らしが終わってその後、油脂類交換と全体チェック、ならびにECUチューンをしましての結果がこちらです。
おおよそ4速で171.5馬力、21.9kgmのトルクとなりました。
ダイナパックでTFCが1.0でこの値ですので、シャシダイ換算で約197馬力、25.2kgmのトルクということになります。
換算200馬力に若干届かなかったですが、4速ですしまぁ誤差です誤差。
むしろスーチャー一式外して2リッターにすると重量物が車の車軸内側に集まるのでむしろ良いはず!そうですとも!
また、トルクはむしろスーチャー付けてたときよりも出ていて、しかも発生回転数が純正公式値よりもおよそ500~600rpm下の3500rpmあたりになっていて、そこから一度下がって5500rpmで再度だら下がり…という線を描いていますが、あまりこの傾向は無く、むしろ走っていると2000rpm過ぎぐらいから6000rpm手前ぐらいまで加速感が途切れないので、フィーリングはとても良いです。
ただ、ECUチューンしてから300kmぐらいしか走れていないので、今後の学習でどうなるかは継続して経過観察していこうと思います。
とりあえず、やっとアクセルワークと車の動きが気持ちよく連動した、純正と同程度かそれ以上の感覚が戻ってきました。
スーチャーのちゃんとブーストのかかったときのパンチのある加速感も良かったですが、リニアに回るこの感覚がまた手の内に有ることが幸せでなりません。
願わくばこの後ECUの学習で変な方向に行きませんように…
感無量です。
ちなみに、この2リッター化計画、もうちょっと続きがあります。
ちょっと事情により予定がずれ込んでしまったのでそれはまた終わった後に。
乞うご期待!
…というほどの話ではないですけどね。