カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・N-BOXに関するカスタム事例

レンタカー・カーシェアシリーズ 再レビュー編
ホンダ N-BOX(2代目)
続いて乗ったのは2代目のN-BOXになります。2021年に前期、2022年に後期のレビュー載せました。私自身、カスタムの前期モデルを所有していますが、標準モデルはどうなのかを改めて見ていきたいと思います。

2代目N-BOXとは？
『「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という思いを込めた軽乗用車「N」シリーズの第一弾モデル「N BOX」。エアロパーツをセットにした「N BOXカスタム」も用意。ファミリーカーの新たなスタンダードとなることを目指して、プラットフォーム、パワートレインを新たに開発。安全装備や新採用の助手席スーパースライドシートなどの充実した機能を備えた上で約80kg軽量化し、優れた走行性能・低燃費・乗り心地を実現した。「N BOX」のラインアップは、「G」、「L」、「L・ターボ」、「EX」、「EX・ターボ」、幅広いシーンでの使いやすさを追求したスロープ仕様の「G・スロープ」、「L・スロープ」、「L・ターボ スロープ」を用意。全車に、「S07B」型エンジン直列3気筒DOHCにCVTを組み合わせ、アイドリングストップ機構を搭載。今回、マイナーチェンジを行った。エクステリアはヘッドライトとグリルの形状変更により、より落ち着いた表情で親しみやすいスタイルにするとともに、品のあるメッキバーをロアグリルに追加しワイドな基調とした。インテリアは安心感を与えるようなダークブラウンへ刷新し、ホワイト加飾やシート表皮を引き立てるよう深化させた。さらに、安全装備では、全タイプに標準装備された安全運転支援システム「Honda SENSING（ホンダ センシング）」の後方誤発進抑制機能にも用いるソナーセンサーを4個へ増やすことで、後方の障害物の接近を検知しドライバーに注意を促すパーキングセンサーシステムを追加。駐車時などで更なる安心感を得られることを目指した。』
(goo-netより引用)
今回の車両は2020年にマイナーチェンジされた後期型で、電動パーキングブレーキが装着された2021年改良後のモデルになります。一番下のGグレードです。新車価格は144万8700円、四駆が158万1000円です。

外観

撮影のため、少し前に出して撮ってます。フロントは、先代型同様に中に丸を描いたヘッドライトとなっており、丸型のシグネチャーランプが備わります。気のせいかもしれないですが、他の車と比べてシグネチャーランプの光量が暗い気がするので、個人的にはもう少し明るめだと良かったかなと思います。グリルにメッキ装飾が加わり、質感が高くなりました。ただし、3代目で結局無くなりました。サイドは、スライドドアの線に沿ってキャラクターラインがあり、比較的シンプルと言えます。リアは、こちらもバックドアにメッキのガーニッシュが入り見た目はかなり良くなっています。まとめると、私の中では2代目は完成系N-BOXだと思います。初代の標準モデルも中々惹かれるデザインでしたが、2代目でさらに魅力が増しました。その一方で、個人的には3代目には惹かれないです。

内装
ドア側はこのグレードだと全てハードプラです。白色のハードプラが加わっていますが、私個人的にこの内装に白いハードプラは合わないと思います。個人的には一色の方が良かったかなと思いました。内装も、高い素材は無く、ハードプラで構成されています。白色のハードプラがやはり目立ってしまいます。室内照明は豆球です。シートは廉価グレードながらやや固めでしっかりしたシートです。他社だと柔らかいシートが多い中、ここは素晴らしいと思います。実際1時間程乗りましたが疲れませんでした。シートの手触りは普通のファブリックです。シフトはストレート式で、節度感もスズキと比較したらしっかりはしてると思います。エアコンは温度調節がダイヤル式です。カチカチと音がして質感高いです。ただ、ボタン類がピアノブラックなのは個人的には嫌です。ペダルレイアウトは微妙ですね。足をパンと出すとアクセルとブレーキの中間を踏みます。助手席は、20cm〜平手が入らない程と広めだと思います。後席は、スライドドア側は特に質感は変わりません。ドア閉めた際の剛性も軽自動車にしては良いと思います。身長177cmの私で、頭上空間が拳5.5個、足元空間は36cm〜16cmと流石ハイトワゴンです。広いですね。もちろん角度調整もできます。

車幅はボンネットが少し見えるかなという印象です。ワイパーほぼ綺麗に隠れるのは素晴らしいですね。

ペダルレイアウトは微妙でした。給油口はプッシュ式です。

グローブボックスは容量少ないです。もう少し欲しかったですね。

シフト周辺。特に言うことはないです。

荷室
大体ですが幅108cm、奥行き54cm、高さ118cmになります。

後席倒しますと奥行き148cmになります。この状態での車中泊は難しいと思います。前席と後席繋げた方が良いです(私がN-BOXカスタムで車中泊する際はいつもそうしています)。

後席の跳ね上げももちろんできます。結局私はこの状態にしたの殆ど無いです。跳ね上げできなくても良いです。

タイヤ
14インチのホイールキャップです。結局3代目でも使い回されています。銘柄見忘れましたがヨコハマのスタッドレスタイヤ履いていました。

搭載エンジン
S07B型の58馬力、CVTになります。アクセルは特に問題はなく、ブレーキは電動パーキングブレーキが付いた後のモデルは良くなっていますね。3割くらい遊びでそこからしっかり効くので、2代目N-BOX初期型の弱点であったブレーキの制動力の弱さは末期のモデルで改善されています。ブレーキタッチは普通かなと。加速はNAのCVTですと他社より唸る割に加速していかない印象があり、CVTは良くないなという印象を受けます。他社のスペーシアやタントだと低速域でパワーを出す印象があり、街中のみでしたらそちらの方が優れています。反応も2テンポ遅れます。坂道を走るとやはりNAで車重が890kgなのでキツイ印象があります。ターボモデルならもう少しマシにはなるかなと。静粛性は高いですね。ここは素晴らしいです。ただ、ロードノイズが他社よりも若干ですが目立つかなという印象がありました。dBは67前後です。停車時は、シートやフロアに若干振動はありますが気にならないレベルです。dBは53前後です。ハンドルの重さは適度に軽くて扱いやすいですが、そこそこだるさはあるので、車好きには刺さらないハンドリングかなと思いました。サスペンションは素晴らしいですね。ソフトで綺麗に段差を乗り越えていきます。段差が大きくなると流石にドンと衝撃は来ますが、角が無いので不快には感じないです。このサスペンションは良いと思います。後ろの突き上げも抑えていますね。直進安定性は普通です。高速道路は、ハイトワゴンながら性能は十分で、長距離乗らなければNAで十分だと思います。ある程度の速度で3500回転、72dBでした。流石に新東名のような120km区間はキツイと思います。オートブレーキホールドの解除は自然で良かったです。

まとめ
良いところ
・ストレート式シフト 節度感⭕️
・ダイヤル式エアコン 節度感⭕️
・ブレーキが改良前より良くなり改善された。
・オートブレーキホールドの解除が自然。
・静粛性の高さは良い。+0.5点
・乗り心地の良いソフトなサスペンション。+0.5点

悪いところ
・ペダルレイアウト🔺
・CVTが出来良いとは言えない+反応も悪い。−1.0点

評価:5.0点 素晴らしいです。購入推奨。
久々に乗りましたが、ハスラー同様5.0点与えられます。非常に良くできたハイトワゴンで、このジャンルが欲しいならN-BOX選んでおけば間違いないと思います。現行型と悩んだら、先代型を選んだ方が良いと思いますね。