エブリイワゴンのハブベアリング交換に関するカスタム事例
2025年03月18日 17時00分
北の大地に潜伏しているKAI参です。 S15スペックSをベースで制作したDRAG専用マシンでブースト2キロで750psのレース専用車両! 自宅ガレージでコツコツ作業やってます。なので作業ネタが多いです。 2011年より参戦を休止してましたが2023年7月よらレース復帰致しました! S14後期~S15と乗り継ぎ長いことDRAGレースに携わってきたら気が付けばオッサンになってましたw (詳しい仕様は初投稿を見て下さい。) 普段乗りはエクシーガGTとエブリーワゴンです。
エブリイワゴンDA64W ハブベアリング交換をしました。
ついで作業ばかりアップしてきましたがやっとメイン作業です😅
年末辺りから、ハンドルを左に切ると微かにゴーーーって音が…してるような? って事は右ハブくさいなぁ思いながらその後1000キロくらい走る頃には音も振動もかなり酷くなり、嫁が務める整備工場にお願いしていたんだけど車検など忙しいらしく暇がないと💦
従業員の旦那だからなのか、乗る車他にもあるからなのか、いつも後回し😢 しらんけど。
車検の時も1ヶ月くらい戻ってこないし…
このままだと2ヶ月待ちとかになりそうなんで…
痛い肘での作業は極力したくないけどこれ以上待てないし仕方なく自分で作業しました😭
ついで作業も並行して行っていたので既にロアアーム外れていますが、
まず、ナックルごと外さなければならないので不要なものを縁切りして行きます。
予め各ボルトナットは最初に緩めおきます。
ハブのロックナット
ABSセンサー、
ブレーキキャリパー、
タイロッドエンド、
ロアアームのボールジョイント
最後にショック取り付けボルト
の順番で外すのが良いかと思います。
予想通りというか、大変だったのがこのABSセンサー
固着しててすんなり外れません😭
隙間が無く、貫通のマイナスドライバーで慎重に叩きこみ1mmでも浮いたら潤滑スプレー吹きかけジワジワと煽りながらなんとか両側とも外れてくれました😅
ぶっ壊すと意外と良いお値段なのでセンサーを無理せず車両側ハーネスを外すという方法もあります。
ナックルが外れたらプレスでハブを抜きます。
ハブの次はベアリングですがスナップリングを忘れずに外さないとベアリングが抜けないのでスナップリングプライヤーで外します。
同じくプレスでハブベアリング抜いていきます。
自分は38mmのインパクト用のソケットが外径ピッタリだったのでそれで抜きました。
最初の一発目が硬いですが動き出せば楽勝です👍
抜く前にケーシングにガストーチで熱入れてからのほうが良いかもです。
左右とも分離完了です。
ベアリングはやはりR側はもの凄くゴロゴロでした💦
L側はまだ音は出てないけどそれなりにゴロ付感がある状態でどの道ダメでしたね😅
抜いたハブに圧入されているベアリングのインナーレースがもれなく付いてくるので外します。
今回買った特殊工具はコレ!
ベアリングプーラー
サンダーで切っても良かったんですが
使ってみたかったんでAmazonで4000円位の安いやつ購入(笑)
プーラー良いですねコレ!
十分良い仕事してくれました👍
もう出番無いかもですがw
今回用意した新品部品 ベアリングは当然ですが、ほかスナップリングとハブロックナットも新品使いましょう。
他、ロアアームとデフのオイルシール追加で部品代は計15000円くらいですね。
では新品ベアリングの圧入です。
5mmほど中に入り込むので抜いたベアリングを重ねて打ち込みました。
最後の数ミリがキツイのでトーチで温めながらの方が入り易いです。
ベアリングを打ち込み終わったら抜け止めのスナップリングを入れます。
次はナックルにハブを圧入していきます。
分かりずらいですが、万が一圧入時に新品ベアリングのインナーレースが飛び出て来ないように、先程外したインナーレースを当てて圧入しました。
全然違いますね👍
圧入が完了したら後は元に戻していき各部規定トルクで締め付けて完了
ハブロックナットも規定トルクの175N.mで締め付け
まぁ多少オーバートルクでも大丈夫ですけどw(小声)
ロックナットのカシメをしっかり叩き込んで全行程終了です。
交換後はスムーズだしめちゃくちゃ静かになりましたね😄
ついでにロアアームを交換したことで
直進時のフラつきと変なグニャグニャ感も無くなり快適になりました👍
ただ…肘がちょい悪化した~クソー😭