タクヤン・カンチェラーラさんが投稿した写真好きな人と繋がりたい・一眼レフ・ロッキーに関するカスタム事例
2020年04月10日 22時00分
CX-5(KE)からRAV4アドベンチャーへ乗り換えました。 趣味のキャンプとカメラを中心に。
今回は超長文です。
暇な方だけ読み進めてください(笑)
今回もカメラの話…
あるものを上達しようと思ったら
原理や構造をまず理解すると上達スピードも早いです。
カメラはレンズから被写体が放つ光を取り込んで
カメラの中のセンサーに当てて絵を描いていることをまずよくイメージしてください。
そして普段撮るときはAモード(カメラによってはAvモード)で撮ってみてください。
Mモードのほうが難しいと思わるれかもですが
全て自分で設定決めるのでなんとでも撮れてしまいます。
Aモードは取り込む光をコントロールする3つの要素
シャッタースピード
F値(絞り)
ISOのうちF値とISOを自分で決めてシャッタースピードをカメラに任せるモードなので
設定を間違えると撮りたいように撮らせてくれません。
これが修行です(笑)
カメラは賢いのでピントを合わせたところの明るさから自動で適切な写真としての明るさを判別して
シャッタースピードをコントロールしてくれます。
では一枚目。
2台でコラボしに行ったときに並べて撮りたいという場面(笑)
何も考えずにF1.8で撮りました。
ISOは100。
後で出てきますがカメラで設定できる値の一番小さい値にするのが
自分の中でのISOの基本です(少し乱暴な言い方ですが)
前回の投稿を覚えてる人はわかると思いますが
Fを小さくする(絞りを開放するといいます)と
後ろがボケてしまうんですね。
ではFを大きくして後ろもボケないようにしてみましょう。
F5.6で撮りました。ISOはもちろん100
同じところにピントを合わせているので
カメラが自動的に明るさを判定してくれており
明るさは同じまま、後ろが少しはっきりしてきましたね。
でももっとはっきりさせないとなんの車かわかりませんね。
これじゃコラボ相手に怒られます(笑)
では思い切ってFを14にしてみましょう。
ここでもISOは100です。
あれ?手ブレがすごいですね。
それには理由が。
これまでFをどんどん大きくしてきました。
ぼかしたくないので当然です。
でもこのときレンズの中である変化が起きています。
Fを小さくすることを絞りを開放すると言いましたが
Fを大きくすることは絞りを絞るといいます。
文字通りレンズのなかの可変する穴が絞られて(すぼんで)いたのです。
すぼむとどうなるか?
カメラの中のセンサーに当たる(レンズを通して入ってくる)光が少なくなるんです。
でもカメラは賢いので前の写真と同じ明るさにしようとします(ピント合わせる位置を前の写真と変えてないので)
ではそのときどうするか?
カメラ任せにしてあったシャッタースピードを遅くしてより長くセンサーに光を当てようとします。
ただその光を当ててる時間にカメラを動かしてしまうとこのような写真に…
これが手ブレの仕組みです。
ではどうするか?
こうなったときに初めていじるのがISO!
こいつはいわばブーストのようなもので
機械的に光を増幅させて(明るくさせて)しまう魔法の設定です(笑)
この写真はFは変えずに(F14)ISOを1000にしました。
100か1000!
これはめっちゃ光を増幅させますね(笑)
でもカメラは適切な明るさを知ってます。
むやみに明るくしないです。
ではどうなるかというと、シャッタースピードを早くするんですね。
ISOで増幅されてるから少しだけシャッターを開ければ
目的の明るさになるんです。
シャッタースピード早くなったので
手ブレもしてません。
これでようやく後ろの車がコペンだということがわかり
目的の写真が撮れたと言えるでしょう。
ではそんな魔法のISO。
ガンガン上げればいいんじゃない?
今のカメラの性能だと50000とかまであげられます。
でもそこはブーストの弱いところ。
やはり無理をかけてます。
エンジンならブローしてしまいますが
カメラはブローしません(笑)
その代わりノイズがでます。
この写真のようなザラザラの写真です。
形だけ判別できればいいようなときに
なるべくシャッタースピードを早くしたいときなんかはこれでもいいですが
せっかくのコラボ写真はこれじゃ嫌ですよね?
なのでAモードのときは
どんな明るさで撮りたいか?
背景はぼかしたいのかそうじゃないのか?
手ブレは許容できるのか?
ノイズはどこまで我慢できるのか?
というのをひたすら考えながらとる必要があります。
こう言うと難しいですがデジカメなんて
カード容量内で撮り放題なので
何回も試してみればいいんです!
ちなみにAモードで撮っていてもISOがオートになっていることもあるので
画質にこだわりたい人はオートで上がらないように
ISOを固定してあげてください。
今回はAモードのときのISOの振る舞いを紹介しましたが
シャッタースピードも自分で決めるMモードのときは
ISOを変化させるとシャッタースピードを上げずに
写真をどんどん明るくしていきます。
カメラにシャッタースピード任せてないので
適切な明るさも撮影者に委ねられるということです。
この辺はまた次回にでも。