waka_cielbleuさんが投稿した空冷ビートル・鈑金塗装・叩き出しに関するカスタム事例
2024年05月29日 01時06分
シャーシ以外相当ダメダメな個体でしたが現状購入、板金以外の外装・内装・機関系ほぼ全てを夫婦でリペア、カスタムしました。 仕事は元々メカニック、現在はアウトドア、デザイナー、アートディレクター、クリエイター、プロダクツアドバイザーなどとメカニックから広がる様々な事をしています。 VanLifeStyleビルダー第一人者としても活動。 現在BSジャパネクストで毎週金曜22時〜23時放送中の「THE CRAFTSMEN」に夫婦でレギュラー出演中です。
次女が住宅街の狭い狭い曲がり角を見誤って右折中、右後ろのフェンダーとランニングボードを電柱に巻き込んだと電話が。
近所だったのですぐに向かうとフェンダーは写真の通り、ランニングボードもクシャっと下向いてました。
ここ半年くらいYOUTUBEで板金塗装ばかり観てたのと、3日後には乗る予定がと言うので一か八かやってみる事にw
とりあえずヒートガンで炙りながら何種類かのトンカチと鉄を削って作ってみた当て金を使って見よう見まねでトントンやってみました。
写真はとりあえず復元方向に進んだ時の図。
動画観てて、なんで周りをちっちゃいトンカチで軽く叩くんだろうと思ってましたが、やってみると原理がなんとなく分かったような…
温めては叩くを繰り返して、素手で撫でて凸凹が無くなるようにひたすらトントン。
普段の木工仕事で指先の感覚は冴えてるのでそれを頼りに納得いくまでやってみました。
難しかったのはフェンダー下部のカーブ。
左側を見ては叩いてランニングボードの接合部のアールに近づけました。
もう一つ心配だったのはそもそもの塗装に厚盛りパテの層がこんな盛る?って程入ってた事。
ただ全部剥がしてやり直す度胸も無かったので、少しだけ大きく塗装を削って後は何とか帳尻合わせるしかねーなと。
厚盛り2回薄付け3回くらいで手触りが自然なアールになったので、サフェーサー3回塗りから水研ぎで600→800→1000と頑張り3日目朝から塗装に入りました。
塗料は前オーナー時に何の白に塗ったか分からなかったので、剥がれた塗膜の大きめを持ってオートバックスに。
そこで色見本と睨めっこして同じだと思われるトヨタの白とボカシ剤を購入。
結局4回塗りでいい感じになったのでとりあえずは完成しました。
磨かなくてもなんとなくいい感じだけど、6月入って仕事が落ち着いたらポリッシャーでもかけてやろうかな。