190シリーズのリヤキャンバー立てる・キャンバー調整カム・タイヤ内減り・リヤマルチリンクに関するカスタム事例
2022年06月05日 16時26分
所沢の師匠のところにお邪魔しています。
いつもの風景ですがお仲間がたくさんいます。
先週から続けているリヤキャンバーアームの加工です。
自宅では出来なかった作業を行います。
貴重なアドバイスとサポートをいただきキャンバーアームに調整式のカムを取り付けました。
これでキャンバー調整が出来ます。作業としてはブッシュを外して入れるだけなの
ですが自前では少しむずかし所が有りました。ありがとうございます。
既存のキャンバーアームを外します。固定ボルトは二面幅18ミリ、ボルトは
トリプルスクエア12ミリです。最初は珍しいサイズに驚いたものです。
MB曰く適切なトルクに導くためサイズを指定しているとの事です。
マルチリンクの作業をされる方は少ないと思いますが16、17、18、19のナット
に対応する工具とトリプルスクエアの各サイズをご用意されると良いと思います。
調整カムの付いたブッシュを締め込んでいます。
カムの位置で外側へ張り出したり引っ込んだりします。
1Gの高さにリヤハブキャリアを持ち上げて仮固定します。
タイヤを付けて前後に動かして落ち着かせます。何度か繰り返して
希望のキャンバー角に合わせていきます。
調整が終了しました。
今回の作業は少し下げた車高に対するナチュラルネガティブキャンバー
の緩和が目的です。スタンダードではリヤキャンバーの調整が出来ないため
このような社外品を用いてキャンバーを起こしました(立てました)
数値として2.5°→1.6°へと減少し、張り出し幅ではホイール上端と下端の
距離差が21ミリ→13ミリへと少なくなりました。
調整式ですので今回の作業とは逆にキャンバーを付ける(寝かせる)事も出来ます。
見た目は寝ている方が優位ですがどうでしょうか?
タイヤの接地面確保と内減りの防止に役立てば幸いです。
今回の作業でリヤのアライメントがトーインとなっているものと思われます。
その調整は次週に行います。