hahnさんが投稿したAT修理・500Eに関するカスタム事例
2025年01月29日 13時02分
15年くらい前の画像が出て来たのでアップします。
お世話になっていた鈑金屋さんのお友達のW124 500EのAT修理を頼まれた時の画像です🤔
ATFの色が黄色で見た事なかったのですがフックス製らしいです。
機械式ATの修理って主にピストンシールとディスクの交換なんですね。
ATの修理って何か神格化されていてプロの整備士でもよくわかってない方が多いのですが実際はそんなに難しくありません。
キッチリバラしてシール、クラッチ交換して組むだけです。
画像を見ての通り工場の軒先で修理してましたしね😅
バルブボディはゴミが廻ったりしていない限り普通バラさなくても問題ないです。
コレはバラさなかったのでキッチンペーパーをかけて取り付けまで保管でした。
バルブボディのフランジャーシールは普通のゴムではないので損傷しないんです。
ATの修理屋さんもOHと言っておいて問題無ければバラしませんよ😭
バラす時はアクリル板を載せてチェックボールやバルブの位置を書き写します👌
プランジャーを抜く場合は各スプリングの場所を絶対に間違えてはダメ🙅
このスプリングの強さでシフトの入りやシフトダウンのタイミングを決めてますから😩
フリクションディスクです🤔
新油に浸してフェージングを馴染ませてます。
大きめのディスクなのでリバースだと思いますが右が新品。左ディスクが使用済。
フェージングは山が無くなってすり減ってますね😵💫
これくらい減るとリバースピストンに充填されるのに2〜3秒くらいかかるよりになります😱
実はコレくらいの摩耗が限界でして、コレ以上減ると物理的にリバースピストンハウジングとK1クラッチドラム(1、2速のクラッチ)接触し始めてリバースに入れると"カリカリ"と音が出るようになります😭
さらにコレ以上使うとリバースピストンのスプリングリテーナーが変形してスプリングがバラバラに外れ、、、、、です😱
音が出始めたら即修理に出しましょう🙆
これは最初の行程、オイルポンプと一体になったリバースピストンハウジングを抜いたところですね😅
バック出来ないトラブル修理はこれ以上バラす必要なかったりします。
更にK1クラッチドラム🥁を抜いたところですね。
コレを外す場合にはブレーキバンドをフリーにする必要があるので1工程増えますが、オイルパンさえ外さず主要な修理が出来ます🤔
722.3〜5のトラブルは負荷の大きい低いギアの部品の摩耗、損傷が殆ど。
ここを治しておけばかなりの延命が出来ます。
オイルポンプとリバースピストンハウジングです。
シールとOリングの交換が修理なんですね。
機械加工やメタル合わせなんて無いのでエンジンに比べたら難易度は低いと思ってます。
ただしリフトが無いと積み下ろしは難しいねぇ
😩
コレは後期の722.3に採用されてるブレーキバンドの自動調節をリセットしてるところ😩
クリップを外すの適切な工具が無く極小のスナップリングプライヤーを使って外します、、、ブレーキバンドを交換する場合は必要な作業になりますね😵💫
トランスプレップ、、、多分主成分はワセリンかな?市販のワセリンで代用出来るかと😅
リップシールを組む際にシールを落ち着かせたり、チェックボールやテフロンシールを固定するのに使います👌
粘度の違うグリーンもあります。
AT修理屋さんしか使わないので市販では見たことないかな?
ebayでは売ってますが😅
後は積んで終わり、、、、ですが、500E等のV8はリアのクランクシールを打ち込んでいるケースの緩みでオイル漏れします。
先にクランクシールを抜いてケースをオイルパンのパッキンを切らないように浮かせ液体ガスケットでシールし、固定。
新しいクランクシールを打ち込み終了です😩
V8はダウンパイプ外したり余分な行程が多いですがベルハウジング周りが広くアクセスしやすい車と言えますね。