アルトバンのHA25V・アルトバン・ドリンクホルダー・流用カスタム・アルトに関するカスタム事例
2025年02月03日 00時32分
商用車というものは往々にして不便な造りである___。
クルマ好きには広く認識されている共通の思考であり、HA25アルトとて例外では無い。
セダンモデルであるHA25Sには全グレードで採用されておきながら、Vグレードになると突如として消え去る便利機能がある。
それがコレ、純正ドリンクホルダー。
実はHA25Vだとここがただのパネルになっており、裏側に取り付けるスペースが有りながらもホルダーが装備されない。
わざわざレスモデルの型を作るくらいなら、全部ホルダー有りで統一した方がコスト削減では無いか?といった疑問はあるが、それを言い出すとキリがないので。
ところで、このドリンクホルダー。
ヤフオクで手に入れたのだが、納車から今日まで探し続けて苦労した末にようやっと手に入れた代物。
え?
ヤフオクに純正ドリンクホルダーなんて死ぬほど叩き値で売られているって?
では、コレを見ているそこのあなた。
ちょっと記事を閉じて、ヤフオクで検索をかけてみて下さい。
「HA25 アルト ドリンクホルダー」
どうです?
たくさん出て来ましたね。
でも本体ばかりじゃないですか?
先程も申し上げましたとおり、Vにはホルダーの穴すらありません。
故に、ドリンクホルダー単体では役に立たないのです。
ドリンクホルダーを収めるパネルごと手に入らなければ、
きったない穴をぶち明けて無理やり取り付ける、恥晒しみたいな事をせねばなりません。
このパネル付きがまぁ出てこない出てこない。
みんな廃棄しちゃうんすかね?
ちょっと考えればわかる事なのに...
と言うわけで、前置きが長くなりましたが
今回はHA25VにHA25Sの純正ドリンクホルダーを流用して行きます。
まずこのパネルを外す。
ネジはありません、スズキですから。
指のパワーだけでバチコーンといったれ。
スズキのクセに割といろんなとこを外さなきゃいけないようで。
全部じゃなくて良いのでメーター上も外してずらしてやります。
ここは指かけるとこ無かったんで内装剥がし使いました。
スズキ車如きに使うのなんか悔しい。
テメェ、この野郎。
スズキのクセしてどこまでバラしゃ外れんだ、ホンダのマネ事はエンジンだけにしろぶっ○すぞ。
(訳:エアコン横のパネルも外しましょう)
外れましたね、そしたら光軸調整用コネクタを外して、元のパネルはおさらばです。
ホルダーについて来たスピードナットを車体側に取り付けます。
無かったら多分市販のスピードナットでも行けますよ、特殊なモンじゃないからね。
で、今回謎が解けなかった部分。
このドリンクホルダー、
仮にですが、ホルダーA部と車体に取り付けるホルダーBに別れるんですよ。
で、
Bをまず車体にナットで固定
↓
パネル取り付け
↓
最後にAを差し込む
って構造なんです。
つまりナット固定のためにABを分離する必要があるんです。
(分離しないとBのナット取り付け部をAが邪魔するから外すのは必須)
BからAを抜けないようにロックしてるのは赤丸の部分。
こいつが引っかかり、引き出した時に抜けないような構造です。
最初は押し込みながら外すのかなと思ってたんで気にして無かったんですが、、、
元メカにはわかる。
コレは押し込めるような構造では無い。
根本にスプリング的なものもなく、プラスチック直結のガチガチもの。
指で押してはみたもののビクともしません。
しかし、絶対にココ以外にロックは存在しないためグイグイと外そうとした結果...
折 れ た 。
整備士時代を思い出す。
客の車じゃなくて良かった。
というか、現役時代だったらそもそも力任せに強行しない。
が、折れたおかげでAとBは分割出来た。やはり私の考えは合っていたはずだ‼️
どうやって外すのが正解だったのだ⁉︎
有識者教えてください、あれはどう外すのが正解なのだ。
それから、
コレから流用を考えてこの記事に辿り着いたキミ、俺の二の舞になるな___ッ‼️
しょうがないからアロンアルファとゼリータイプの瞬間接着剤で無理くり固定しましたよ。
おいスズキ、まさか一度差し込んだら以降の分割は考えてませんなんて言わないだろうな...
気を取り直して、 B部を固定しましょう。スピードナットを付けたビス三箇所です。
光軸の配線も忘れずにね。
エンジンとかなら書くけど、こんな簡単なパネル類に組みの手順まで要らないでしょ。
必要なレベルの方は自分で車触るの今すぐ辞めましょう。
全部組み上がったら、エンジン掛けてヘッドライトを点灯し、光軸のダイヤルが正しく機能するか確認してね。
たまに死んでる部品が付いてるのが、
チューニングショップ ヤフーオークションだから。
と言うわけで、無事にインストール完了です。
流石純正、自然な仕上がり。
アロンアルファで固定した部分もとりあえず大丈夫そうです。
(心配なのでホルダー単体を別で一つ買いました。次こそは外し方を見つけてみせる)
モンスターとかの細い缶がセンターコンソールのホルダーだと、ブカブカで暴れるんですよね。
このタイプのホルダーだとソレが抑えられるから非常にありがたいんです。
やはり純正流用、魅力やね。
さりげなく機能を充実させていくのも、
チューニング以外の車いじりの楽しさの一つです。
こういったささやかな楽しみを忘れずに、歳をとっていきたい。
みつを。