ランサーエボリューションのサイレントシャフトに関するカスタム事例
2018年02月07日 19時58分
サイレントシャフトレス
4G63エンジンには、サイレントシャフトが2本ありまして、クランクシャフトから発生する振動を抑える役目をしています。
しかし…駆動力には全く関係ない部品で、かつベルトを介しているので、駆動ロスになります。
つまり、このサイレントシャフトを外す事で、レスポンスUPと、軽量化が期待出来ます♪
2年前のエンジンOH時、せっかく分解されているなら、今のうちに取り払おうと考えて、2本とも撤去して貰いました。
CAPSを見ての通り、サイレントシャフトは2本ありまして、エンジン後方側のシャフト(03610-R)は、クランクプーリーと繋がっているギアを、バランサーベルトを介して回転させています。
もう一本のシャフト(03610-L)は、CAPS上では単独に描かれていて、一体何処と繋がっているかと言うと…
実は…オイルポンプと関わりがありまして、フロントケース裏側に、緑で囲ったギア(04016)が有りまして、このギアに、上記のサイレントシャフト(03610-L)が繋がります。
このサイレントシャフト、ただ単に外せば良いものではなく、エンジン内部にも加工しないとならない部分がありますが、ここはショップさんのノウハウに関わるため、加工方法は企業秘密です。
私のエンジンの場合、振動は微々たるぐらいで、信号待ち等でのアイドリング状態で、少々振動が大きくなった程度で、苦痛に感じること無く、かつ実際にレスポンスが改善されたのを確認しました。
現在のところ、サイレントシャフト撤去によるトラブルも無く、非常に調子が良いです♪
では…サイレントシャフトレスは、皆さんにオススメ出来るかと言えば……『No』です。
理由は、私のエンジンがたまたまサイレントシャフトを外しても、バランスが保てて良い状態だから効果を発揮していますが、エンジンの個体差があって、モノによっては、壊れそうなほど…酷い振動に悩まされて、わざわざサイレントシャフトを戻した人もいました。