BGFKさんが投稿したカスタム事例
2024年12月12日 09時30分
オーディオメインです♪スペックじゃなくて音を語ろう♪音じゃなくて音楽を語ろう♪語るのでなく音楽を感じよう♪
おはようございます
昨日改造ZR360を2基搭載してかなり手応えのある結果で、特に一台は不具合をリカバリーしてというだけに充実感も大きく、
また出力段パワートランジスタの音はMOSFETとは違うベクトルで良さがあるのではという認識にもなり、
KICKER ZRが何度目かのマイブームになりそうな朝
前置きが長くなりましたが、
KICKER ZRの基本回路って、同時期の国産アンプ例えばSONYのXMシリーズと比較して、「思想が違う」と言わざるを得ないような内容で、もちろんほんの少ししか理解出来てはいなんだけどすごいんじゃないかな、と思ったりしている
これはZR1000ので、パワーの違う同シリーズのと基本構成が同じなんだけど、
自分が凄いと思ったのは
メイン回路はDCアンプになっていること
メインのフィードバック回路にカップリングコンデンサがなく、DCも増幅してしまう
こんなのは国産汎用アンプではあり得ない
ZRではその代わりに、DCサーボ回路が入っていて(上のあたり)
参考としては
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/03/dc-fa68.html
超ローエンド成分のみを増幅するというもので、
ZRではここが逆相アンプになっていてそれが入力部の頭に入ってくる
そこでDC成分が打ち消されて結果としてDC増幅がかなり抑え込まれる、という内容になっている
もちろん定数的な理解までは出来ないんだけど、発想はそういうことだと思う
やたらめったらにカップリングコンデンサがてんこ盛りな当時国産アンプに対して、レスポンスや抜けの良さを実現していた一つの回路的なアドバンテージがあったと思う
もちろん、DCアンプなので壊れやすいというデメリットもあったと思う
なんとかタイマーと言われるSONYのでさえ、XMアンプで壊れてジャンクで流通する個体はあまり見ない
それに対してZRなどは本当に簡単に壊れる