ワゴンRスティングレーのスティングレー mh23s・エンジンヘッドカバーガスケット交換に関するカスタム事例
2023年09月04日 19時05分
今回は
エンジンヘッドカバーガスケットを交換していきます。
必要な物
ショートタイプのプラスドライバー
10ミリ、8ミリ(※8ミリはラチェット推奨)
エンジンヘッドカバーガスケット(三和VC210)
液体ガスケット
ウエスやパーツクリーナー等
・まずは、エアクリーナーの横蓋を避けておき、10ミリ2本(オイルゲージ横、エアクリ右下)を外し、スロットルホースのプラスネジを緩め、エアクリーナーBOXを取り外します。
・その次に、イグニッションコイルのカプラーを取り、固定されている10ミリ3本を外し、イグニッションコイルを取り外します。
・最後にオイルゲージを外します、
これで下準備は完了になります。
エンジンのカバー8ミリ合計9本のネジを全て取り外すのですが、素材が違う可能性があるので極力同じ場所に戻すようにしてください。
8ミリ9本全て取り外すと、ヘッドカバーが外れます。
古くなったエンジンヘッドカバーガスケットを取り外します。
車体によってはボロボロで張り付いたまま取れなかったりしますが、これをなんとか引き剥がしていきます。
ゴムの劣化は走行距離関係ないので、大体の車両は指でつまむとパリパリ割れるような状態になっているかと思います…
エンジンヘッドカバーの裏側です。
スラッジが付いています。
気になる方はパーツクリーナー等で綺麗にしても良いと思います。
エンジンヘッドカバーに新品パッキンをはめておきます。
エンジンヘッドカバーとの接触面、プラグホールをなるべく綺麗に清掃しましょう。
オイルはまだいいのですが、古い液体ガスケットが残っているとよくないです。
さて、エンジンヘッドに戻ります。
液体ガスケットを塗布していきます。
液体ガスケットはホームセンターなどで売っているもので充分です。
画像の赤丸が液体ガスケットを塗布する指定場所です。
左側赤丸のエンジンの繋ぎ目に関しては非常に大きな個体差があり、段差が指で触ってわかるぐらいであれば多めに塗ることが必要かと思います。
エンジンヘッドカバーを戻します。
8ミリ9本を締めていくのですが、適当に締めてはダメです。
画像を"参考"に中央から対角線上に広がるよう締めてください!
そこまで固く締めなくて良いボルトです。
元通りに組み立てていきます。
イグニッションコイル…ボルト3本締めて…カプラー…
スロットルホースにエアクリを刺して…プラスを締めて…
エアクリのボルト2本締めて…横蓋…
あとは完成!
液体ガスケットによって違いますが、30分ぐらい放置してからのエンジン始動をお勧めします。
プラグホールにオイルが漏れている人は早急にエンジンヘッドカバーガスケットを交換してください。
プラグホール周りのゴムが完全に劣化すると、プラグホールにオイルが溜まって点火不良になり、触媒等が異常加熱します。(これが唯一外からわかる危険信号)
プラグホール周りのガスケット部分が最も熱が入る場所ですが、外見では全く劣化具合がわかりません。
ヘッドカバーからオイル漏れを起こす前に、プラグホールがオイルで浸るはずですので、予防整備的な意味で、こちらを交換しました。