AP1kさんが投稿したS2000・AP1・インプレに関するカスタム事例
2024年02月10日 22時44分
S2000とクラウンマジェスタとYZF-R1に乗っています。
兄のS2000に久々に乗りたくなったので、借りて乗ってみた。
めちゃくちゃ素晴らしい、MR-Sがスポーツカーとして上回っているのは、入力に対する車体の応答性能と旋回性能、トラクションだか、S2000が劣っているかというとそうではない。
まず、F20C超高回転ユニットはフィールが精密で、いかにも低フリクションの雰囲気。4気筒のくせに嫌な振動がない。
このS2000は、排気系は、ASMの等長エキマニでトルクアップされている上、サクラム製ASMサイレンサーで、淀みなく、コモリ感もなくシルキーな粒の細かく揃った音質で最高。
エンジンは、確かに低速トルクはないし、今どきのスポーツカーよりパワーも無いのだが、それは単純に常用域が上なだけで、トルクがないわけではない。
13万キロ近く走行しているが、滑らかに9000回転まで回る。60−80km/hくらいの速度域でも楽しめる。めちゃくちゃ気持ちが良い。
このS2000には、ASM性の補強パーツがコンプリート(サブフレーム以外)されており、ボディ剛性が高まっている。
1200kg台に収まる車重とフロントミドエンジンによる重量バランスの良さ。軽快かつ重厚感の同居したロールの少ないハンドリング。
ハイXボーンフレームが通っているとても狭い車内だが、オープン時MR-SやNANBロードスターでわずかに見られるフロントバルクヘッド、Aピラーの共振なんて無縁。
ボディはただただ硬い。剛性感は、クローズドボディの86やケイマンより硬い印象すら受ける。
超ショートストロークの6速ギアボックスは、シフトリンケージが短く、極めてダイレクト。縦置きエンジンとトランスミッションがドライバーの操作に高い応答性を示す。ブリッピングがバチッと決まり、とても気持ちが良い。
このS2000はワイヤスロットルのAP1-200、
まさにエンジンと手が直結して、精密軽快なDOHC-VTECの回転を自由自在に操作しているかのよう。
メーターは機能性を重視しながら、レトロなLEDバーグラフで視認性も良好。
空調やオーディオ操作系はドライバーを向いており、内装はデザイン性よりドライバー最優先、まさにコックピット。
やはり、AP1後期は至高。9000rpmの符号性、ワイヤスロットル、電子制御はABSのみ。アナログ的スポーツカーの極み。鈴鹿産AP1-200、珠玉の逸品。
S2000乗りは、是非是非長く大事にして欲しいと思う、このスポーツカーは一生物、どんなに高性能なスーパーカーがあろうが、S2000は、唯一無二。
MR-Sがあるから、譲り受けるには駐車場スロットが不足しているが、次期マシンはこのS2000にしたいと思う。