GRヤリスのフロントLSD交換・ベアリングレース打ち替え・手が四本ひつようでした。・ケース内は完成?に関するカスタム事例
2021年05月29日 08時19分
CTの皆様、いつも適当な整備記録をご覧くださり誠にありがとうございます。
昨夜も作業を楽しみました。
備忘録を兼ねて投稿です。
19時過ぎに仕事を終え、自宅へ戻り作業準備。
頼んであった部品を『とむぽんくん』が自宅まで持ってきてくれたので部品確認をしてから油圧プレスを使ってベアリングを圧入から作業開始。
ベアリングインサートスリーブ治具を使って最初に左側から圧入。
次に右側のベアリングを圧入。
次にこれ(名前分かりません)の内側(接する面)を油まみれにしてから圧入します。
しっかりと圧入できました。
デフサイドベアリングのインサート完了。
次にこの中へオイルシールをインサート。
その前にオイルをたっぷり塗布。
オイルシールを定位置へ入れる為、30ミリのソケットがピッタリサイズだったのでSSTとして使用し、ハンマーでコンコン。
しっかりとインサートできてます。
ここは最後まで入れちゃうのではなく中間地点に止めておく必要がある結構重要なポイントです。
先日の投稿で書いた例のベアリング。
3ヶ所にスプリングと鋼球を入れました。
(赤丸部分に球が見えてると思います。)
ここは二人作業。
とむぽん君が球を押さえてくれる間に私がギアをスライドさせ球を閉じ込めました。
取り敢えずケースにデフ玉を入れてみます。
収まりヨシ!
確認できたので一度取り出して。。。
ベアリングレースを打替えます。
ベアリングインサート治具を使ってベアリングレースを圧入。
ミッションケースにベアリングレースを取り付けたのでデフ玉をインサートをして回してみます。
実にスムーズに回ります。
デフ玉だけ入れてケースを仮締め。
デフ玉のバックラッシュ、スラスト方向へのがたつきなどを確認。
問題ない為、もう一度ケースを外します。
さあ、いよいよ本丸。
ここは四本の腕でも足りないくらい難しくシャフト間とデフ玉が知恵の輪となっており、戻すのに1時間掛かってしまいました。
ミッションを触ると油だらけの手となり、カメラは持つことができず。。
先ず、アウトプットシャフトをデフ玉と歯車を合わせ取り付けます。
次にインプット側を取り付けます。
最後にアウトプット2シャフトを取り付けてシフトフォークも同時に取り付けます。
最後にリバースアイドラギアを取り付けます。
いきなりシャフト類が載った写真でスミマセン。汗。
記録として4方向から撮影。
シフトフォークも同時インサート。
バックギアをケースから通しボルトで固定する向きに合わせて取り付けます。(赤矢印)
赤丸部分にボルトが入る穴があるんです。
峠は越えた?
ケースを被せた時、インプットシャフト上部にある溝(赤矢印)へeリングを取り付けるのをどうするか?課題はあるもイメージトレーニングをしながら考えてみます。
ミッションケース内はこれで完成のはず。
ケースを接合する前にもう一度チェックしてから、液体ガスケットを塗って合わせてみよう。
現役整備士の『とむぽん君』いつも手を貸していただきありがとね。
今日も楽しみながら進めれたら嬉しいな♪