アルトバンのSIRAKOBATO魔洗車・グラウンドエフェクト・重心・トーションビームエアロカバー・センターポンツーンに関するカスタム事例
2022年07月01日 06時35分
峠の下りを
速度を落とさずスイスイ走れる
“連峰の白い悪魔”
魔改造アルトバン
さすがに、もう歳なので
最近はゆっくりと一定速で
峠下りているのですが
(横 G が凄くて全開では疲れてしまうのです)
その魔改造アルトバンの秘密
空力による重心の変化について
アルトの中央断面図です
アルトの中央断面図
そして空気の流れを想像してみると
とても良い形なのに気づきます
基本的にアルトは空力学的に
とても良いデザインなのです
アルトを設計した人は凄いなあ
でも実際には
リアのバンパーと
ガソリンタンクとサスペンションの
段付きによって
生産型のアルトは
空力的に完成してないのです
そこで魔改造アルトは
バンパーに穴を開け
(1枚目の写真です)
サスペンション後方の段付きには
整流板
トーションビームエアロカバー
天井と横の部分には
ボルテックスジェネレーターと
空力改善テープ
以上の空力チューニングをして
設計者が思い描いた
理想的な空力を
流線形に近い形を実現しているのです
写真はトーションビームエアロカバーです
上の図では
流速がアップすると書いていますね
流速がアップするということは
地面効果
グラウンドエフェクトが生まれるのです
グラウンドエフェクトとは
過去 F 1にあったウィングカー
写真はロータス78です
このロータス78は
赤い丸のサイドポンツーン
ここの部分の中身が
翼を逆さにした形状で
床下でダウンフォースを起こしているのです
このダウンフォースはあまりにも強烈で
当時のアルミハニカムモノコック
の強度では
支えきることができず
よくリタイヤしていましたよね
それほどの強烈なダウンフォースを
床下で発生していたのです
床下の空気の整流による
流速アップ
それはグランドエフェクト効果と相まって
見た目以上のダウンフォースを発生する
そのダウンフォースの力は
床下で起こるために
車全体を床下で引っ張る方向に
その力は床下で発生するために
車の重心を低くする効果があるのです
重心が低いということは
車の傾きを押さえ
また、横揺れを少なくします
その効果は
タイヤへの荷重変化が少なくなる
荷重変化が少ないということは
コーナーで安定して曲がれるということです
写真はロータス23です
ぺったんこですね
これは車高を下げることによって
重心を低くしようとしたデザインですね
魔改造アルトバンは
床下の空気を綺麗に流すことによって
重心を下げ
コーナーを安定して曲がれるように
チューニングしているのです