CYBERさんが投稿した現代妖怪図録・夜行さん・高尾駅・八王子に関するカスタム事例
2024年08月15日 18時36分
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現代妖怪図録
その11
夜行
東京都八王子市には首無しの馬をお供に、戦国時代のお姫様の格好をした少女の妖怪に遭遇した! との話が現代でもたびたび報告されています。
そう! 彼女こそ八王子の妖怪、『夜行さん』です。
戦国時代、八王子のとあるお城が数多の敵軍に包囲され、いよいよ落城という状況になってしまいました。
城主及び主要な武士は不在で城内におらず、この段階で家臣一同は、このまま全滅となるわけにはいかぬと、一族の末娘の姫をなんとしても逃す為の手段を模索します。
そして、城内に残る最も俊足の馬に姫を乗せて中央突破で敵の包囲網を突破する作戦が立案されたのです。
決行するは深夜! 闇夜に紛れ駿馬は最後の希望の姫を乗せ走り出します。l
だが、この試みは敵側に察知され、敵軍一の武士
が巨大な大剣を向かい来る姫の乗馬に一閃!あわれ、頼みの供馬の首は闇夜の空へ飛んでいったのです。群衆は喝采!誰もが此度の戦の勝利を確信しました。
しかし、勇馬は倒れるどころか。ますます力強く加速してゆき、ついには大地を離れ夜空へと消えていったのです…
東京都八王子市高尾町 にある高尾駅はJRと京王線のターミナル駅であり、東京駅1、2番線を起点とする中央線の終着駅です。(そこから先の神奈川、山梨を経由して名古屋駅まで行く路線は中央本線と呼ばれます)
名前も由来はズバリ、年間登山者数世界一の高尾山からです。(けど最寄駅は京王線に乗り換えて一駅乗った高尾山口駅)
パカパカと後ろから近づく蹄の音、夜行さんに出会うと命はないと言われています。それもそのはず、彼女は今でも探しているのです。愛馬の失った首の代わりに据えつける為のぴったりの首を……。