Gearさんが投稿したメッセージボードに関するカスタム事例
2021年06月03日 01時15分
メッセージボードの製作
既製品ならケーブルを5本繋ぐだけで済むし、見てくれも良い。値段も数百円だ。なのに自作するって、何の意味があんの。って声が聞こえてきそうだけど、自分で作ってみて、これだけは言える。「楽しい!」上手く動いたことへの満足感なのか、どことなく歪んだ不細工な工作への愛着なのだろうか。
この電光板、文字種は、欧文と記号だけだが、プログラム次第で、かなりの長文を表示させる事が可能だ。
とりあえず、ブレッドボードと呼ばれている試験台で回路を組んでテストしてみた。
あっさり、成功!!^_^
ケーブルでごちゃごちゃしているが、基板にちゃんと組んで配線をまとめれば、外観もスッキリするはず。
ラフな手書きの回路図ですが、こんな感じで配線しています。左上の長方形は、LEDを制御するための24足ICでMAX7219。右下の正方形がカソードコモンで組まれた88マトリックスLED。ICのDiN,CE,CLKと電源の+-がArduinoに繋がっています。
ネットで見つけた回路図ですが、バッチリ動作してくれました。
装置の構成は、
8×8マトリックス LED(64個のLED)
Max7219(IC)と抵抗、コンデンサー
Arduino(マイコン)
ケーブル
と言った感じです。
電子工作って、こうして作業をしていて思うんだけど、何か別の趣味のことをやってるような気になるよね。今回は、モビル細工(金工)やゴム編み(手芸)を彷彿させる作業になりました。ハーネスに於いては8本を束ねるのに、三つ編みを2組と余った2本をさらに三つ編みしているので、ホント手芸と同じです。リード線を編み棒で編んでみたい気にさせられました。
一番の難関は、LEDの均等な配置です。手作業で作るとどうしても、間隔が同じようにならず、試行錯誤の末、アイロンビーズを並べて配置の型枠を作ろうと考えたのですが、結局、64個を型にはめるのは諦めて、一列8個を型にはめて作ってから、それらを繋げて64マトリックスにする方法を思いつきました。出来上がってみると、ワイヤーフレームの構造物が案外上部で、完成後の微調整も可能なので、これで良かったのだと思いました。
これで、一応の目標が達成できました。
次は、これと同様のものを数個作って繋げます。
ICとLEDを繋ぐケーブルです。
端子の形状が異なるのは、ICの端子配列に寄るもので、2つに分けている方がアノード側、1つにまとめてある方はカソード側です。ケーブルを編んだだけですが、後の作業効率が抜群に向上しました。