carveryさんが投稿したスピーカー・カーオーディオ・オーディオ・スコーカー・吸音材に関するカスタム事例
2024年05月01日 19時04分
スコーカーのポテンシャルをさらに発揮させるためにスコーカー裏の吸音材を変更してみました!
今まではサーモウール+カットした世紀末シートをスコーカー背面に入れていて、これはこれで良かったのですが、ピラーのスコーカー裏は開放で空間も狭いので曲により若干詰まった音や付帯音が気になっていました🤔
そこで今回試したのが、知っている方も結構いるかもしれませんが、MUNDORFのTWARON(トワロン)という素材🤭
吸音材も世の中にはさまざまな素材がありますが、この素材自体は日本の帝人株式会社が商標登録しているアラミド合成繊維で、棉状にして吸音材に使用した場合、通常の吸音材と違い、音の振動エネルギーを低レベルの熱に変換して非常に効率的な方法で音響運動エネルギーを吸収する様です。
また、一般的な吸音材より少ない容量で問題無い様です。
MUNDORFのTWARONには通称エンジェルヘアー👼と呼ばれるタイプとユニコーンテール🦄と呼ばれる2タイプがあり、二つの違いは低域用か中域用かでまとめている繊維の長さが異なります。
欠点は私が調べた限りでは現在輸入するしか入手手段が無いという事です😅
ちなみに、これを弊社で販売するとかでは無く単純に試してみたかっただけです🤣
今回はユニコーンテールという長い1本ものの繊維を使用しました。
本来スコーカーへ使用するならエンジェルヘアーの方が良さそうですが、海外の情報等を見てるとユニコーンテールを少し加工して使った方が私の好みに合いそうだったので試してみました。
質感はウールの様な手触りです🤔
以下エンジェルヘアーとユニコーンテールの参考資料です。
ユニコーンテールは低域用途ですが、今回はスコーカーに使用したいため、約2g程の長さにカットしてそれをさらに6cm程に複数カットしてほぐして丸めたものを使用してみました。
単純にスコーカー裏に突っ込んだだけですし、スコーカー背面の吸音材による変化量は今まで色々やって理解はしていましたが、ここまで変わるかという程の変化にちょっとビックリしました😲
もちろん良い意味でリアル感や空気感、音数が増して、片側2g程しか入れてませんが、スコーカーの音量が交換前より同じ音量でも感覚的に若干小さく感じました。ですが情報量は増えて音の質感がかなり上がっているという印象です。
出音は前よりかなり良いので、今までスコーカーから出ていた不要な附帯音が減ったおかげかと思います🤔
試しにユニコーンテールの加工無しを同じ量で比較もしてみましたが、6cmにカットして丸めたものの方がかなり良かったです!
製品の効果として、ハイエンドケーブルに置き換えることに匹敵する効果が安価に得られると謳われており、変化としてはまさにその通りだと思いました!
現地定価は200gで59.9ユーロなので日本円で約1万円位ですが、使用量は今回4g程なので200円程でこの効果ならコスパはかなり良いですね!
この様な変化はDSP等の調整では得られない変化なので結局は好みの音質を得るためには物理的な部分でも色々試行錯誤が必要かと思いますし、この様な変化を感じられる事も新たな発見があり楽しいですね😊