シビックタイプRユーロのシビック・FN2・シビックタイプRユーロ・オルタネーター交換・チャージランプ点灯に関するカスタム事例
2023年12月01日 13時28分
兼ねてより僕のフィット...じゃ無かった。
シビックには納車時からの長い付き合いになる、
とある音が存在していました。
回転の上昇に比例して大きくなる唸り音。
まるで全漢の夢であるスーパーチャージャーを搭載しているかの様な、官能的なニャンニャン音。
過給して、僕のしょぼくれたK20がドライバーをシートに押さえ付けるくらいグンと加速してくれたらどんなに良かっただろう()
もちろんそんな事はなく、これはオルタネーターが限界を迎えそうな時になる唸り音でございます。
ドミニクも裸足で逃げ出すシビックの壊れっぷりは素晴らしい。
納車されて約2年半、けたたましいスーパーチャージャーの過給音に拍車が掛かり、ついにチャージランプが点灯いたしました。
出先じゃ無くて良かったホント...
お前フィットの癖に壊れるとこだけはシビックだな。
「先輩達にならえー!」
と言わんばかりに壊れんな。
生意気やぞ。
というわけで、例の如く私には金が有りません。
ヤフオクでコア返却必要で1.5万のリビルトオルタを購入。
ついでにホンダの知り合いにオートテンショナーとベルトも頼んでいただきました。
どうせ外さなきゃ交換出来ないんだから、外すなら新品に交換したいですよね。
二つ合わせて1万ちょい。
作業は自分でやるので、部品代3万以下で済ませる事が出来ました。
さて。
交換手順の説明と行きましょう。
なんだこのエンジンルームは。
一眼見ただけでやる気が雪崩のように崩れていく狭さ。
ただ、まあやるしか無い。
ここから先の作業はイライラするため、全て
「FN2を設計した人は頭がおかしいから〜」
で水に流していこうと思います。
分かってる。
元々2.0Lを無理やり載せた車両だから、整備性が悪いのは仕方ない。
むしろ褒めるべきです。
よくぞこの狭いエンジンルームに2.0LのK20Aを納めたと。
でも、そう思わないとやってられんのですよ。
ではスタート。
オルタネーターはバッテリーと深く関わる部品です。
必ずバッテリーのマイナス端子は外してから作業しましょう。
最悪、車が死ぬか人が死ぬか、
もしくはその両方か。
怖ければバッテリーごと外すのも一つの手です。
とりあえずジャッキアップして、右フロントタイヤを外し、アンダーカバーのクリップ2箇所を外して、気合いでズラして、
ベルト下部が見える状態にしといてください。
(もう既にこれが出来ないなら、DIYに向いていないのでお近くの整備工場に作業を依頼して下さい。)
さて、いきなりですが最初の難関ポイント。
ベルト外しです。
不幸中の幸いですが、オートテンショナーの1本モノベルトな上、FN2のk20Aは電動パワステなので取り外しは14のメガネで赤丸を手前に引けば良いだけです。
パワーは必要ですがテンショナーを利き手で緩めつつ、もう片方の手でベルトをズラして外しましょう。
ココは1人で出来ます。
緩めた後が難関です。
FN2の設計者に人の心は無いので
このフレームとのクッソ狭いスペースを知恵の輪のようにして縫い分けながら外していきます。
自分は下から引き抜いて外しました。
ココだけは気合いです、頑張ってください。
次、コアサポを外しておきます。
理由は後程説明致します。
良いから外してください()
赤丸の10mmボルト6箇所、緑の矢印で分かりにくいですが、コアサポの裏側に同じく10mmのボルトが左右で2本。
計8個のボルトを外すとガバッと外れるはずです。
外れましたら、邪魔なワイヤーなどを適宜ずらしたり移動させて、こんな感じで放置できるようにしときましょう。
ある程度フリーに動かせればOKです。
ねじねじしすぎてワイヤーに負担掛けないようにだけ気をつけてください。
こういうカプラーとか隠れてるんで気をつけてくださいね。
外しちゃって大丈夫です。
さて、ベルト付近に戻ります。
赤丸のエアコン配管を止めている10mmを外し、金具をぐるっと回して作業の邪魔にならん位置にしてください。
ガイドプーリハウジングは赤丸二箇所で簡単に外れます。
ちゃっちゃか取りましょう。
1番上のガイドプーリが外れましたね。
おそらくココが鬼門な方も居るでしょう。
オートテンショナーを取り外します。
FN2もそうですが、こいつを取り外すのに隣にあるクソデカいエンジンマウントを外さねばなりません。
が。
そんなのクッソダルい訳です。
横着は良くないですがなんとかマウント切らんでも外せんものかとチャレンジくらいはしたってバチは当たらんはず。
赤丸2個、手前側とプーリ中心部の12mmボルトは余裕でアクセス可能ですが、
緑丸の部分。
このプーリの裏側にライトで上から照らしてギリ見える位置に12mmがもう一つ、
計3つのボルトが存在しています。
FN2の設計者が日々のストレスをメカニックにぶつけた為、こんなとこにマウントがあるせいで正規方法でもマウントの取り外しを要求されます。
嫌だっ!
面倒臭い‼️外したく無い‼️
元整備士を見くびるなよ...
たった1人で月60台以上の車検をこなして来たんだ...
12mmディープソケットと首振りラチェットでギリギリ回すことが出来たためマウントを切らずに取り外しに成功しました。
プーリが邪魔して、
ボルトに対してソケットが真っ直ぐ掛かっているタイミングは本当にごく僅かです。
失敗するとボルトが舐めるため、
マジで気をつけてください。
パキッと緩められたらこちらのモノ。
ボルトを落とさないように抜き取ったらオートテンショナーが取り外せます。
大幅な工数短縮です(多分なッ‼️)
さて、ガイドプーリ、オートテンショナーが外れたらこんな感じになると思います。
いよいよオルタネーターの取り外しに着手致しますが、本体取り外しの前に外すべきカプラーが存在します。
オルタ正面から向かって右側、この緑のカプラーです。こいつを外しておきましょう。
さらにそのカプラーの奥!
ゴムキャップに隠れた10mmナットで固定された端子があります。
コイツには本来ならバッテリーの+端子から電気が流れて来ています。
必ずマイナス端子を外しておかないと工具とボディーが触れた瞬間にバチっと行きますヨ。
いった事無いから知らんすけど()
で、やりにくかったらオルタ本体を外した後にやり易い体勢の時に外して貰えれば良いです。
とにかくナットを落としたり、外し忘れたりはしないでください。
さぁ、遂にオルタ本体を外していきましょう。
赤丸、上側の見やすいとこ12mmが1本。
緑丸、オルタ下側の見えんとこに12mmのボルトが2本。
必ず下から緩めましょう。
FN2の設計者は頭がおかしいので
下側のボルトが鬼門です。
これがコアサポを取り外した理由です。
取り外さないと絶対にアクセス出来ません。
下側12mmのボルトの緩め方ですが、
12mmディープソケットに首振りのラチェットで行けました。
電動ファンの隙間を縫い、コアサポ取り付けと並行になる位置なら、ラチェットを動かすことが出来ます。
おそらく、12mmセミディープなら苦労が減るかもしれません。
多分、この記事を参考になさる方はココで苦労すると思います。
ゆっくり、焦らずいきましょう。
僕はイライラしすぎて一度Twitterに逃げました。
ん?X?知らない子ですね。
Twitterですよ。
下側のボルト取り外し時の工具の掛け方はこんな感じ↑
さて、無事にボルトが取り外せましたらオルタネーターを引き抜きましょう。
知恵の輪ですが、スモール側のライトのカバーを取り外すとクリアランスに余裕が出来ます。
これを知らずに付けたまま抜いた時は、絶対戻せないなと思いましたが、新品取り付け時に気づきました。
カバーを外せばかなり楽に抜けると思います(当社比)
手前がお古、奥がリビルト
無事に摘出完了です。
リビルトと見比べて、モノが違わないかしっかり確認してください。
つかないのにコア返却してしまったりしたら、もう立派な不動車になってしまいます。
無事に確認が済んだら取り外し編終了です。
ココから取り付けをせねばなりません。
え?取り付けは逆の手順でしょって?
そんなアナタ...
世に蔓延る全く参考にならん記事なんて書きませんよ。
つける時にはつける時なりの苦労があるんです。
その苦労を次の作業者さんのためになるべく減らせるようにするのが先駆者の務めです。
取り付け編はなる早で、また後日投稿致します👀
新品ベルトとオートテンショナーの品番です。