フェアレディZのレストア・自家塗装・オールペン・旧車・L型に関するカスタム事例
2023年12月07日 23時44分
こんどー@S30Zです。よろしくおながいします。 20歳の頃に買ったZ。今年で35年目っす! 日産旧車以外の車には疎くて話題について行けないので基本的にフォロー&フォローバックはS30 L型 日産旧車のいずれかに乗っている方とさせてください( ´ ▽ ` )ノ
本格的にフロント周りの外装に手をつけようとした矢先に発覚した建てつけ問題。。フードの先端の左右がライトケースに接触しちゃう問題。このまま進めてしまうとライトケースの固定ボルトの頭とフード側面が接触して塗装が剥がれてしまいます。
S30のフードはフェンダー左右に4カ所の左右の動きを抑制するラバーが付きますが、パンタグラフのような構造のフードヒンジとトーションバーでフロント側は常にフローティングしてるのでエンジンの振動と走行中の衝撃などでフードは上下左右に微震動します。せっかく綺麗に塗装してもクリアランスが不足すると擦れたり剥がれたりで醜くなっちゃいます。とはいえベストな状態に調整しても完璧には防げないんですが、せっかく綺麗にするので最善の策を講じておきたいっす。
面倒だけど放置して先に進むことはできないので、しっかりと治します。
コアサポート周りの塗装をする前に面倒がらずに仮組みして、しっかり建てつけの調整をしなかったのが悔やまれます。叩きを伴う作業なので、せっかく仕上げた所の塗装はバリバリになってしまうので再塗装余儀なしです。
フードとライトケースの隙間を拡げるには、このフードリッジ、サイドメンバーの先端のツノの部分を拡げなければならないので思い切り叩いて修正します。とはいえハンマーで直撃しちゃうとボコボコになっちゃうので木っ端を当ててズドンと重めの打撃を加えます。直撃ではないので中々思うような効果が出なくて苦労しましたが、木っ端に左手を挟んで血豆を作りまくりながら何とか良い感じになってきました。
仮組しては叩いて修正の繰り返しで少しずつ形になってきました。
初期型のFRP製のライトケースは厚みがあるので、この辺の調整がシビアですね。これもフェンダーとライトケース取り付け部のレールを叩きまくって調整しました。
なかなか苦労しましたが、なんとか隙間が出来ましたよ!
右側も、かなり叩きました。
昨冬に叩いて修正したフードリッジの先端のミミが鈑金作業の衝撃で割れてしまいました。
それもあって各部のチェックをしながら、何気なくグリルステーの高さを測ってみたら左右で1センチの差が。。昨年ここを仕上げた時に、どのみち左右同じには仕上がらないし目立たない場所なので雰囲気重視でいいや!って思って手を抜いたのが仇となりましたね。やっぱり気になるし、部分塗装とはいえ塗り直すので再度鈑金することにしました。
さらに前回、叩きまくってたので鉄板が金属疲労してたみたいで数カ所裂けてきてしまったのでミミの部分を切り取って作り直しました。
せっかく塗った所が溶接の火花で焼けないように濡れ雑巾で養生して溶接しました。最初から、これやっておけば良かった。叩いて修正するより作り直して溶接した方が綺麗で早いね。
溶接ビードを均してファイバー入りの鈑金パテで凸凹を修正してサフェを入れました。
叩いて出来たクラックに気づかずに塗装しちゃうと必ず上塗りが割れてきちゃうので、割れた所はペーパーを当てて鉄板まで出してから極力塗装を生かす方向で小さ目にサフェを入れました。600-800のペーパーでサフェのザラつきを取って肌を均した後、ボディ色で塗ります。塗装の切れ目はパネルの継ぎ目でマスキングしたので、上塗りしてマスキングを剥がせば境界は分からなくなります。
マスキングを剥がして塗り上がりはこんな感じ。
垂れてる所もあるけど、目立たない場所だしヒンジも付くからそのままで良いや。まあまあ上手くいったね。
とりあえずボディ側の仕上げはタイヤハウス内側とフロア裏側にチッピングブラックを吹けば、とりあえずOKかな。あとはマフラー替えたりとか磨きが終わった後でモール付けたりとかかですな。
そして最後の大仕事の左右フロントフェンダーとボンネットフード、フロントスポイラーの鈑金と塗装を仕上げれば、ついに完成!ってなるんだけどね。それぞれ程度は悪くないんで細かい修正のみでイケるはずなんだけどね。あと、ちょっとだけなんだよな〜。頑張ろうっと!