デリカD:5の予備加工・テールランプ第二弾・DIYに関するカスタム事例
2020年01月26日 16時11分
自分で車を触るのが好きな52歳のおじさんです。 奥手なので自分からフォローするより、フォローして下さった方をフォローするスタイルです。 自分で作れる物はチャレンジして作ってますがクオリティは低いです。 車・釣り・魚・彫刻が趣味です。
今日は、釣りに行こうと朝4時に起きたものの、二度寝したらすっかり夜が明けてました。
やはり歳には勝てないのかと!
長文ですので、スルーして下さい。
という事で、車弄りに並行して少しFRPのお話を交えて見ようと思います。
本来はFRP造形は雄型と雌型で挟み込んで圧縮するか、真空室に入れて圧をかけて圧縮するのが本来の方法です。
薄く軽く強度も有るのがFRPの本来の魅力ですから。
でも家庭では其れは簡単には実現しません。
大きな物は、段ボール整形でも雄型・雌型を作って挟み込んで作る事は有りましたが、ビニール袋に入れて掃除機で吸うとかクリアーファイルに挟んで圧縮するとかが僕の場合、せいぜいです。
今回装着したテールランプは様子見ですので、前回外したテールランプの下準備だけでもしておこうと段取りしました。
いっそうの事作り直してやろうと、降って湧いた考えで動いてみました。
全く同じ物は型がもう無いので作れませんが、似た様な物なら何とかなるだろうと。
元はカスタムされた物を買って、自分で更に加工したテールランプでしたが、ブレーキ点灯が思いの外暗かったので、全てをやり直します。
此のパーツは殻閉じ時にアクリル溶着剤は使わず、シリコンコーキングのみで行われてました。
しかしながら、安全面を考えるならば、部分的にでもアクリル溶着剤で溶着しておく方が無難でしょう。
可能な限り、前回のコーキングは取っておかないと次の防水処理が甘くなるので、ひたすら撤去作業です。
インナーブラック(マットブラック)で塗装されていたので、ボンドの撤去後剥げた部分も含めて再塗装しました。
今回ブラックメタリックを吹きましたが、此れには意味は有りません。
余ってた塗料がブラックメタリックだったというだけです。
結局は又、段ボール整形によるFRP造形をします。
インナーパネルを前回と同じ様な形で作ります。
後部と斜め後ろへの視認性を上げる目的で前回と同じ仕様としました。
表面には養生テープを出来るだけシワや隙間が無い様に貼ります。
FRPに使うポリエステル樹脂はナイロンやビニール系には付かないので、離型剤の代わりです。
ガラスマットを型より少し大きく寸法取りして切り出します。
大きすぎると樹脂浸透時に重みで垂れて、キワが浮き上がる事が有るのでほんの少し大きい位で十分です。
段ボールの型も実際よりも少し大きく作ってますので、十分必要な大きさは取れます。
必要に応じて積層する場合はガラスマットを必要分切り出します。
表面は今回も綾織りカーボンクロスを使用します。
ウインカー部は前回のシルバーカーボンパネルが大分残ってますので、其方で十分です。
クロスはそのまま切ると繊維がバラけてしまうので、必要分をマスキングテープで貼り付けテープの真ん中を切って切り出します。
此方も寸法より少しだけ大きければ十分です。
カーボンを巻き込んで作る場合は、ガラスマットのみでFRPを作り、後に足付け後カーボンクロスを大きめに切って包む形で樹脂を塗れば、R部分もカーボンになります。
ガラスマット・カーボンクロスを各一枚ずつ置いては樹脂を塗りを繰り返して積層します。
合間の画像は有りません、ビニール手袋をしての作業なので、いつも間は撮れないのです。
よって積層後の写真です。カーボンの下にガラスマットが積層されています。
樹脂を塗りながら脱泡ローラーで気泡を抜きながら重ねていき、カーボンの表面はポリエステル樹脂のクリアー樹脂を1〜3回位半乾き(ゲル化)の時に上塗りします。
(インパラ配合樹脂の場合はゲル化の時に重ね塗りしないと密着しません。完全硬化後はペーパーがけしないと弾いてしまい重ね塗り出来ません。)
後は裏側から、色抜けしない様にブラックを塗り、表面は仕上げに研磨後クリアーを吹いてベースパネルは完成です。
今回の様な部分については然程強度は必要としないので、圧縮するほどでも無いです。
次回はいつになるかは判りませんが、次回で仕上がると思います。(予備テールの方)
今回FRP造形で使ったのはガラスマットと綾織りカーボンクロス、ビニール手袋と写真の物位です。
以下は僕が基準としているポリエステル樹脂と硬化剤です。
FRPの硬化剤の混合率
◎季節参考例
1月 3%
2月 3%
3月 3%
4月 2%
5月 1%
6月 1%
7月 0.5%
8月 0.5%
9月 1%
10月 1%
11月 2%
12月 3%
インパラ・ノンパラ共通
◎温度参考例
気温25℃硬化剤1% 硬化時間30分(ゲル化開始タイム)
気温10℃硬化剤1% 硬化時間70分(ゲル化開始タイム)
但し、販売されている樹脂やメーカーにより誤差がある。
ホートク製品
夏 1% 硬化時間20分(ゲル化開始タイム)
冬 2% 硬化時間40分(ゲル化開始タイム)