レックスのJoy93さんが投稿したカスタム事例
2025年03月24日 19時02分
えー作業の続き。
とりあえずキャブ分解して交換が必要な部品を調べる。
大体バラして取り敢えずガスケット位かな。
あとサーモは死んでる。
んでスペアエンジンの方分解。
同じEK23だからそのまま積めるやろと手付かずにしてたけど実際は全然違う。
このEK23の最大の違いはバランサーシャフトが俺のEK23Aでは1つだがこのエンジンは2つになってる。
それに伴いウォーターポンプの駆動方式も違う。
あとオイルストレーナーの形状やオイルパンに仕切り板が入ってたりミッションのハウジングの形状も違う。
俺のEK23ではクランクからギア駆動でバランサーシャフトを回してその軸にウォーターポンプのインペラがいるけどコイツはチェーン駆動。
あとヘッドも結構違う。
左がサンバーKT6用で右がEK23A
基本は一緒だがロッカーアームのシャフトのスペーサーがなくなってスプリングになってる。
あとコンタクトブレーカー(世間一般ではディストリビューターだがコイツはそのご先祖様みたいなもん)が違うのでそれに伴いカムシャフトの出力軸の形状も違う。
細かい事いえばロッカーカバーのオイルセパレーター(ブローバイ?)の配管が2本でかつオイルパンに戻す構造に変わってる。
シリンダーヘッドとバルブ系は一緒っぽいけど車両の出力特性が違うからもしかしたらカムリフトとかが変わってるかもしらん。
ロッカーカバーのパッキンも角タイプからOリングタイプに変わってる。
ちなみにこのエンジンはロッカーアームがあるのでヘッドカバーの中でもロッカーカバーと呼称されるらしい。
サイドバル式ならタペットカバーになるしカムしかなきゃカムカバーらしい。
さらにちなみにシール材と呼称されるモノでもいわゆるOリングやオイルシールとガスケットの違いは摺動部の気密を保つのがパッキンで静止部の気密保持はガスケットらしい。
Oリングはどっちもらしい。
んであらかたバラしたので部品洗浄。
本当は新しい方のケース使うつもりだったがそうも行かないので古い方を再生。
ウォータージャケットの錆ヤバすぎ。
なかで積層してて高圧当てると永久に茶色い水出てくる。
本当はシリンダーにこんな水当てたくは無いのに。。。
んでせっかくやるなら精密にやりたいので各種計測器調達。
全部で1万ちょいで手に入ってまじ助かった。
ゲージ系は全てミツトヨ製なのも嬉しい。
なによりストレートエッジが中古で2000円だったのがデカい。なんか俺が思ってた形と違うけど。
あとVブロックとシリンダーゲージが必要かな。
ちなみにこれらはREXだけに使われるモノでは無いので20万で旧車乗ろうルール適応外とす。
元々のエンジンのメタルは完全にご臨終。
新しい方のやつの方がまだマシなのでそっちを使う。
幸いサイズもSTDだったし。
ピストンもあかんやろね。
ウォータージャケットがあのザマやからよっぽどオーバーヒートからのエンジンブローやろね。
幸い新しい方のエンジンのピストンがかなり綺麗だった。
取り敢えず大体の部品調達の目処が立ったので整理の為にいらない方の部品だけでエンジンを組み立てたら通り雨からの激雹祭りで唐突に作業中断。
人生でこんな雹初めてみたわ。
エンジン組んでる時に雹だけはやめてほしいかな。