フェアレディZの高音マフラー・サクラム・高音は最高♪・中間パイプ交換・#フェアレディZ33に関するカスタム事例
2019年06月03日 21時26分
z33 ロードスターに乗っています! 念願の排気オールチューン完了しました! とにかく音にこだわりたい....そんな変態オーナーです。 車に関すること、ドライブ先の情報などを投稿しているブログをやってます!よろしければご覧下さいm(_ _)m 「ほのぼのZさん」 https://www.honobonoz3.com/ Twitterもやってます。お気軽にフォローお願いします! (こちらの無言フォローすみません(^_^;)) Twitter @Hz_saclam
【マフラー日記】
やっと排気系について、いわゆる「いじりたおす」ことが終わりました(笑)
先週末に愛知は岡崎市にある、Auto Shop T-Officeさんにて、ワンオフマフラーを製作していただきました。
かれこれ長いこと排気音にこだわってきましたが、やっと完結….といっていいほどになったかなと思っています。かねてからピアノを弾いているせいもあって、音に対して「こうあるべきだ!!」という気持ちが強く、試行錯誤しながら考えていました。
目標とする音はやはりFerrari360モデナの淀みのない高音。もちろん兼ねてから挑戦をしている方のみんからなど、見てきましたが、結局「V6であの音は無理」「エンジンの構造、配置から根本的に違うから無理」という意見で収束していました。
もちろん「あの音をそのまま再現」は無理です。ここにきてマフラーの構造、または音の周波数によるHz、気柱、など物理にもかじる程度で手を出しました。今になってマフラーを作るメーカーさんの苦労が少し理解できた気がします。
理論では無理ですので、後はピアノで培ってきた耳で勝負するしかないと(笑)
まずFerrari360モデナの音の特徴として、
①低回転域から轟く様な低音を発していること。(ご近所に気を遣うくらいの音量)
②低回転域から上していった時に低音の中に高音が混じりながら、上昇していくこと。
低音だけ、高音だけ、ということではなく、双方が同時に奏でられること。
③アクセルを開けた時、加速時にほぼ音割れせずに3500回転~から低音から高音に音の質が変化すること。
④高音は金属音(カァァァン)ではなく、濡れたベールを被せた様な(クォォォン→ファァァァァン)という高音であること。
文字で表すと限界がありますが、自分の耳にインプットされているので、それに見合うように調整を施してきました。
V6 FRエンジンのZに関しては、どうしても笛の原理(各パイプのφを絞る)ことでしか④に表記した高音を出すことは難しいと考えた、殆どZの高音を謳っているマフラーは僕には金属音に聞こえましたので不可です。
そこでやはり群を抜いて音質が好みなのが、サクラムサイレンサーキットです。かなり高価なものではありますが、HKSのSSMと比較すると、より④の音に近かったのです。
ただ、もちろんマフラー作成時に加速騒音などによる法の規定があるので、やはり音質はよくても「それなり」で終わってしまいます。
要は「物足りない感」がぬぐえないのです。①のような低音、Ferrariほどではないが、多少迫力が欲しい、音量確保の為に換えたのが触媒で、サクラムさんは推奨していませんでしたが、スポーツ触媒にしました。
これで低回転域の音量は、車内からでも確認できるほどになりました。(周りの方ごめんなさい。)
しかし、一長一短、今度はアクセルを開けたときにV6特有のルルル音(排気干渉)がより目立つようになりました。これでは条件③に反します。なのでエキマニを完全等長にし、これを解消。
そしてフロントパイプ(Yパイプ)については、これも極力φを絞ったものを取り付け、メーカーさんから出ている物なので、糞詰まりにならない程度のものであると勝手に判断(笑)
ここで一旦終了かと思いました。しかし何か物足りない、、自分が求めているものを再確認すると、やはり条件①②のクオリティが低い!! 3000回転から(あ、忘れてました!? )って感じで鳴きだす。
一般的な言い方をすると、「踏み込めばいい音がする」、勿論、公共的なことを考えるとこの条件が一番理想とされて当然です。
しかし、これでは私は満足できませんでした。もっと低回転域から歌いだし、全体的に整った音で上昇していく、この要素を考え、レイアウト的にどうすればいいかなど、オイル交換の時など、下に潜った時に考えていました。そうしてたどり着いたのが、中間パイプのワンオフ加工です。サクラムは中間とリアがセットになって販売されています。中間のタイコがおそらく音の制御(調律)に加担していると考えました。また料金からみてもサクラムのあの芸術的な曲げ加工をワンオフでやってもらうとなるといくらかかることやら….
なので中間パイプが手を出しやすかったわけです。
リアにあるタイコ(2つ)はオーバル式=多段膨張式、中間にあるのは砲弾型のサイレンサー、つまりどっちも低音、高音を消音します。中間パイプの砲弾型サイレンサーの中にも当然グラスウールが巻かれていると推測。
その大きさ130φ、60φ弱がパイプの径だとすると、あれこれ計算して84.78πがグラスウールの面積。それに長さが30cmときた。これで3000回転までの高音が消されているのに一役買っていると推測。
ここで高音を出すためにパイプの大きさを60φ→50φに変更して作成を依頼しました。
では取りあえず行くとこまでいってみようということで、この中間をそのφでストレートにしてもらいました。(お支払いは勿論分割で魔法のカードです♪)
第一作目、中間ストレート、はっきり言って最悪でした。もちろん、消音だけでなく排圧にも関与しているサイレンサーをストレートにしたことで、トルクは文字通りスッカスカ、加速しようとアクセル踏み込んだものなら、バリバリ割れるような音。アクセル開度30%くらいなら、正直言ってなんちゃってFerrariです。ただ、ただでさえ加速しないのに、アクセルも踏めないとなると、ただの音だけでかくて鈍い迷惑車です。
触媒ストレートならば理解できたが、中間をこのように加工してもここまで体感できるものなのかとびっくりしました。
そうしてお店に再度連絡して、相談。結果砲弾型サイレンサーをサクラムよりも小さくすることによって解消する案が出ました。φは測り忘れましたが、大きさは25cmほど、。
これを作って貰い、昨日納車されたのですが、これが大正解でした。Ferrariの音かと聞かれれば、どっちかというとポルシェのカレラSの音に近くなりました(笑)
というのも現在、まだ作ったばかりなので、グラスウールがお仕事なさってますが、音の方向性は間違いなく好みになりました!しばらく乗って、グラスウールが劣化してきた時、楽しみです♪
あとは、インマニを取り替えてもらって、失った高音を取り戻せば…..。もう満足でしょう。
なんとなく文章にしてますが、丸2年くらいかけて作ってきた排気系。貯金もありませんが、人生楽しいです。
でっか、、
これまたでっかいサイレンサー
加工後、いい感じです♪