レガシィツーリングワゴンのエンジンオーバーホール・EJ20・コンロッドメタル・10万キロ超えのメンテナンス・リルガレージ実験車に関するカスタム事例
2023年10月30日 20時53分
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エンジンオーバーホール
ベースエンジンコンロッドメタルクリアランス計測!
EJ20といえばコンロッドメタル!といっても過言でないくらいトラブルの多い部品ですよね(-_-)
エンジンオイル交換サボり気味の10万キロの後期ATエンジンの結果は如何に?!笑
リルガレージの見解ですが、
10万キロ相当に達した車のコンディションを維持できるような情報を発信できればと思います^_^
長文です、、
早速ですが、結果です!!
結果は0.01mmくらい基準値からクリアランスが広がっています
リルガレージが今まで見てきたエンジンでは比較的一般的でこのエンジンだけ特に悪いという事もないと思います^_^
オイルクリアランスだけでは基準値から外れますが、他のエンジンや社外品のメタル等の説明書からするとギリ基準値内です
ではなにがいけないのか、、
メタルを並べてみてみると模様になっています!
細い傷は計測痕です(^-^;
どれも燃焼の力を受けるコンロッド側か摩耗してます
左から1〜4番気筒のメタルで上下は上がピストン側です。
メモにはUPとあるのがピストン側です。
場所を変えながら計測していますので、最大と最小があります。
メタルは表面がスズメッキなどの柔らかい金属で覆われていて、その下が銅などのベースになり、裏金は硬い金属で構成されています。
表面のメッキは非常に薄く0.01mm台なので、摩耗することによって薄くなってしまいますT^T
このメッキは例えるなら防御力です。
なじみ性の改善を行い、簡単にいうと何かの拍子にクランクとメタルが当たりそうになった時に削れて潤滑をし、ゴミが来たらメタルないに取り込みクランクを守ります
よくブローする3番のコンロッドジャーナルです。
爪で引っかかるような傷もなく良好ですね^_^
計測結果もまだ標準値内です
EJ20で特に多いメタルブローはメタル側のコンロッド側の問題による物であることがわかります
4番にはメタルがゴミを拾ってくれた痕が残ってました
この4番はメタルにより焼き付きの危機を回避してますね^_^
4番メタルさんありがとう!!笑
オイルクリアランスが広くなったらどうなるか
→表面メッキが減り防御力が落ちます
過走行の車では異物を入れないのは当たり前として、スラッジ、カーボンが少ない状態にしてあげる必要があります。
スラッジ、カーボンは非常に硬くトラブルの元になります。
また、オイルクリアランスも広がることから適正な油圧を保つために粘度もすこしあげてあげること、
長期保管からの始動時はいきなり始動せずにすこしクランクし、メタルにオイルが回ってから始動するといいかもしれませんね!(^_^)
あくまでリルガレージの見解でした!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!長文失礼しました。