フィットの追突事故・事故調査・音声分析・速度超過・DIYに関するカスタム事例
2023年09月17日 20時00分
はじめまして。トシと申します。車歴は、以下の通りです。 三菱 ランサー1800GSR -> ランエボV -> 日産 キューブ -> ホンダ フィットハイブリッドRS(GP4) 【CVT -> 6MT/セミAT】 趣味は、DIYを含むカスタムやモータースポーツ、ドライブです。気軽なコメント&フォロー、大歓迎です。と言いつつ、自身も無言フォローで失礼させて頂くと思いますが、宜しくお願いします。
CTの皆さん、こんばんは。
今回は、先週末に被害にあった追突事故の続報です。本来は警察による事故捜査の結果待ちなのですが、居ても立ってもいられない感じです。『なぜ我が愛車が事故被害に遭ってしまったのか!?』を自分でも理解しておきたく、事故分析資料にまとめてみました。
つまり今回はカーカスタムのDIYネタではなく、いわば自動車交通事故調査のDIYとなります(笑)。
ちょっと仰々しい感じもしますが、担当警察署の事故捜査係に状況をインプットするための参考資料です。なぜソコまでするのかと言うと、相手方の主張が『時速40km/hくらいで走行していて、10m手前で気付いて急ブレーキをしたけど間に合わなかった』との説明に違和感を覚えた為です。
ドラレコの記録動画から概況をまとめると、追突事故前の交差点の交通事情はこの様な状況だった事が分かります。結論から言うと、相手方ドライバーの主張には無理があってウソが露呈してしまいます。
相手方ドライバーには10秒以上の無反応時間があるのに「チョットした脇見運転である」かのように済ませようとする姿勢は許せません!(怒)
上の表はドラレコから書き起こした経過情報で『交差点状況イメージ図』の根拠です。反射神経の良い人、標準的な人での違いはあれど、本当に指定最高速度未満の時速40km/hで走行して居たら間違いなく追突は回避できていたシチュエーションです。
それでは、本当はどれくらいのスピードで走行していたのかが非常に気になります。
そこで科捜研ばりに音声分析を行うことで、急ブレーキを掛けて衝突する迄の時間が、874ミリ秒であったことが分かりました。
加えて、証拠のドラレコ速度記録が車速パルス式ではなくGPS信号式だったため、一秒周期での演算結果であることを考慮に入れ、その分の補正を行いました。この辺は求めようとしている相手方車速に対して大勢に影響は無いのですが、こだわりの現れです。
この辺は路面状況や車両性能も影響するため断定と言うより、範囲を推定する流れで実測値と理論値から算出しています。(Excel集計ですが、もし計算間違いがあってもご愛敬と言うことで)
相手方主張の時速40キロをはるかに超えているのはもちろん、【法定速度60km/hをも超過するスピードで走行し、10秒以上も前方不注意をした結果での追突事故】であっただろう事が分かります。更に、その脇見運転の原因が『スマホでのナビ画面操作』だと聞くと、恐ろしくてなりません。