ビートのMTB延長戦・マーク羽島・マーク管・湾岸ミッドナイト・悪魔のビートに関するカスタム事例
2021年12月05日 20時19分
『湾岸ビートナイト』VOL.1
マーク管 ー「あの音」を取り戻す
私の愛してやまない乗り物系コミックで『ばくおん!!』の次に好きな『湾岸ミッドナイト』
S30Zを操る主人公アキオを中心に首都高速湾岸線を舞台に繰り広げられる公道バトルストーリー。カーチェイスだけにとどまらず登場人物たちの人間模様、最高速に見せられた人々の苦悩、車哲学などの描写が秀逸で私は車社会のモラルをほぼこの漫画から学んだ。(ちなみに料理は『美味しんぼ』が教科書です。)
作品の中で好きなストーリーの一つに主人公のライバルであるブラックバードが走るためのモチベーションをあげるため地獄のチューナー北見淳と共に大阪までマフラーを制作しに行く話がある。
初めてその話を読んだ時に「マフラー一本作るため」だけに東京から大阪まで徹夜で走っていく行為に何故か感動を覚えました。
実はM.T.B!の帰り道にリア廻りからカラカラ音がするなと思い帰ってから確認するとマフラーステーの一本の溶接がはがれていたのです。
私の装着しているいわゆる「マーク管」の製作者であるマーク羽島さんとは今年の5月頃に琵琶湖で遭遇したことがありその事をマークさんがFBで記事にされていたことがありました。
その事で少しコメントでやり取りがあったので今回これはチャンスと思いマークさんにDMを送ってみました。
すると「何時でも来ていいよ。」と返事いただいたので本日アポを取って岐阜羽島まで車を走らせました。
そう、あの日のブラックバードのように… 京都から岐阜へ
マフラーステーを溶接してもらうためだけに…
一人テンション爆上がりでした。
(マーク羽島さんの看板!)
マフラー職人と聞くと少し気難しい感じの人と勝手に想像していたので取り敢えず伝家の宝刀「生八つ橋」を持参したのですがそんな不安も直ぐに払拭するぐらいに気さくに暖かく迎えていただけました。
挨拶もほどほどに私がリアバンパーを外すとマークさんの出番です。
あっという間にマフラーを外すと状態確認に入られました。
はがれた溶接の金属片がサイレンサーの中に入り込んでいたらしくマークさんおもむろにマフラーをふり始めました。
そのダンスをしているような姿に私はマーク繋がりでglobeのマーク・パンサーを少しだけ思い出していました。
結局サイレンサー上部にホールソーで穴を拡げて何とか摘出に成功。
あとは見事な手さばきで穴を塞ぎステーも速攻の現物合わせで作成してもらいました。
本当に一瞬であっという間にマフラーを装着するとマフラーバンドに防振加工までしていただきました。
作業の合間もずっーーとビートの話で盛り上がってました。
何かおこがましいのですが感覚が似てるんですよね、シャコタン、ツライチが大好きでまず車はカッコ良くなくては……と。
息子さんのビートです。
ボディメイクが私のドンピシャです。
深リム、踏ん張りちょい悪スタイルスタイル、それでいて速い!
もちろんマフラーはマーク管のチタンテール!
ナンバーもついてないので音は『ばくおん!!』です。
最後にマーク号と並べて記念撮影。
さあ、帰ろうと思いきやまたちょっとした話題で話が盛り上がってしまいます。
マークさんにステッカーをオネダリするとマークさん自らステッカーを貼ってくれました。
ディーラーのステッカーのように貼って下さいと言うと少しだけうけていただいたので次からは少しイジッても大丈夫だと思います。
先週のM.T.B!に続き今週も濃いビート日和となりました。
もう私もオッサンなのでいつまでビートに乗れるのかな?と考えることがありましたがマークさんのようなイケおじビート乗りを見るともう一生乗れそうですよね。
そういえば先週のM.T.B!でも私の直ぐ後ろには素敵な老夫婦がビートのなかでおにぎりを頬張っておられました。
今年で30周年を迎えたホンダビート。
多くのオーナーに愛されてたくさんのビート職人に支えられています。
もう私にとってビートは『あがりの車』になると思うので適度にカスタムを続けながら大事に維持していきたいと思います。
決して『湾岸ミッドナイト』のような走りはいたしません!
リミッターすら切ってませんからね…