X-stream(エクストリーム)さんが投稿した水温センサー・魅せるエンジンルーム・油圧センサー・油温センサーに関するカスタム事例
2018年08月03日 11時15分
無言フォローお断りです。フォローされても解除しますし、フォローバックもしません。 常識を持ち継続的な関わりが出来る方のみお願いします。 千葉の野田市でX-streamというクルマの何でも屋!?をやっています。 愛車はRX-7他。 “X=未知の、stream=流れ” 【神は細部に宿る】 一つ一つの作業に拘り、見えるところも見えないところも分け隔てなく気を配り、あまり関心を持たれないエンジンルームにも細部に渡って一つ一つ丁寧に作業する事を常に意識し日々向き合っています。
X-stream流【魅せるエンジンルームの作り方第⑰弾】
しばらく振りですが、また魅せるエンジンルームの作り方の紹介です。
今回は水・油系の追加メーターのセンサーの装着についてです。
画像のセンサーアタッチメントやサンドイッチブロックですが、手軽にセンサーを装着出来る様になるので使用されている方々も多いですが、X-streamではほとんど使用しません。
…というのも、いかにも“ココからセンサーとってます!”って後付け感がするのと、特にアタッチメントに多いアルマイト処理は、アルマイトはいいけどよりアタッチメントの後付け感が出てしまっている様に思います。
後、どちらにも言えますがシール面積が増える=漏れるリスクが高まるのでそれもネガティブ要素ですね。。
事実、いつものGC8はそこからLLCが少しずつ漏れてました。
画像のアタッチメントはレガシィのですがこちらも液ガスが塗られている様な…漏れていたのかなぁ?
で、センサーをどこで取るのかというと基本的にはサービスホールを利用して取り付けます。
例えばGC8やBG5世代のEJ20系エンジンでは定番のメクラを外したネジ穴を利用して使っています。
※GD系だとそもそも穴が開いていませんけどね 笑。
覗き込んでやっと判る感じです。
そうそう、自分のFDもずーっと前からウォーターポンプハウジングに穴を開けて1/8PTのテーパータップを立ててセンサーを装着しています。
時には、純正側のウォーターレベルセンサーを外して(配線はアースさせる)そこにセンサーを取り付ける事もありますがこの様に穴を新設して取り付ける事もあります。
特にアッパーホース側(出口制御)にサーモスタットがあるエンジン…13BやRBなどはアッパーホースにアタッチメントでセンサーを取り付けると、サーモが開くまでリニアな水温上昇をセンサーが拾えません。
(まぁ問題は基本的に無いですがちょっと気持ち悪い?)
ですのでセンサーの取り付け位置はエンジン出口周辺の高温部で、尚且つサーモに影響されない箇所を選択しています。
続いて油側センサーです。
サンドイッチブロックもほとんど使用しないといいましたが、直列エンジンならほとんど目立たない位置に取り付ける為、美観的に影響しにくいですね(NAエンジンだとたまに見えてしまう事もありますが)。
ただやはりブロックによりエレメントが高くなってしまうので作業性の低下に繋がるデメリットはあります。
画像の様にEJ20水平対向エンジンの場合、ブロックにより元々オイルパンよりも高い位置にあったエレメントが同じくらいにまで低くなってしまいます。
サーキットなどスポーツ走行を考えている場合には万が一の事も考えて地上高は稼ぎたいですが、特にそういう使い方をしないという場合にはこのEJ20は元々見えない位置という事もあってブロックでもいいと思います。
逆に、同じ水平対向でも現代のハチロクやBRZのエンジンはエレメントがエンジンの真上にドーンと構えているのでここにブロックはかっこよく無いですね。。
ロータリーの中でもよく言われている事ですがFDの13B-REWの場合は、元々エレメントがインマニ横の少し下にあり、その上にはスロットルがあります。
その状態でブロックを噛ませると、エレメントが高くなってスロットルのネジに当たったりしてこの場合アイドリングが高くなりすぎるなどの不具合が起きたりします。
画像では分かりにくいですが、白くて大きいのがエレメント、その真上に銀色のネジが見えるのがスロットルになります。
ブロックでは目立ってしまう&不具合の懸念があるので、矢印のバンジョーボルトから油温や油圧を取っています。
違うアングルから見た画像です。
右側の油温センサーはバンジョーボルトの先端にネジが切ってあるものに交換しセンサーを装着し、
左側の油圧センサーは純正の油圧センサーを外したところに追加メーターのセンサーを取り付けています。
考え方は水温センサーの時と同じで、キチンと熱や圧力が測れる箇所で、取り付け部を作ったり純正の不要なものと交換したりして取り付けます。
再びEJ20ですが、こちらも定番のメクラ箇所を使って油温計を取り付けます。
オイルパン部を下から覗くと2箇所メクラがあります。
こんな風に取り付けています。
このメクラ、左右ありますがオイルポンプ真下のメクラでメクラ同士の真ん中にオイルポンプがあって、それぞれのメクラはIN側・OUT側になります。
当然、OUT側の方が油圧が高いので漏れのリスクを考慮して油温センサーはIN側に取り付けました。
じゃあ、もう片方のOUT側の方に『油圧センサーを取り付ければいいじゃん』と思いますが、主に取り扱っているデフィの圧力センサーは圧力の変動・脈動の激しいところでは正しい値を拾えないと言う事でポンプ直近のこの位置から油圧は取らない様にしています。
ちなみに知っている方も多いと思いますが、トラスト製のメーターもデフィ(というか日本精機)が作っているのでセンサーは同じです。
以上で今回はおしまいです。
次回は配線の取り回しを紹介出来たらな、と思います!