カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・オーナー様閲覧注意・酷評レビューに関するカスタム事例

レンタカー・カーシェアシリーズ第274弾
トヨタ ヤリスクロスHV 後期型
続いてヤリスクロスに乗りました。2年前に前期型に乗りましたが、2024年にマイナーチェンジされ、改良が入りました。今回はその改良後モデルです。前期は評価悪かったですが、果たして良くなったのでしょうか。見ていきましょう。

ヤリスクロスとは？
『ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎ、利便性にとどまらず、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUV「ヤリスクロス」。ラインアップは、1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステム搭載の「ハイブリッド GRスポーツ」、「ハイブリッドZ アドベンチャー」、「ハイブリッドZ」、「ハイブリッドG」、「ハイブリッドX」、1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジン（Direct Shift‐CVT）搭載の「GRスポーツ」、「Z アドベンチャー」、「Z」、「G」、「X」を設定。それぞれ2WD、4WDを用意。コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム（GA‐B）を採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを追求した。サスペンションの一新とあわせ、ヤリスシリーズとしてのこだわりである軽快なハンドリングと上質な乗り心地を両立。エクステリアは、「Robust＆Minimalist」の思想のもと、デザインキーワードを「ENERGETIC SMART」とし、アクティブで洗練されたバランスの良いプロポーションを追求。フロントからリヤコンビネーションランプまで高い位置で一気に通り抜ける水平基調の軸によるSUVらしい力強いサイドビューや、特徴的なキャラクターラインが、力強さとユーティリティを強調する。また、デッキボード下段時にはコンパクトSUVトップクラスの荷室容量を実現するなど、SUVらしい高さをいかし、ユーティリティ性に優れたゆとりあふれる荷室空間となった。さらに、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備し、進化させた「安全・安心」「快適・便利」な先進機能が充実している。今回、一部改良すると共に、1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステム搭載のKINTO専用「ハイブリッドU」を設定。一部改良では、アッパーグリルのパターンをよりSUVらしい力強いデザインに変更（「GRスポーツ」除く）。コンソールボックス付フロントソフトアームレストを採用（「X」、「U」除く）し、利便性が向上した。また、メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備した。さらに、プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を、交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車へ拡大するなど最新のToyota Safety Senseを搭載した。ボディカラーは、新色「マッシブグレー」を含む全11色を用意（GRスポーツ」、「X」は全7色）。』
(goo-netより引用)
という感じです。今回の車両は一番安いXグレードです。なので、GグレードやZグレードとはまた印象変わってくると思います。新車価格は229万5000円、四駆は252万6000円です。
※今回はボロクソに言うので、見たくない方はブラウザバック推奨です。

外観

外観は、グリルが若干変わりました。ただ、素人の方、それどころか車好きの方でも、いや一緒やんけってなりそうなレベルです・・・。グリルの模様が減ってます。私も見比べるまで分かりませんでした。あとは基本的に一緒です。サイドも、ヤリスをそのままSUVにしましたって感じです。リアもヤリスとそこまで変わりませんね。リアからの見た目は好きですが、顔は個人的には好きじゃないです。

内装
ヤリスと同じ箇所は省略します。最近MC前のヤリスのレビューをしていますので。ドア側は、結局マイナーチェンジ後もファブリック箇所が白くなる現象起きてますね。まだ改善されてないんだなと思いました。ガッカリです。早急に素材変えるべきだと思います。ダッシュボードはヤリスから変化がありました。右側のエアコン送風口周辺が、柔らかいプラスチック素材になりました。この価格帯で使ってるのは珍しいかなとは思いました。室内照明はLEDです。シートもヤリスと感想一緒です。大幅減点です。1時間しないうちに体に疲労が出ました。シフトやナビももまだ品質悪いですね。建て付け悪いです。大幅減点です。よくこんなに品質終わってるのに市場に出せるなと思います。助手席は、29cm〜平手入らないくらいの空間です。ヤリスよりは少し広くなってますね。後席の空間は測定したらヤリスと一緒だったので省略します。詳しくはそちらを見てください。

ボンネットはヤリスから変化がありました。ちゃんと見えるようになっています。ワイパーは少し見えますが、比較的隠れてはいますので不満は無いです。

充電環境はUSBタイプCですね。タイプA使えません。まぁ変換ケーブル買えば良いだけの話ですが。右側はナビ接続用の端子ですかね。左側にはHDMI端子があり、奥側にアクセサリーソケットがあります。

グローブボックスは比較的容量大きめかなと。

メーターは以前は仕切りがあって見づらかったのですが、改善されました。今回の改良後からみたいです。スッキリしましたね。これで良いんですよ。

ペダルは吊り下げ式ですね。ヤリスもそうでしたがレイアウトの違和感は無かったです。給油口はレバー式ですね。プッシュ式なら良かったです。

荷室
ここは変化がありましたのでお伝えします。大体ですが幅140cm、奥行き87cm、高さ86cmです。残念ながら、この状態だと20cm段差があり、荷物の出し入れが大変です。で、この問題は6:4分割アジャスタブルデッキボードで改善します。ただし、公式サイトにありますが、Zアドベンチャー・Z・Gの2WD、GRスポーツのみなので、それ以外にはありません。対策が必要になります。

荷室の照明は個別で消せません。残念。

後席を倒しました。奥行き160cmです。段差は13cmあります。

横になってみます。段差があるので気持ち悪い感覚になります。まだ端にスペースがあるので寝れなくはないですが、対策必須やなと思います。

前席と後席は繋がりません。もう少しシート倒れてほしいなと思いました。

ヘッドライトを点灯させました。このグレードの場合、シグネチャーランプ付いてますが、ロービームとかハイビームはハロゲンです。

タイヤ
16インチホイールキャップです。前期と一緒ですね。ヨコハマのブルーアースGTです。Gで16インチアルミホイール、Zで18インチアルミホイール、GRスポーツでデザインの異なる18インチアルミホイールになります。

エンジン
M15A-FXEエンジンの91馬力にモーター80馬力を組み合わせたもの。ヤリスと違った箇所だけ触れていきましょう。まずはブレーキ。ヤリスHVはまだガツンとなりませんでしたが、ヤリスクロスHVはガツンとなるブレーキで残念です。減点します。ブレーキタッチはそこまで違和感はないのですが、効かせ過ぎです。加速反応は悪いです。ここも2テンポくらい遅れたので減点します。パワーモードでも試しましたが変化無しです。静粛性は、ヤリスと比較して悪化しました。エンジン音が結構入って、まるで一世代前のHVに乗っているのかなという感覚に陥ります。30プリウス前期とか、初代アクアに近い静粛性です。本当に遅れています。ヴェゼルe:HEVを見習ってほしいです。ロードノイズも、正直煩いなとは感じました。ただ、タイヤ変えてあげれば改善するかもしれません。ハンドルは一緒ですが、ヤリスクロスだとタイヤが違うので、そこまでクイックさは感じないですね。問題はサスペンションです。これが本当に酷い。ヤリスベースでSUVにしたからか、乗り心地が本当に悪いです。サスペンション自体はやや硬めで、ヤリスとそこまで変わらないセッティングだと思います。ただ、リアサスがドタバタして安定しないです。少しの段差でも落ち着きません。突き上げも少し感じるかなと思いました。正直、以前レビューしたイストより下手したら乗り心地悪いかもしれません。直進安定性も、あまり良いとは言えません。そこまで安定していない印象があります。で、高速道路もしっかり走ってみました。乗り心地変わりません。ここでも終始ドタバタして乗り味が変わりません。本当に残念ですね。ヤリスクロスだと電パがあり、オートブレーキホールドもあるので少し試してみました。メモリーはしませんし、解除が雑ですね。解除後少しスピードが出て自然じゃないですし、車体がガタンとなります。まとめますが、むしろここまで出来酷い車には中々出会えません。デイズルークスNAと同レベルです。となると、評価も察せますよね。ではいきましょう。

まとめ
良いところ
・ストレート式シフト ただしシフトブーツは上級グレードですら無く、安っぽい。
・ペダルレイアウトが良い。
・ダイヤル式エアコン 節度感⭕️
加点ポイント無しです。

悪いところ
・XやUグレードの場合シートが最悪。−1.0点
・ブレーキがイマイチ。−0.5点
・加速反応が遅い。−0.5点
・静粛性が無さすぎる。−0.5点
・乗り心地最悪。−1.0点
・シフトが揺れたり、ナビの建て付けも悪く揺れたり、ドアのファブリックの品質も最悪。−1.0点
・オートブレーキホールドの解除が雑。しかもメモリー機能無し。

評価:1.0点 論外。回避するべき。
出ました。1.0点です。私の文章見てもらえれば納得できるかと思います。本当にここまで出来酷い車にも中々出会えないんじゃないかレベルです。結局マイナーチェンジ前と印象が変わることはありませんでした。ホームページ見ると、『いちいち気持ち良い』とかふざけたこと書いてますよね。どこが？としか思えなかったです。GとかZ、GRスポーツとかならまた点数は変わる可能性あるかもしれませんが、少なくともXやUグレードならこの評価です。これは今年のカルボ的ワーストカーオブザイヤーNo.1ですね。むしろ、今まで乗ってきた中でもトップクラスに悪い車でした。検討されている方、ヤリスクロスはやめた方が良いと思います。また、気分悪くされた方いらっしゃったら申し訳ございません。私の正直な感想をかなりの辛口ですが書かせていただきました。