ミライースの簡単整備・DIY・スプリング交換に関するカスタム事例
2022年12月04日 19時48分
【足廻り ~その6~】
『リア編』
今回はリアについて「検討・結果・考察」を記録していきます。
やっぱりコレにはぶち当たるよね😅
「リアの調整」は本当に分からん😢
今回の検討物は次の3つ。
左:エスペリアのアップサス
中:LA360S(イース)純正スプリング
右:L880K (コペン)純正スプリング
今までは純正スプリングを付けていたけど、なんか減衰力調整で思うようにいかないので、思いきって変えてみます。
うーん、悪くはないんだけどね。
フロントは目下調整中だから決まってはいないけど、それに比べてもリアがショックに影響され過ぎている気がするんだよね😅
減衰力をソフトにすると
乗り心地は良いが左右に振られやすくなって困る。
坂道発進は良いけど、平坦な道はダルい。
減衰力をハードにすると
トラクションは良いが路面の影響を直で受ける。
平坦な発進は良いけど、急ブレーキでリアが不安定。
だからと言って、走行中に減衰力を変えることも出来ないし、BLITZに部品はあるけど高いし、減衰力の幅は使える分は使いたいし。
とりあえず、なんだろ?
ピーキー過ぎるんだよね😢
そんで、アップサス!
これは……、うん、良くない。
良くないって言うのは
「純正ショック『以外』とは相性が良くない」!
「純正のバネの形状を維持しつつ、線径を太くし、バネレートを上げた結果で車高を高くする」
って感じなので、乗り味は若干固くなるし、ストロークも短くなる感じがした。
えっ?何がダメなのか?
車高調は基本的に純正よりストロークが短かくて、動きがニブいです。
ストロークが鈍くて短いショックに固いバネを入れると常に脚が伸びている感じになるので乗り味は悪い😞
非駆動輪では路面の影響を受けやすくなります。
(これは赤ミラのリアで体感済み😂)
しかも、それが左右に影響し合う車軸懸架で車高を上げてれば尚更。
これが純正ショックの最長の状態。
つまり、無負荷状態。
これが最短の状態。
見て分かる通り、かなり縮みます。
その幅は200mmも!
今付けているダイハツのタフトのリアは140mm。
それで、固いバネを入れたら最悪でしょ?
超ソフトにしても乗り心地は悪かったです。
………ということで、理想としては
・バネはショックに合わせて少し固め
・ちゃんと縮んでくれるバネ
・車高は維持してくれる長さと固さ
という贅沢な理想を願ってたら、使ってないコペンのバネがあったので、使ってみる。
バネレートでは
アップサスは2.2ほど。(メーカーより)
イース純正は1.8ほどらしい。
コペン純正は2.0ほどらしい。
緑)スプリング上部はクローズドエンド気味になってるので、走行としては固め《合格》
赤)線間は純正に比べて、細かいので動きはシャープになる傾向《合格》
橙)全長はほぼ同じで巻数は多いので、対荷重は大きくなる傾向《合格》
耐荷重が大きくなるのが良いことは
4WDはリアの『バネ下重量が増える』ので、その対策です。
あまり知られていないけど、バネ下1kgはバネ上10kgの変化に相当すると言われています。
バネ下が軽いということは、フロントで言うエンジンが軽いに似ています。
「バネは常に上から力を受けている」という考えかもしれないですが、『走行中ではバネは下からも力を受けている』ことになります。
なので、バネ下が軽いとタイヤの路面の接地性能は上がります。
だって、バネが押され上がったストロークの戻りが早いからね。
でも、自分はホイールをインチアップし、タイヤもサイズアップをしているので、バネ下荷重は増えてしまっています。
だから無理の無いバネレートアップが必要なのです。
リア駆動は本当に便利。
登り坂や平坦な発進で後ろから補助されてるのが良く分かる。
でも、左右が独立してないから、左右の影響が反対側に常に影響しあっている。
更にはラテラルロッドも付けないといけないから、『無条件でリアにタワーバーとスタビライザーを付けている』感じになってる💦
(足廻りがガッチガチな感じ😂)
リアは走行性能を失わずに、左右に影響されずに、ちゃんと動いて欲しい。
…という、超ワガママな願いがあります。
(独立懸架なら良かったのに😢)
そこで、コイツの出番です。
直巻で、巻きが等間隔で、巻き数も多いので動きは鈍くなるはず。
つまり、左右の影響は受けにくくなる。
でも、バネレートは純正に近いもの。
フロント(赤枠)は
運転手とエンジンルーム内は固定だから、変化があるとしても助手席だけだよね。
でも、リア(橙枠)は
人+荷物でバネ上の重量が常に変わるから、それに合わせて減衰を決めるべきなのに、リアもフロントと同様に路面で決めようってのが間違いだったのよね。
だから、リアは走行性能を重視して、乗り心地は減衰で合わせないといけないわけだった。
フロントみたいに「乗り心地+走行性能」はダメだったわけね。
もちろん、この考えは俺の運転の仕方と感覚に合わせたものだから、全員とはいかないけど。
一応、これでしばらく走ってみながら検討する。
今まではフロントに空転が出来た瞬間にリアもその分だけ動くけど、その瞬間にはリアは路面を掴んでいない感じだった。
でも、今回はレートを若干だけ上げたら、路面の掴みは良くなった気がする。
リアに荷物を乗せたらフロントが浮くかと思ったら、ヘルパーのお陰か、4WDのお陰か、発進は思った以上にスムーズだった。
うーん、車を弄るのは本当に難しい🤔
構造と特性を理解して、殺さずに活かしながらバランス良く、自分に合った状態にするのは本当に大変。
車軸懸架って本当に難しい。
会社にある灯油配送ローリーで調べてみるか。