スカイラインのワイドトレットスペーサーに関するカスタム事例
2017年11月24日 00時38分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
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ワイドトレッドスペーサーとは?
その説明と諸注意。
ワイトレ装着前の写真。
ホイールが、少しボディの中に引っ込んでしまっています。
これが本来の状態で、何も間違ってはいませんが…。
なんとなく均整の取れた写真写りにするなら、もうちょっと引っこみを少なくした方がいいです。インスタ映えですね。
性能が上がるかと言われれば微妙です。無条件に上がるというより、微妙に走りの特性が変わるという感じのチューニング。
レーシングユースともなると話は変わってきますが…。
ジャッキアップして、ホイールを外し、
ココに取り付け。
ホイールと車体の間に赤いものが挟まっています。
ここに25ミリのプレートを挟んだことで、ホイールが外に25ミリ出るというわけですね。
オフセットで言えば、ホイールのオフセットからマイナスで25ミリになります。
ホイールやワイトレの組み合わせによっては、車体からはみ出しすぎることもあります。これは結構ムリなハミ出しの例。
ココにタイヤをつけると、普通なら確実にフェンダーに当たります。
それでもコレぐらい出したい理由がある人は、フェンダーのアーチ上げをしてワイドフェンダーを組み、タイヤを引っ張るなどします。
このようにムリなサイズを収めている人は結構います。
差がつくのは、「ムリな」サイズを如何に「何事もなく」収めているか。
…というような話を、ある有名なスタンス系オーナーから聞いたような気がします。
確かに矛盾の具現は文句なくアートかも。
ワイトレ装着で、少し「ツライチ」な状態に近くなりました。「ツラが少し出た」みたいな言い方をします。
ここに215幅のタイヤではフェンダーに当たりませんが、245幅にすると動いたときに当たります。タイヤが細い方がツラは出しやすくなります。
もっとツラを出すなら、フェンダーの爪折りという作業が必要です。
爪に手を入れると車体の価値は大幅に落ちると思われるので、自己責任で行いましょう。
一部のレギュレーションの競技への参加資格も失うようです。
ここで、意外と知られていないワイトレのリスク。
装着したときのホイールの(幅方向の)中心位置が純正とズレると、ハンドルが重くなります。
パワステの負担が増えて、いずれパワステが壊れます。オイル漏れなどを起こすこともあります。オフセットやセンターを計算できない人は注意です。
それからこっちは知られてるかな、ワイトレの取り付けは意外に繊細です。
規定トルク、無理のない出し量、商品選びを考えないとタイヤが外れて飛んでいきます。
違和感を感じたらすぐに締めなおせるよう、トルクレンチとジャッキは必ず携行しましょう。
他人の命に関わる部分には100%責任を持つのがカーライフの義務です。
光り物の光軸とか光量、音量など、迷惑に敏感になれる人は地域に好かれます。
一応ワイトレなどは、暫定系の方法です。
究極に正しいのは、車種にバッチリ合った数値のホイールを(高価だけど)買うこと。
ワイド化であれば、足回りごと再設計してワイド化することかなと思います。
自分の車のコンディションや仕様を正しく認識して、クリーンなカスタムをしましょー。