ムーヴキャンバスのワンオフ・ワンオフエアロに関するカスタム事例
2022年06月08日 22時27分
静岡西部で、なにか作ってたりします。 基本フォロバしますので、気軽にフォローしてって下さいませ。 当方身体障害者で大きい施設では車椅子でないと移動出来ません。車椅子マークの駐車場を利用している画像も出てきますがご理解いただけたらと思います。
ムーヴキャンバスのリアの下の板製作再開です。
今回はステー用に丈夫な厚いFRP板を、ガラス板を使って製作します。
ガラスにPVAを塗ります。
樹脂がガラス板を侵食するわけではないのですが、何もしていないとFRPがガラス板にかなりしっかり食い付いてしまいます。
過去何度か塗り忘れて面倒なことになったり・・・
ヒートガンで乾かして・・・
貼っていきます。
今回は最初はサーフィスマットを。
これは食い付きを良くするためではなく、表面の気泡を減らすため。
繊維が細く気泡が残り難いようなので利用したりしてます。
一般的FRP製品だと最初にゲルコートを塗ることで表面の気泡を無くしてるらしいです。
普段は100~200ccくらいずつ樹脂を作りますが、今回は完全な平面で作業がはやいので、500cc作ってしまいます。
まずはサーフィスマット貼って・・・
サーフィスマット購入したら折り畳まれて送られて来たのですか、その折り目が少し浮きます・・・
これはいまいち。
ガラスクロス貼って、浮いたところを押さえてしまいます。
その上にガラスマットを貼ります。
このガラスマットを4枚重ねました。
ちなみに・・・
一般的ガラスマットは#450(同面積での重さ、厚さと考えていい数値)ですが、自分が使っているのはちょっと特殊で#300。
一般的FRP製品は2枚重ねなので#900分、
最近増えた安物エアロだと1枚だけなんてのもあって、それだと#450。
今回製作しているFRP板はガラスマットだけで#1200分ってことになります。
最後にまたガラスクロス。
最初(と言ってもサーフィスマットの次ですが)にガラスクロス貼ってるので、硬化時の収縮でクロスとマットで差が出ても面倒なので裏側にも貼ってみました。
ちょっと余談。
ガラス繊維の他にカーボン繊維なんてのもあります。
樹脂を染み込ませる前の状態で素材に触ったことがある方なら解ると思いますが、ガラス繊維と比べてカーボン繊維の方はかなり固いんです。
そのため樹脂硬化後の長時間かけての収縮に差が出るようで、表面カーボン裏面FRPの板とか、表面カーボン裏骨FRPの
ボンネットなんかで反りが出る原因となったりしてるようです。
自分にしては、なかなかキレイに貼れたかな?
サーフィスマット#30×1=#30
ガラスクロス#200×2=#400
ガラスマット#300×4=#1200
計#1630分のかなり丈夫なFRP板になるはずです。
しばらくはガラス板から剥がさずおちつかせる予定です。
7/3に間に合うといいな。