147のトリコロールデイ・ポルシェパナメーラ・峠バトル・峠ドライブ・ナンカン NS-25に関するカスタム事例
2022年09月16日 08時42分
生息地は東九州。 基本的にはメカニカルな魅力があり、頑丈そうなクルマが好み、、、一杯抱えてますが、今後は一台を可愛がる方針に転換するつもりです。 快適で安心、ストレス少なそうな高級セダンがいつも気になります。 NCロードスターは、走りとスタイル、そして意外にもノーマルマフラー音にハマってます。
先日、くじゅう花公園駐車場で開催されたトリコロールデイに参加した時の事。
目的地までの緩やかな登り、中速コーナーメインのワインディングを駆け上がっていた時、遥か後方からポルシェらしき特徴的なLEDヘッドライトを装備したクルマがじわじわと追いかけて来た。
最近の自分は何でもかんでも勝負するような血の気はすっかり無くなっていたので、普通なら直ぐに道を譲ったりするのだが、この日は何故か勝負したくなった、、、イベントで気持ちはかなり高揚していたためか、、、
147 は快音を響かせながら5000回転辺りまで吸い込まれる様に回りたがる、ベースはフィアット、アルファ製ヘッド及び可変バルタイシステムを備えた2.0 16Vツインスパークエンジンの走りが楽しくて楽しくて、特に慌てて譲らなくても良いと思っていた。
おそらく911ではないその特徴的な四眼式LEDヘッドライトの黒いポルシェはほんの少しだけ、車間距離を詰め始めて来た、、、分かっていらっしゃる、、、きっと紳士
が、多分、この古くてボロそうなイタ車を追い越すのは訳もない、そういう気持ちを背後から感じるが、生憎、絶好調の愛機147 は差を詰めらるどころか、ポルシェをコーナーで徐々に引き離していく。
コーナーというコーナーで剃刀の様に正確な、言わばBMW E46で感じるような、ライントレース性を発揮しながら、2〜3速を中心にアスファルトをガッチリとグリップしながらコーナーを美しい曲線を描きながら切り裂いていく。
ロングストローク、ツインスパーク、可変バルタイでコーナー脱出で高トルクを実感する、、、アルファは飛ばすほどに良さを感じるクルマ
併せてナンカンNS25タイヤのスポーツタイヤとしてのの側面が発揮され、十分すぎるCP(コーナーリングパワー)をもたらしてくれる。
紳士は予想出来なかったのか、慌ててコーナーで引き離されまいとして加速する様子がバックミラーに映る姿から見てとれた。
自分が公道での安全マージンの限界まで攻め込んだ走りを続けた結果、ポルシェのペースでは追いついて来れないと判断出来た時点で、急速にスローダウンして左に寄りポルシェを先に行かせた、、、
パナメーラだったのか、、、ハイウェイであればあっという間に置き去りにされただろう、、、
譲ってくれてありがとう、のバザード点滅は短く、20年も前のボロ旧車に追いつけない悔しさと動揺を微かに滲ませているかのように感じたのだった