こーせーさんが投稿したエクリプスが好きですに関するカスタム事例
2025年03月25日 07時43分
弟と仲間を事故で失っておりスポーツカーの形は好きですがスピードには興味がありません、車は一歩間違えると凶器になると思っています 【エアロだけとかクソ】とかいう人こそクソだと思います 私はGT-Rの性能はいらないけどGT-RのボディがカッコいいからとGT系をGT-Rルック&ワイドボディにする人間です ランボルギーニの見た目で軽トラのエンジンで良いと思っています、 ドリフトしますがサーキットのみのエンジョイです そんな私の考えを理解して頂ける方のみ宜しくお願いいたします。
今回はtatsuさん号のメンテ日記をお届けさせて頂きます😅
パワステのオイル漏れ疑惑と発進時などに車体後部からカチンという音がするとのことで
12月5日にお預かりしてまず様子見のために試乗させて頂くと、ご依頼頂いていた作業の他にハンドルの遊びの多さに驚き、そしてプロペラシャフトのセンターベアリングかデフのマウントブッシュあたりの劣化な感じの音と判断
まず大問題だったステアリングラックのオーバーホールから💦
本当にtatsuさんには大変ご迷惑おかけしましたm(_ _)m
オイル漏れに関係するオイルシール4点です、
赤線より上がtatsuさんのD27Aのもの、
下は使えたら良いな!と思って購入しておいたD38Aのもの、
もちろん全くの当てずっぽうではなく、
以前Yackさん号をお預かりしていたときにYackさん号のD27Aラックと僕のD38Aラックを見比べて外見は殆ど同じということでオーバーホールキットに入っているカラーとかホンの少し何か違うだけで品番が変わり、D27A用は廃盤扱いで実はD38A用が使えちゃうんじゃないかという希望のもと、
また、国内でパワステ用オイルシールメーカーがあることも確認してからの分解でした、
二枚のキッチンペーパーのうち右側のキッチンペーパーに置いてあるオイルシールは共通でした
左側キッチンペーパーのこの4点、
赤線より上がD27A用、下がD38A用
向かって右側オイルシールの外径、内径は同じ、
厚さはD27A用がワッシャー込みで12.5mm
D38A用はワッシャー無しで12.5mm
つまり同じ、ワッシャーはコスト削減か何かで省略されたのかな?どちらにしろD38Aにはワッシャー無かったので問題ないと推測
ここは分解前に想定していた
″カラーなどの有無での品番変更だったら良いな″
には合ってました、
しかし、問題は左側のオイルシール、外径が違います💦
まあ想定内だったので予め調べておいた国内パワステ用オイルシールメーカーに打診
僕に直販は無理、しかし、部品商社などを通せば問題ないとのことでうちの取引先部品商社に発注
なんだかんだと1ヶ月半ほどかかった末に取り寄せ不可との回答、
改めてオイルシールメーカーの担当者に電話して交渉するも取引先との契約上販売不可とのなんとも釈然としない結果に、
途中で雲行きが怪しかったので念のため別ルートでD27A用フルセットがあったので注文してはおきました、
納期が2月10日頃とのことでtatsuさんがじゃみさん号を先にやってあげてと言ってくださったのでじゃみさん号を先にやらせて頂くことに。
これはプロペラシャフトのセンターベアリングです、
ベアリングを抜いたのでゴムクッションとブラケットだけになってますが、
ご覧のようにゴムクッション部が劣化しひび割れています、当然ゴムとしての弾力もなく、弾力でプロペラシャフトをセンターに戻そうという力も働かないのでプロペラシャフトの理想的な中心軸が狂っていることになります、それはデフやトランスファーに偏った力が働き偏心回転するのでデフやトランスファーのベアリングを傷めやすくもなります、
それに異音が気になるのがやはり嫌ですよね😁
車体に付いた状態の時にプロペラシャフトを上下に揺するとポコポコ音が鳴っていました、
カチンという音とは違いますが関係あるかもしれないし、劣化しているのは間違いないので交換させて頂きました、
2つあるセンターベアリングのうち1つはユニバーサルジョイントを分解しないと交換できないのでついでにユニバーサルジョイントもオーバーホールさせて頂きました、
そして、分解する必要のなかったユニバーサルジョイントに1ヶ所(全部で3ヶ所)動きの悪いところがあったのでそれもお伺いすると3箇所とも全てオーバーホールして良いとのことでしたのでオーバーホールさせて頂きました、
手が灯油だらけだったので写真取り忘れてましたが動きの悪かった所には2~3mmくらいの金属片が入っていました💦
これの方がカチンという音の原因ぽいですね😅
チェックしたけどニードルも内壁も傷んでなかったので金属片だけ取り除いて組みました、
とりあえず明らかにおかしな2点を改善したので音が無くなっていたら良いなと思います。
テスト走行させて頂いた1~2時間くらいの間では気になる音はしませんでした。
全体的に錆の出ていたプロペラシャフトを綺麗に磨いて
お得意の2液ウレタン(軟質硬化剤使用)で塗装しました🎵
これはプロペラシャフトのセンターベアリングを車体に固定するマウントゴムです、
過去にどこかのショップさんで組み間違えたのですが組む順番がダメです、
他人を貶したいわけではないです、誤解の無いようにお願いいたします、
これ、順番が変わるとセンターベアリングの取り付け位置も数ミリ変わります、
それによりやはり偏った力が働き偏心回転の原因になり、センターベアリングを早く傷めることになり、デフやトランスファーのベアリングを傷めることにもなります、
正しくはこの数字を上から並べるのが正解です、
なんて、僕も完璧にわかっていた訳ではなく、なにかおかしいな⁉️から整備書を拝見しての結論なのですが😅
3.4のブッシュも潰れていたので新品にしつつ順番を正しく🎵
ちなみに1の大きなワッシャーがマフラーの遮熱板を共に固定する作用もあり、
これまでの組み方の2のカラーが一番上では遮熱板の穴よりも小さく遮熱板が遊んで音が鳴ったりすることもあります。
なので順番は大事なのです。
というわけでプロペラシャフト周りは終わりです
ちょっとステアリングに戻って
これはラックのマウントブッシュです、
ステアリングラックを車体に固定しつつ、左右の位置固定もこのブッシュだけで担っています😅
リブ部分が潰れすぎて切れ目が入っています、
これがハンドルの遊びの原因です、
しかし左右の固定がこれ一個って設計悪すぎだと思うんですが😅
新品に交換です🎵
これはもう1つのステアリングラックのマウントブッシュです、
ご覧のようにリブがありません、
なので左右の動きを抑制する効果はほぼありません、
そして2つとも痩せまくっているので左右どころか前後上下にも動きまくっていたと思います
上のリブ付きはまだ純正部品が出ますがこちらは廃盤だそうです💦
なのでちょっとあれこれ改造?してみました、ガッチリはまり少しは左右の動きの抑制にもなり、リブ付きブッシュの負担を少しでも減らせるかなと。
そして他ルートからのラックオーバーホールキットも届き、じゃみさん号も終わったので再度ラックをバラし、オーバーホールしてテスト走行してきました🎵
結果、
ハンドリング気持ちいい🎵
プロペラシャフトの音もしない🎵
しかし、
音関係って本当に困ります(笑)
当初後部からカチンという音、と伺っていたので後部の音に集中していて気付かなかった僕が悪いのですが、それが直ると次の音が気になるんですね😅
フロントからゴロゴロとベアリング系の音が気になり💦
まず右側フロントハブベアリング、
リフトに上げてドライブに入れてタイヤを空転させながらmy聴診器(tatsuさん、じゃみさん経験済み)で音を聞くと
サラサラサラサラコロッ
サラサラサラサラコロッ
と一定周期でコロッ!という音、
ハブベアリングを交換させて頂きました、
グリスが粘土化してます、
ボールが1つ無いのは分解時に転がっていってしまい拾ってくるのが面倒だっただけです(笑)
その一個が磨耗していたからスポッと転がっていたのかもですが、
たぶんどれか1つのボールが楕円やD形に削れてしまい一周するとコロッと鳴るんでしょうね
交換したあとはもちろん新品なのでバッチリです
やはりついでにYack さん号同様ナックルを磨いて
塗装させて頂きました🎵
次はブレーキマスターからのオイル漏れ修理です、
テスト走行時になんかちょっとブレーキタッチが甘いなと思って見てみたら漏れてました😅
外見はワイヤーブラシでゴシゴシやって綺麗になりました🎵
内部もペーパーで磨いて綺麗綺麗🎵
tatsuさん号は後期なのですがマスターシリンダーオーバーホールキットはまだ新品が取れました🎵
マスターバックはブレーキフルードで塗装が溶かされ錆々だったので
お得意の錆び落としからのー
黒塗りっ🎵
ブレーキホース(赤矢印)に無理がかかっているのも気になってしまい、
ABSのケーブル(青矢印)もちょっと無理に折れてる、断線しそう、
取り回し変更させて頂きました、
これは直進状態
右全切り
左全切り
どこにも干渉せず無理もかからない取り回しにできました🎵
気持ちいい😆
ABSケーブルのブラケットは作ったのに、ブレーキホースのブラケットは純正をそのまま少し曲げて使用、
今になってブレーキホースブラケットもスマートなの作れば良かったなと後悔💦
次はトランスファーです、
実は当初ご依頼頂いていたオイル漏れはトランスファーからでした、
オイルシール2つから漏れてました、
トランスファーはベアリングが酷くゴロゴロゴロゴロ鳴っていました、
オイル漏れでオイルがほぼ無くなりベアリングがダメージを受けていたのでしょうね、
部品商にベアリングを注文するも、4つあるうちの3つはあるけど1つは廃盤とのこと💦
古い車は困りますね😅
でも簡単には諦めません、
他ルートで純正ベアリングを入手できました🎵
不自然な磨耗と焼けのシム
逆に薄すぎて役に立ってなかったシム
トランスファーを組んで意気揚々とテスト走行に🎵
、、
、
まだ少しコロコロ鳴る、ミッションのベアリングは元々鳴ってたけどそこはミッションオーバーホールはさすがに金額も、時間もかかるし、オイル(ATF)の粘度が低いからこんなものなのかもということでとりあえずスルー、
それではなくやはりトランスファーからまだ鳴る、
トランスファーのベアリングがキツかった💦
これは僕の経験不足、認識不足なのかもですがデフやトランスファーのベアリングだけの交換でシム調整なんてしたことなくて頭にありませんでした、
LSD組んだり、デフ玉、ギヤ、シャフトなどを交換したらシム調整必要なのですが、
シムが合ってなくてベアリングに無理が掛かっていました、
しかしテスト走行はせいぜい2~3km、時間にして2~3分
そんなもんじゃこんなに磨耗もしないし、焼けもしない、
おそらく元々キツすぎるシムが入っていたようです😅
キツかったところは薄いシムに、
薄過ぎたところは厚いシムに組み換えて気持ちの良い回転になりました🎵
最後に納車の前日、
お預かりした当初からエンジンのかかりが悪く、かかってもアイドリングせずエンスト、
アイドリング安定するまで20秒ほどアクセル踏んでいないとダメなのが気になりチェックしているとバキュームホースの亀裂を発見しました、
ライトの光が漏れてます=穴が貫通しているということ、
エアコンコンプレッサーのプーリーに当たっていたようです、
幸いホースの長さに余裕があったのでダメなとこだけ切除して組み直したらアイドリングの安定が早くなりました🎵
tatsuさんからもエンジンのかかりも良くなりアイドリングも落ち着くようになったと良い感想を頂きました😊
さらに水温が今までは90~91℃だったのが88℃に下がったと、
バキュームホース切れ=余計な空気吸う=リーンな燃焼=燃焼温度上がる
ということで水温が高くなっていたのでしょう、
ちゃんとコントロールしてのリーンバーンエンジンなら良いのですが、故障でのリーンバーンは良くないので切れ目を見つけて直せて良かったです🎵
なんてったってバキュームホースの切れ目からの余計な空気吸いは空気だけじゃなくて砂なども吸ってエンジンにダメージを与えますので💦
さあ、次はみっちゃんさん号です、
みっちゃんさん大変お待たせいたしました💦
その後はサボテンさん、サボテンさんも大変お待たせしております、まだ僕がやらせて頂くのでよろしければ😅