エクリプススパイダーの古い車ってこれだから😆に関するカスタム事例
2025年02月24日 00時37分
弟と仲間を事故で失っておりスポーツカーの形は好きですがスピードには興味がありません、車は一歩間違えると凶器になると思っています 【エアロだけとかクソ】とかいう人こそクソだと思います 私はGT-Rの性能はいらないけどGT-RのボディがカッコいいからとGT系をGT-Rルック&ワイドボディにする人間です ランボルギーニの見た目で軽トラのエンジンで良いと思っています、 ドリフトしますがサーキットのみのエンジョイです そんな私の考えを理解して頂ける方のみ宜しくお願いいたします。
昨日じゃみさん号を納車させて頂きました🎵
記念に2台で😆
エクリプスカッコいいーーー♥️
黒2台のコラボは初ですね🎵
以下めちゃくちゃ長くなってしまいました💦
昨年、末も末の12月30日に入庫頂きました😅
最初に話を聞いた時は耳を疑い、聞き直しました、
「じゃみさんが淡路島でクラッチあぼーんしましてー」
へ?じゃみさんって聞こえたけど淡路島?
違う人?
じゃみさんに似てる呼び名の方いたっけ?
と「誰がですか?」と聞き直す、
やはりじゃみさん😅
なんでそんな遠くにいるんですか(笑)
横浜の人なのに😆💦
というわけで淡路島から不動車になったエクリプス君が送られてきました(笑)
診てみるとクラッチが切れないのでクラッチカバーがダメだと思いじゃみさんに連絡、部品をご自身で手配してくださり、1/26日に持ってきてくださいました、
その際にクラッチペダルがずっと(約20年)おかしかった、たまに奥まで入って戻って来なくなる、
ドアミラーが動かないので診て欲しい
と2点追加のご依頼、
クラッチペダルのその症状は1にマスターの異常、その後はレリーズシリンダーやレリーズベアリングの動きの不良がほとんどです、
というわけで僕はマスターがおかしく、その関係でベアリングの戻りも悪く、カバーのダイヤフラムを削りすぎてベアリングがダイヤフラムを突破、引っ掛かりクラッチがあぼーんかな?と想像しました、
しかし、じゃみさんにお伺いすると17年前ににディーラーでマスターを丸ごと新品に替えてもらったとのこと、しかしそれでも直らず今にいたると、
じゃあマスターじゃないのか?
とりあえずミッション下ろしてみようと
同時にそのマスター交換時にどんなことをしたのか過去の請求書などがあれば見せて頂きたいとお願い、
写真を送って頂くと確かにマスターASSYとレリーズシリンダーASSYを交換、ホースも交換されていました。
それならやはりマスターとレリーズシリンダーは除外です
これはネットからの拾い画像です、
カバーのダイヤフラムがベアリングに削られて欠けています😅
じゃみさん号もこんな感じになってベアリングが引っ掛かったんだと想像してました、
昔ランエボ3でこうなってるダイヤフラムを見たのでこの時代の三菱(というかランエボ1.2.3とエクリプスは同じ)はダイヤフラムが弱いのかな?と想像したのでした。
左側の3つの部品、じゃみさん号から外したクラッチのレリーズベアリングです
3つに砕けてレリーズフォークから外れてました、
クラッチ切れない原因はこれです、
右側は新品です、
ちなみにカバーは磨耗はあるものの欠けてはいません、見当違いでした😅
レリーズフォークの新旧比較です(笑)
こんなに削れて平らになってるフォークも初めて見ました(笑)
フォークの請求書、
エイキュウフォローって?
もしかして永久に供給してくれるってこと?
これを永久フォローしてくれるならマスターシリンダーASSYやオーバーホールキットも永久にしてくれー(後述します)
これ、クラッチベアリングが作動する筒部分です、
正式名称なんていうのか知りません(笑)
昔ドリフトやってた人は天狗の鼻と言うと懐かしいのでは?(笑)
ベアリングとフォークを外した以外なにも触ってません、
普通ここにはグリスをそこそこ塗ります、
塗ってあれば20年経ったとしても粘土化したグリスくらい残っているはずです😅
グリスが塗ってないからスムーズに動かない、ベアリングの戻りが悪くカバーに回される、磨耗、破損、天狗の鼻まで回転切削、
正直かなりのダメージです、
できれば交換したいところですがつまりはミッションケース半分を交換ということ、
まず部品が出るのか?(笑)
出たとしても金額はとんでもないはず、
今回はペーパーで削ってグリスアップして良しとしておきます
この後フォークとベアリングを組んで動かして問題なくスムーズに動くことを確認しています。
クラッチオーバーホールするならこれも絶対やらなきゃ🎵
リア、クランクシールの交換
フライホイールのバックプレートも錆びてるし汚いし💦
オイルシールを外したところです、
クランクシャフトに硬化したオイルが
ここにそのまま新品のオイルシール付けても当然長持ちしません。
なので400番のペーパーで綺麗に🎵
ラバーグリス塗ってオイルシール組んで
バックプレートも錆を取り、灯油で洗って錆を防ぐために塗装
エンジンブロックはそのままです(笑)
複雑に窪んでるので大変だからエアブローだけ
クラッチ組みました、
これは僕流ですがダイヤフラムのこことベアリングの接触面の双方にグリスを塗ります🎵
ここはごく薄くです、
沢山塗ると遠心力でクラッチディスクやカバーに飛ぶと滑りの原因になるので
昔のエボ3のを経験してから絶対やってます、
回転しているカバーと止まっているベアリングが接触するので少しでも磨耗を防ぐために
これでミッションを組んで僕は得意気になっていました、
天狗の鼻があんなんだったのがペダルの戻り不良の原因だと自信満々だったのです、
念のためペダルを踏んでチェックしましたがしっかり戻ったので10回くらい踏んでチェック終わりにしていました
ここまで正味2日(フォーク取り寄せタイムラグ込み4日)、、、これで終わるはずだったのですが、、、
ここからエクリプスオーナー戦慄の予想外?予想内?トラブルを(笑)
フロント右側タイヤハウス内
フロント左側タイヤハウス内、、、
錆びて穴が開いて室内まで貫通してます😱
本来弾力のあるゴムであるべきシーリングがこんなにパキパキ割れます💦
走行振動で剥がれ落ちているところ多数
もちろん水が侵入します
時間の余裕もないので今回は応急処置です、
それでもかなりの時間掛かりましたが😅
シーリング剥がして、錆をできるだけ落として、錆転換剤を塗布して、シーリングして、シャシブラ塗って、
左側の貫通部はテープ貼って右側と同じ処置を😅
応急処置ですが数年大丈夫かもなのでたまに様子を見ていきましょう🎵
ちなみにこのフロントの腐食の原因はたぶんここです、
フェンダー上側のフレームとバッフルの交差部のシーリング剥がれ、
まずここのシーリングが剥がれ水の侵入、
タイヤハウス内はシーリングが残っていると袋状態のため水が長期滞在し、錆発生、腐食、錆で盛り上がりシーリング浮きかなと
エクリプスオーナーさん、とりあえずここ見てシーリング剥がれてたらやっておきましょう🎵
タイヤハウス内も見てみましょう。
あとバッテリー液がこぼれても塗装を溶かし錆の原因、
ブレーキマスター、クラッチマスターのオイル漏れも塗装を溶かして錆の原因となるので見てみましょう🎵
ここはリアタイヤハウス内の腐食です、上からの写真です
白矢印のところのシーリング剥がれ、水が侵入、赤矢印部の腐食かなと思います、
クライスラーか?三菱か?作りが悪いぞ、
シーリングがダメになっても簡単に水が入らないように下側の鉄板は奥になるように組めよー💢
はい、次のトラブルです
ウォーターライン各部の水漏れ
赤矢印のところのパイプも濡れてます
ヒーターホースを外すとこんなに錆が😱
ワイヤーブラシでコツコツ擦って綺麗にしました、でもニキビみたいなクレーターが沢山だったのでここはシリコンシーラー併用で
ほぼ全てのパイプが腐食😅
こんな感じに綺麗にしました🎵
で、オフ会の時などに誰かが水周りトラブルになっても対処てきるようにと用意してマイエクリに積みっぱなしだったシリコンホースを押し売りして(笑)
僕はトライドン型ホースバンドがあまり好きじゃないのでこのワイヤータイプに交換🎵
バッテリーブラケットなんかも全部外して
古く硬化したシーリングをパキパキ剥がし、錆を落とし、錆転換剤を塗布、シーリング、シャシブラ塗装しました、
この後ボルトも塗ってます
ついでに、ついでに、
とついつい仕事を増やしちゃいます(笑)
途中まで作業しちゃった後だけど、
フロントのスタビライザーです、ほぼ全体的に錆💦
別に驚きませんけど(笑)
ピカピカに削ってー
キャンディブルーに塗装🎵
社外スタビみたいにカッコ良くなりました😊
捻れる部品なので(そうじゃなくても愛用してますが)塗装は普通の硬化剤ではなくウレタンバンパーなどに使う柔軟性硬化剤🎵
乾燥後はビニールのように柔軟性があるのでペリペリ剥がれにくく、長持ちします、
僕は鉄板ボディでも柔軟性硬化剤を使います、
フェンダーとバンパーの付け根、
爪折りしたアーチなどなど曲がったとこ曲げたとこが塗装割れて錆びてるの見たことある人いるんじゃないでしょうか?
あれはパキパキに割れる固い硬化剤だからなので🎵
こんな感じで追加が色々出てしまいここまで10日ほど、、、
そして殆ど組みきってエンジンを掛けようとクラッチを踏んだ時に事件は起きました、、、
クラッチペダルがスコーーーンと奥に入り戻ってこない💦
ベアリングのとこのグリス無しが原因じゃなかったのかよー😭
ここからまた少し戦いが始まります、
今回クラッチディスク、カバー、レリーズベアリング、レリーズフォークを交換、グリスもしっかり塗って動きがスムーズなのも確認した、
レリーズシリンダーもオーバーホールキットでオーバーホールした、
もちろんシリンダー本体の内壁も傷や錆のないことは確認
残るは、クラッチマスターの異常、もしくはペダルの異常
マスターを分解してみました、
一部カシメてあって簡単には分解できなそうな部分があってそこはスルー、
他のオイルシールは問題なさそう、
ペダルも外して分解して灯油で洗ってグリス塗り直していわゆるオーバーホール、
組み立ててエア抜き、
ダメだぁ💦
実はエクリプスには僕の整備士歴33年の経験で初めて見る変な部品がクラッチラインに仕込まれていました、
調べたらクラッチフルードチャンバーという部品です、
原チャリ小僧のときにチャンバー付けたっけな🎵
要は貯めとくとこですね、
つまりただのタンクだと思うのですが
過去にマスターもレリーズも新品にして、
今回クラッチディスクなんかも新品にしてペダルもオーバーホールして、これしか怪しいの無いよな、と
どんな機能かはわからないけど初めて見る=他の車には無い物=無くても良いもの
と考え、解体屋にいってテキトーな車からブレーキパイプをもらってきてこの部品を通さずバイパス手術(笑)
エア抜きして、ペダル踏む、、、
ペダルが気持ち重くなったものの、、、
何度か踏んだり離したりしてるとスコーーーン💦
ダメだぁ💦
もうこりゃドツボだ、わからん、
と思い始めたのですが、1つだけ可能性が残っている、、、
もう一度マスターを分解しました💦
やっぱりこのカシメのとこが怪しい。
ここの筒?がカシメてあって中にワンウェイバルブが入っている
もちろん踏む時に締まり、油圧をかける方向、
もうこのバルブにゴミが詰まっているとか、オイルシールがダメになっていて油圧が抜けるとしか思えない
でも大きな謎、
ディーラーでこの部品を含むマスターASSYを新品に交換する前からスコーーーン、新品に交換した直後もスコーーーン、
だったら関係ないはず、
まさかの新品が全く同じ故障する不良品だった?
何万分の一の確率だよ?
もしかして、前のシリンダーも新品のシリンダーも同じ人間が製造ラインにいた時のそいつがオイルシールを毎回傷付けながら組み立てた不良ロット?
それもないことではない、
もしくは、新品に交換したディーラーの受付の人間は依頼どおり新品手配、他にいくつかの部品も手配、
作業者に指示、作業者にしっかり伝わらずマスター以外の部品だけ交換、
マスターは車種不明の在庫として忘れ去られ(笑)
作業終了の報告を受けて受付担当は請求書発行、
というパターンか?
僕の予想は後者
もうここしかないと思ったのでダメ元でカシメ部を破壊(笑)
ワンウェイバルブを見てみると矢印の場所に欠けが😅
これが油圧が抜けるか抜けないかギリギリの欠け方だったみたい、
だからたまにスコーーーンってなるんだね、
運が良いと数日は抜けないとかね、
寒い日はゴムが固くなってて密着力落ちるからスコーーーンってなりやすいとかね
もう原因は99%これでしょー🎵
マスターのオーバーホールキット注文だーーー🎵
と喜んだのはつかの間、取引先部品商から
ASSYもオーバーホールキットも廃盤という悲しいお知らせ😭
あぁ懐かしいなこの感じ、
Yackさん号の時にも、tatsuさん号でも言われたっけなぁ💦
tatsuさん号はまだ終わってません、tatsuさん申し訳ありません、もうすぐ終わる予定ですm(_ _)m
というわけで、もう慣れたといえば慣れた宝探し気分です😅
とりあえず同じ三菱車、ランエボ1、2、3のマスターの写真を探してみる、形違うダメ!
ランエボ4.5.6、、、違う、
7.8.9はなんか使えそう、
しかし確信できるほどの情報はない💦
しかし、僕には1つの可能性がありました、
エクリプスのマスターは僕の良く知るメーカーだったんです、
というわけで三菱車以外でも検索、
そしたら❗これほぼ同じでしょ❗って画像を見つけました🎵
ダメ元で注文🎵
右側のシルバー、エクリプス
左側の黒いの、他メーカー某車、
ほぼ同じやないかーい😆
無事使えてペダルもたぶん完治致しました🎵
たぶんなのはまだ3日くらいしか経ってないので(笑)
でもあの欠けのせいだろうし、
理論的にも完治したと思います🎵
最後に、クラッチペダルも良い感じになった翌日、
じゃみさん号に乗り込もうとドアノブを引いたらパキッと割れました💦
エクリプスのあるあるな泣き所です😅
実はお預かりした当初から怪しさ感じてました、なんとなくクニャッとした感触だったので😅
お得意のプラリペアとステンレスの針金を駆使して直しました🎵
なんだかんだと2週間掛かってしまいましたが一応満足して頂ける仕上がりになったかと思います😊
じゃみさん、たまにメンテがてら遊びにきて下さいね☺️
あとはtatsuさん号とみっちゃんさん号を仕上げさせて頂きます、もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m