スイフトスポーツの思考の迷宮・電脳空間にダイブせよ!・ネットショッピングは罠←に関するカスタム事例
2019年06月24日 00時02分
さて、勉強というのが生まれてこの方好きになったことがないC9ではございますが、車だけは勉強する。苦にならないし、記憶もいい。
ここからはZC31乗り以外には全く意味の無い話になりますので、マニアックなのが好きな方だけどうぞ。
さて、スイスポ。ノッキングが若干発生してるのが直らず、アレコレと調べてみると、どうも水温補正なんじゃないかなと思い始めてきた。ZC31Sはノーマルサーモ開弁温度が82℃で、全開はだいたい92℃。私のスイスポも92℃マックスで88℃〜92℃を行ったり来たりする。
水温で1番調子が良く感じるのは85℃で、87℃までは同じくらい。ここから段々悪くなり、美味しいのは89℃までで90℃からエンジンが重くなり始め(スロットルレスポンスも落ちる)91℃からテキメンに悪い。水温補正の燃料増量と社外書き換えECUの合わせこみが出来てないからだと思う。てか、使えない水温域でベスト燃調とかアホじゃないかと(笑)スポーツカー業界で知らない人は居ないほどの有名チューニングショップなんだけどな・・・。ま、大手はこんなもんですよ。私のRAに使ってるリザルトマジック製書き換えと比べると泣けてくる。上書きしたいな(笑)
前オーナーのパーツを外して私好みにする作業中なのだが、前オーナーのパーツがほとんど使えないというゴミ生産機(笑)
ともあれ、水温を低め安定させれば美味しいとこ捕まえるから良くなるはずなんだが、ローテンプサーモは良い思い出ないのよ。毎回オーバークールでさ。発熱と冷却が釣り合ってない車にはいいんだろうけどさ。
で、アレコレと探していたら、良いのがあったのよ↓
ローテンプではなくミドルテンプ。ローテンプだと開弁温度が65℃とか72℃なんだけど、これだと冷えすぎ(全開温度は開弁温度+10℃だそうです)なんだよね。ZC31Sは可変バルタイが全力稼働するのが水温80℃以上なんだそうだ。ローテンプサーモだと可変バルタイが仕事しない(笑)おまけにアイドリング安定のために燃料が増量されて燃費も落ちる。理想空燃費からも離れてしまう。
で、ミドルテンプだと水温が85℃までで安定するようになる。ホントは78℃開弁が欲しいのだが(これなら理想値の水温84〜88℃あたりで安定)これはZC32にしか設定がない。
ともあれこれなら電動ファンコントローラ無しで普段乗りを水温低め安定させられる。ファンコントローラなら水温を完全に好みの温度で安定させられるが、ファンが稼働し過ぎて傷みそうだしな。
まぁこのパッケージでも、ラジエーターの容量を越える発熱には耐えられないから、真夏のサーキット全開!とかやるならまた考えないとかもしれんが、その予定もないから大丈夫だ(笑)
余談だが、スイスポにはヒートエクスチェンジャーが付いてる。昔は水冷オイルクーラーとも言ったな。水温の上がりに合わせて油温も上げる装置だが、油温が上がると水温もそれに引きずられて上がってしまうというデメリットもある。
で、ミドルテンプサーモを使って水温を5℃下げられれば、普段乗りでも油温も5℃下げられるってわけだ。油温はだいたい水温の10℃増しって言われてるから、水温90℃なら油温は1番高い場所(ブロック抜けて直ぐか?)で100℃。これを95℃に出来るなら、それだけでもエンジン寿命には助かるやろ。