TT クーペのカーボンメーターフード・レジン・マットクリアー仕上げ・リアルカーボンクロス・工作に関するカスタム事例
2024年06月13日 21時44分
カーボンメーターフードカバー5号
なぜか、どうしても拘りたいメーターフードカバー。
これまでも、リアルカーボンクロスを使用してきましたが、削ったり磨いたりを避けて、型に貼り付けたカーボンクロスに、マットクリアーのシート貼ったり、塗料で固めたりで凌いでいました。
こちらは4号
ただ、その作り方ではどうしても「アジアン家具テイスト」が拭えないので、今回初めて「レジン仕上げ」に挑戦しました。
ベースには、低発砲エンビ板を使用。
今回も純正のメーターフードを外した所に蓋をする様な感じで、純正の山型ではなくペタっとした、メーターフードを作ります。
形状は、タコメーター、スピードメーターの筒感を出すため、水温計と燃料計の反射防止の庇はつくらずに「反射対策は後で考える」の、仕様にしました^_^
イメージ通りに型が整ったので、カーボンクロスの巻き付け作業を開始。
内側には、両面接着シートを貼って巻き込んだクロスを固定します。
表側は、両面接着シートとレジンの相性が解らなかったので、何もせず内側に巻き込んだカーボンクロスのテンションで密着させるのみ。
後で思うに、巻き込み量が一部少なかったのは大きな失敗。
で、1回目のレジン塗布後の朝。
案の定、巻き込み量の少なかった部分が、めくれてました。
原因は、巻き込み量不足は勿論の事、クロスの綻び止めのマスキングテープを取らなかった事も挙げられます。
取り敢えず応急処置して、会社へと。
帰宅。
めくれを戻した部分は、再度めくれていて、更に硬化が進みカチカチに。
ここで「終わった①」と、思いましたが、
ココを除去するか?、それとも力づくで折り曲げるか?
ダメ元で、ヒートガン充てながら無理やり内側に曲げて、ダイノックシートで貼り押さえたら、どうにか復旧できました。
作業続行し、レジン3度塗りの状態。
本当は、あと5.6回は塗り重ねるべきでしたが「いくら塗っても平らにはならないな」と「仕方ない、削りに踏み込むか」の思いで、レジン塗り終了。
後に思いましたが、「たとえ削るにしても、もっと塗り重ねればよかった」が反省点。
次いで、
表面を平らにするために、道具を揃え、休日を待ち、削りに挑戦。
#120から#3000まで9種類、徐々に番手を上げながら削りましたが、番手を上げるタイミングやら、どこまでやれば良いのか?
一度の工程では、なかなかYouTube通りにならず😅
2度繰り返しましたが、カーボン自体まで削れた所もあり、表面は曇ったまま・・・
「終わった②」
ここまでの工程は、失敗だらけ。
削りにも失敗し、作り直しを覚悟するも、またまたダメ元の、コンパウンドの練習。
んー、
最強?の3M製を使いましたが、殆ど効果なし。
これで完全に「終わったー③」
ただ、ウエスで表面を拭くと、その瞬間、良い感じのマット感になるので
これ如何に?と思い、
本当に最後のダメ元で、脱脂→マットクリアー吹きの練習。
んまぁ〜、
なかなか良い、これなら装着できるレベル、になりました^_^
ところで、マットクリアーにするのに、なぜ磨くか?
それは、その方が仕上がりが良いから。
じゃ、なぜマットクリアーなのか?
それは、グロスだとフロントガラスに反射しまくるから。
そして、装置。
左右の細長い所に厚みが出てしまい、フィット感はイマイチです。
それと、こう見ると、やはり綺麗なグロスに仕上げてからマットにした方が、カーボン感増すと思いました。
うーん。。。
完成した日は満足してましてが、やはりダメかな。。。
ならば、
今回の失敗点を考慮し、
次は、目を細かくして再チャレンジします。
型も多少手直しして、
レジンも確実に5回以上重ね塗り。
そして、6号が完成したら。。。
次は、
こんなのにも挑戦。
できれば、
こんな縦スリットも入れたいですが、
となると、サイドグリルのデザインも要検討。
ここはクオリティが低いと痛くなるので、やるのならちゃんとやらねば、ですね。