かずさんが投稿したカスタム事例
2024年02月16日 00時55分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
バイト先の社長から電話がありハイゼットバンのタペットカバーパッキンを交換して欲しいとのこと。
タペットカバーパッキン交換との事だったのですが200系ハイゼットでEFエンジンなので何か嫌な予感がしつつもプラグカバーを外してみるとカバー内部にオイル溜まりが😓更にコイルを外してみるとプラグホールシールからのオイル漏れ😞更に最悪な事にプラグホール内にもオイル溜まりが😨
EFエンジンはテリオスの後期等一部の車以外は基本タペットカバー(ヘッドカバー)ASSY交換しか修理はできずプラグホールシールのみは供給されていません。
部品卸に問い合わせて社外品のプラグホールシールを用意しました。大きさからしてJBエンジンのプラグホールシールと共通かと思います。
何故ASSY交換しかないのかの理由はタペットカバーの裏にあるバッフルプレートの穴がプラグホールシールより小さく交換は出来ない為です。
しかしASSY交換となると高額になる為交換するしかないです。
バッフルプレートの穴を拡大してシール交換をします。
出来るだけシールを変形させずに外して新しいのと寸法を測るとほぼ一緒で使えそうです。
新しいシールを打ち込み広げたプレートの穴を叩いて元に戻します。
他の二つも同じ作業をします。
フィラーキャップの隣にある筒はブローバイホースでエンジンの中の圧力を逃がす役割があり通常は貫通しているのですが吸っても吹いても貫通している様子がなく詰まっている状態です。
ここが詰まっているとエンジンの内圧が抜けず内圧の逃げがないためタペットカバーパッキン、プラグホールシールからのオイル漏れが発生します。
ブローバイホーステが繋がる所は2番辺りになるので閉じた穴を一部開きいつものエンジンチューンアップを吹き込み+漬け込み後ブローバイの穴からエアブローを数回繰り返します。
2時間格闘の末ブローバイが
開通しました😄
広げた穴を叩いて戻しパーツクリーナーで綺麗にします。
エンジン内部は酷くは無いですがスラッジ汚れがあります。
プラグもついでなので交換します。
新しいタペットカバーパッキンを
取りつけて元に戻していきます。
最後にエンジンオイル、エレメントを替えてエンジンをかけてみると直ぐにエンジンがかかり調子良くエンジンが回っています。
オイル漏れが無いか確認し問題無ければ作業終了です。
どのエンジンでも一緒ですがエンジンオイルの交換を怠るとEFエンジンはブローバイの穴がスラッジで詰りエンジンか不調になったりオイルが食うようになりタペットカバーパッキン以外の所からオイル漏れが起こるようになります。このハイゼットバンもオイルを抜いたらドロドロになっていました😨オイル交換は大事ですね。
これで調子良く乗ることができますね。