レンジローバーのアース強化に関するカスタム事例
2022年08月07日 13時23分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
クラシックレンジのアーシングの残り(追加)を行いました。
おさらいになりますが、前回接続したポイントは、下記です。
①バッテリーマイナス⇄ボディアース⇄シャーシ⇄オルタネーター
②オルタネーター⇄イグナイター
今回は下記を追加しました。
③オルタネーター⇄インテークマニホールド
④オルタネーター⇄右シリンダーヘッド
⑤オルタネーター⇄左シリンダーヘッド
⑥オルタネーター⇄エアーフローメーター
前回も書きましたが、エンジン稼働中はオルタネーターのボディがマイナスとしては一番低いと思われるので、ここに各部のアース線を繋ぐという考え方です。
しかし前回のオルタ固定ネジ1箇所では更なるアース線の追加が難しかったので、まず市販のアーシングターミナル(複数ネジがあるもの)を加工して、オルタネーター固定ネジに取り付け、複数本のアース線が接続できるようにしました。
拡大するとこのような感じです。
オルタの後ろ側に付けました。
配線するとこのようになります。
(裏側からの写真ですが)
オルタへ6本のアース線が接続されました。
今回追加したポイントは、
③オルタネーター⇄インテークマニホールド(インマニに取り付けられているボルトに共締め)
④オルタネーター⇄右シリンダーヘッド(クーラーコンプレッサーブラケットのボルトに共締め)
⑤オルタネーター⇄左シリンダーヘッド(オルタネーターブラケットの固定ネジへ共締め)
⑥オルタネーター⇄エアーフローメーター(エアフロ固定ネジへ共締め)
ちなみにクラシックレンジはボンネットアースが標準で備わっています。
(反対側はシリンダーヘッド後方へ接続されています)
前回のアーシング後は低速トルクが増えたり、ヘッドライトが明るくなって体感できましたが、今回の追加では体感できる違いはありませんでした。(前回のアーシングでほぼ各部の抵抗値はゼロになったのかもしれませんね)
しかしいずれにしてもアーシングすることで体感できる効果があり、ドライブが一層楽しくなりました❗️
なお、体感だけではなく数値でも把握しておきたかったので、アーシング前後で各部の抵抗値をテスターで測りました。参考に載せておきます。
※「アーシング前」の値は前回のアーシングもする前の値です。
■アーシング前
・バッテリー〜近くのボディアース(フェンダー上):0Ω
・バッテリー〜シャーシ:0Ω
・バッテリー〜右シリンダーヘッド:0.1Ω
・バッテリー〜左シリンダーヘッド:0.1Ω
・バッテリー〜インマニ:0.2Ω
・バッテリー〜オルタネーター:0Ω
・バッテリー〜イグナイター:0.2Ω
・バッテリー〜ディストリビューター:0.3Ω
・バッテリー〜エアフローメーター:0.2Ω
■アーシング後
・上記全てのポイント:0Ω
汎用テスターでの測定なので誤差があるかもしれませんが、数値としても改善されたことがわかりました。
写真追加
暗電流の測定をしてみました。
キルターミナルを切った状態で電流値を測定しました。
約25mAで問題なしでした。