X6 MのLLC補充・S63B44B・自主点検・BMW純正・弄りの秋に関するカスタム事例
2024年11月04日 06時57分
BMW純正LLCを補充しました。
純正LLCは青と緑のカラーがありますが、車両の年式で工場出荷での充填されているクーラントが異なるようです。
自分のF86は青でした。
希釈LLCの生成と補充にはオイルジョッキ等ではなく、このオイル差しが大変便利です。
攪拌も補充も溢れる心配がありません。
作業はLEDヘッドライトをエンジンフードにS字フックで下げて照らします。
これで正確に補充します。
LLCを高純度精製水で希釈して生成します。
割合は50:50。
最初にLLCの原液を入れます。
その後に高純度精製水を入れてからキャップをして軽く攪拌します。
今回はエクスパンションタンクの減り具合がおよそ100ccと予想して生成しました。
完成しました。
キャップを外すとMINのギリギリ程度の減りでした。
補充します。オイル差しは最大で400cc程しか作成できませんが、少量を入れる程度であればコレでOK。
オイル差しの本体を軽く押すことで中身を抽出できます。
MAXの少し上まで入りました。100cc生成で正解でした。
後は不織布で軽くキャップ口の周辺を清掃します。
タンク側のオーバーフローした際に外に排出する溝の部分にはLLCの白い結晶のようなものが、少々付着していました。
圧がかかるキャップ周辺からも、蒸発はしているようです。
ツインターボ付き4,400ccの大排気量なので、クーラントはおそよ1年5,000㌔程度で約100cc減るようです。
このクルマのラジエーターは合計で10個も備えているので仕方ありません。
これくらいの減りが普通のようです。
インタークーラーは水冷式でこちらもエクスパンションタンクを備えています。こちらの量は全く減りはありませんでした。
BMWの取扱説明書によるとMモデルでもE型のNA/SMG採用モデルやF型のDCTモデルと異なり、LLC/ATF/デフオイル等は交換不要となっております。
ただしエンジンオイルも含めて欧州の厳しい環境規制からのロングドレンの推奨となっているため、メカニカル的には5万㌔を超えたあたりから交換は必要でないかとは思います。