アルトワークスのエンジンオーバーホール・シム調整・友達のエンジン・メンテナンスオフ会に関するカスタム事例
2020年10月04日 20時44分
友達のエンジンをオーバーホールしてます。
私はいつもの撮影係。
注文したシムの厚みが2.470ミリ。
在庫がないとのことで2.480ミリが届きました。
仕方がないので0.010ミリ削ることにします。
いつもは時間をかけてオイルストーンで⌛をかけて頑張るのですが効率よく均等に削るには。。と考えた結果、この方法を思いつきました。
捨てようと思っていたバルブに両面テープを貼り付けそこにシムを貼り、ボール盤に取り付け、400番手の紙ペーパーで削る作戦。
10回押し付けると凡そ0.005ミリ削れることがわかりました。
後、10回、押し付けて0.005ミリ削り落としました。
イヤー、狙い通りではないですか!
ドンピシャ!
真っ平に削れました。
何処を測定しても2.470ミリ。
再度シム調整をやってもらいました。
インテーク、エキゾースト共に目標値。
一枚だけ0.010厚かったのでオーナーさんに『どうする?また外して削っちゃう?』と聞くも、『整備書の規格以上に精度があるのでスルーしましょう。』とのこと。
まあ、そこまでは必要ないけど拘りたい私としては少し残念。。
シム調整を終えてタイミングチェーンを取り付け、チェーンテンショナーを取り付けて。。
クランクプーリーを回してもらいました。
実にスムーズ!
完璧です!
フロントカバーにオイルポンプを取り付けます。
オイルを塗布して馴染ませて。。
オイルポンプをしっかりと取り付けます。
フロントカバーに液体ガスケットを塗布し蓋をします。
整備書通りの締め付けトルクで取り付けます。
エンジンを天地逆にします。
オイルストレーナーを取り付けていよいよオイルパンを取り付けです。
オイルパンに液体ガスケットを塗布。
そして蓋をします。
トルクレンチで規定値にて締めます。
オイルシールを打ち込んで。。
オイルレベルゲージとノックセンサーを取り付けたところで本日は終了。
タペットカバーはオーナーさんが塗装したいとのこと。
なので付けませんでした。
綺麗に塗装したクランクプーリーを取り付けて、埃侵入防止のためタペットカバーと各部にマスキングテープで蓋。
しっかりと養生をしてエンジンを片付け終了!
このエンジン、繰り上げとバランス調整に拘ったエンジンなので軽く回ると思います。
楽しみですね!
人のエンジンを組むのを見ていると自分もエンジンを作りたくなりました。
予備エンジンが二基あるのでストックエンジンを作っちゃおうかな。。
刺激を受けちゃいますね!
どうせ組むなら今、搭載しているエンジンスペックを超えるものを作りたい。
燃焼室のスキッシュ、ピストンクリアランス、シム調整0.001以内、ヘッドのポートの見直し、等々MOREを求めたいな。
圧縮比もパンチのあるように少しだけ上げてみたいな。
そう思っているのが楽しいです。