BRZのYusuke512さんが投稿したカスタム事例
2022年05月23日 09時19分
BBS RE-L2を装着した事による変化は大きい印象だ。
純正は215/45R17のプライマシーHPに対し7.5J48のホイールを履き、タイヤが引っ張られラウンドしていてる事が、フェンダーの隙間が大きく見える原因だと思ったので、タイヤはそのままで7J41のホイールに変更して、リム幅を適正にした上で純正と同じ車幅になるようなオフセットを選んだ。
フェンダーには余裕があるが、純正と同等の車幅になるようにしたのは、車高を下げないままツライチを目指すと、タイヤがフェンダーから浮き出て、余計に車高が高く見えると思ったからだ。
その結果、車高には変化がないが、フェンダーの隙間が埋まり、車高が低く見えるようになったと思う。
また、運転感覚への影響も大きい。
オフセットを前後元に変更した影響か、ステアリングがセンターに戻ろうとする力が強く、予想に反してステアリングの感触は重くなったが、その分、直進時やコーナリング中の安定感が高まり、アクセルを踏みやすい。
ホイールを大幅に軽くしたのは初めての事だが、全体的に動作前の溜めの動作が少なくなり、フリクションが減っている印象。特にサスペンションの動き出しがスムーズで、僅かな入力でも、しっかりとストロークするので、ロールは大きくはなっているが、その分、路面を掴む力が高く、強く靭やか。
ホイールを軽量化すると乗り心地が悪くなると言われるが、フリクションが大幅に減っているのと、7.5Jから7Jに変更してタイヤのショルダー剛性が下がっているので、よりサスペンションの動きも、タイヤのしなりも良く、ロードノイズも軽減され、靭やになっている印象だ。
加速時はクラッチを繋いだ時の出足が軽く、軽量プーリーを入れたときの感覚に似てる。惰性でホイールが回ろうとする力が弱いので、アクセル操作や路面の勾配によるスピードの変化は大きいかも。それによりアクセル、クラッチ、シフト操作のタイミングが変わり、慣れが必要だと思う。
ブレーキは純正ホイールの時は前荷重に移行する感覚が強く、グッと前に沈み込みながら止まる印象だったが、BBS装着後はフロントの減衰力が上がったかのように、四輪に均等に荷重が掛かる感じでスムーズには減速する。
軽量ホイールの導入は駆動系に手を入れて、ブレーキとサスペンションを交換したのと匹敵するか、それ以上の効果はあるが、調整機構を持たないサスペンションとの組み合わせでは、セッティング出来ないのが難点かも。良くも悪くも変わってしまうので、上手く調和できるかどうかは、ドライバーの腕次第。