車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2021年05月30日 00時14分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
熱中症寸前!?酷暑の山梨へGO!(19)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“三菱 ミニキャブ55 パネルバン 郵便車 LO13P(VPS)改”です😊
某公園付近にある有名個体のミニキャブ。
この型のミニキャブは草ヒロ界隈ではよく見るのでスルーしがちですが、こちらの個体は珍しいパネルバン、しかも郵便車という特典付き✨
車種自体はそこまで珍しくなくてもこの仕様はかなり珍しいです。
昔は払い下げ等で郵便車を買えたりしたのでここにあるのでしょうね。
果樹園が広がるエリアにあるので周りから飛んでくる農薬がボディを蝕んで錆び付いていますが、なかなか良い塩梅です😊
パネルの横には屋号や文字が書かれており、かつては黒いスプレーか何かで塗りつぶされて消されていたようですが、現在はその塗料が薄れて下から元書いてあった文字が垣間見えています。
“山梨郵便局”
“毎月23日は ふみの日です”
の文字。
ふみの日は1979年7月23日に制定された「手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承する一助となるように」という記念日です。
このミニキャブは1981〜1984年頃のモデルなので、ふみの日が制定されたすぐ後に郵便車として導入されたことが分かりますね。
今の郵便車にはそんなこと書かれていませんから、この文字も歴史を感じさせる貴重なモノです。
リアにも「山梨郵郵便局」の文字が。
荷室は物置として使われていました。
外板とは打って変わって車内はインパネの割れやシートの破れもなく、極上コンディションを誇っていました✨
実はこのミニキャブ、こんな道沿いにデンと置いてあります。
かつてこの地域はパブリカ700バンや巨泉ハイゼット、ババーンサンバーにくちびるサンバーなどの珍しい草ヒロが密集していたらしいのですが、2008年頃の撤去の嵐で皆姿を消してしまったエリアです。
そんな中こんな道路沿いにあって撤去も容易であろうミニキャブが令和になった今まで残っているのは奇跡ではないでしょうか。
今後も残り続けていただきたい1台です。
おまけ
ミニキャブがある山の麓にあるアルトワークス。
接近したかったのですが、上↑の写真の通りネットが張ってあった上にオーナーさんがいらっしゃらなかったので渋々道からの撮影で済ませました。