S2000のダブルSさんが投稿したカスタム事例
2024年06月30日 16時30分
ホンダが大好きで、人生4台目のホンダ車がS2000です。通算12台と愛車生活を送ってきましたが、S2000タイプS最終年式モデルを最後の愛車にすることに決めました。ホンダ好きのみなさんはもちろん、車好きのみなさん、よろしくお願いします。
CARBOYTUNE 103
旅の備忘録
BIG ADVENTURE TOURING 2024
準備編21
タイヤ&ホイール館フジ スペシャルブランドR45八戸店で
損傷させてしまった左前後輪のエンケイNT03RR2本
と
ADVAN NEOVA AD09
に交換したのが去年の夏だった
あれから一年
今年も北海道が待っている
大冒険のテーマアルバムとして
先日
山下達郎の
レアリティーズ RARITIESを選んだのだが
あとテーマアルバムを2枚追加したい
渚のオールスターズの
The Best of 「渚のオールスターズ」
杉山清貴の
here&there
3枚とも夏がつまっている
ところで
去年の北海道旅行のデータ(全行程約5000キロ走行)や過去の北海道旅行のデータも踏まえて
自宅⇒新潟港→日本海航路→小樽港⇒北海道14日間走行⇒苫小牧港→太平洋航路→仙台港⇒自宅
で4000キロ程度の行程になるのではないかと予想している
するとガソリン代が
4000÷リッターあたり12キロ×ハイオクガソリンリッターあたり180円≒6万円
となる
往復の高速代が約1万3000円
行きのフェリーが2万5500円
帰りのフェリーが2万5000円
ここまでの合計が約12万3500円
ここからは東京にいても生活費はかかるので本来計上する必要はないのかもしれないが念の為
15泊16日の生活費が
一日2000円×16日=3万2000円
これは主に食費(私は朝晩の一日二食しか食べないし、基本的にセイコマか道の駅のものしか食べない。道の駅で夕食営業のレストランがあれば、車中泊させていただくので、できるだけお金を使うようにしています。その場合はビール代も使うようにしています)とセイコマで買う氷代(毎晩必ずキリン氷結無糖レモンサワーを飲むので必須です)、あとは風呂代(できるだけ車中泊に利用させていただく道の駅の温泉を利用するようにしていますが、だいたい500円程度です)と、道の駅で食べるソフトクリーム代に消えていきます
キリン氷結無糖レモンサワーは東京からトランクに積んでいくので、プラスの費用はかかりません(北海道で購入してもいいのですが、飲む銘柄が決まっており、どこにでもあるわけではないので、ないと困る)
アルコールは飲酒後10時間から12時間以上あけないと私は運転しません
なので
朝の出発は比較的ゆっくりです
その際
タニタのアルコールチェッカーで更に念入りにアルコールが完全に抜けていることを確認してから出発するようにしています
それから
プルームX用のシガースティック
スムースレギュラー1カートン
ミックスミントメンソール1カートン
も東京から持って行くので
プラスの費用はかかりません(でもよく考えたら、セイコマにお金を落としたいから北海道で購入したほうがいいなあ)
あとは
樺太食堂でうに丼を食べるなら5000円(職場の先輩にすすめられたが、時間があわなければ行かない)
予備費用として2万円(使わなければかからないお金)
合計約15万5500円+(5000円)+(2万円)≒15万5500円〜18万0500円
これが大冒険の予算のすべてです
そして
仮に北海道へ行かなくても生活費はかかる(物価の高い東京生活を日々送っています)ので
大冒険にかかる実際の費用は
12万3500円ということになります
もちろん
東京にいたとしても
16日間の長い夏休みなので
車にはかなり乗ります
北海道へ行かなければ
東京⇒埼玉⇒群馬⇒長野⇒岐阜⇒富山⇒石川⇒富山⇒新潟⇒群馬⇒埼玉⇒東京
というお決まりの1200キロほどの旅行に行くつもりだった
オール下道ルート
ガソリン代が約2万7000円かかります
おまけに峠越えやガソリン代が全国トップレベルに高い県も通過するので
この額では収まらない可能性もあります
長野県で給油すると
レギュラーガソリンの価格が
東京のハイオクガソリンより高いです
あと安房峠道路を通ることになるので
790円がプラスされます
そこで
2万8500円は最低かかるとすると
北海道大冒険約12万3500円−約2万8500円≒約9万5000円です
つまり
実質9万5000円で北海道大冒険ができるのです
ところがです
私の周りの方々は誰もこの大冒険をしたいとは思わないようです
2シーターのオープンカーで車中泊など不可能である
仮にできても苦行以外の何物でもない
ホテルで寝たい
観光がしたい
北海道の海産物が食べたい
そんなハードな旅なら行かないほうがまし
そんなことを言われる
そうでしょうか?
まず私はコンパクトな寝床が大好きである
18切符で昔は東京駅発大垣駅行きの東海道線夜行の各駅停車に乗ってよく旅をした
直角の背もたれで寝たし
ブルートレインのB寝台も大好きだった
サンライズ瀬戸
サンライズ出雲
の狭い個室も大好きである
ビジネスホテルも東横インの広さで充分だ
海外旅行だってエコノミーで全然眠れる
だから
邪魔なグローブボックスがなく、奥行きだけはたっぷりとある助手席で思い切り足を伸ばせるS2という車には感謝しかない
足を思い切り伸ばし、センタートンネルに置いた枕に頭を傾ければ心地良い眠りが待っている
決して仮眠ではなく
熟睡できるのだ
何より私はこのスタイルの車中泊を既に何十泊もこなしているのだ
狭い車内では全てに手が届く
雨の日はそこが宴の会場にもなる
車中泊することで
ホテルの駐車場にとめたダブルSの心配をする必要もなくなる
いつも愛車と一緒にいられる幸せな時間と空間
おまけに宿泊費用は無料
本当に落ち着く心安らかな場所
そのために助手席はフルバケにするのを見送っています
タイプS専用シートは私の専用ベッドですからね
もともと車中泊が本当に大好きなんですよ
一時はそのためにアウトランダーPHEVを購入したぐらい
私が日本一周をするなら
キャンピングカーではなく
アウトランダーPHEVを迷わず選びます
大き過ぎずどこにでも出かけられて
とめられる
エンジン切っても朝までエアコンは使えるし
家電も使えるから調理だってできる
今でもユーチューブでアウトランダーPHEVの方の車中泊動画をウォッチしています
後席を倒せば巨大なベッドスペースが作れるし
車内で着替えもできる
走りも四駆で安定してて
重いバッテリーが底にあるおかげで重心も意外と低くて
直進安定性も抜群
雨の高速なんか最強ですよ
ダートだって林道だってガンガン走れるし
でもね
スポーツカーがないと駄目だったんですよ
GR86なら車中泊できるんですよね
展示車で実際に寝られるか試したら
足を伸ばしてゆっくりと寝られるのが分かりました
でもね
HONDAじゃないと駄目なんですよ
そこで
シビックタイプRも試乗したし
後席を倒したら真っ直ぐ足を伸ばして寝られるんですよ
乗り心地もいいしお利口で速いし乗りやすいし車が守ってくれる感が半端ない
何かに似ていると思ったら前に乗っていたランエボXと同じで
安心感いっぱいなんですよ
絶対に車が助けてくれる
エンジンも直4の2リッターターボで同じだし
VTECかMIVECか
今でもランエボXは最高の車だと思います
大好きです
デジタルでサイボーグで最強
シビックタイプRは発表前からずっと注目してたし
死ぬほどセルフ見積もりもしました
でもね
HONDAのVTECそれもNAじゃなきゃ駄目なんですよ
だからHONDAの3リッターNAのVTECを搭載したV6のNSXを二回も購入したんです
最高にカッコイイですしね
いつかまた乗りたい車第1位です
超超超大好きです
でもね
オープンカーじゃなきゃ駄目なんですよ
それも前後重量配分に優れたFRじゃなきゃ駄目なんですよ
重たいV6じゃなくて軽くてビートの効いた直4のVTECじゃなきゃ駄目なんですよ
そして
NAエンジンじゃなきゃ駄目なんですよ
つまり
S2000じゃないと駄目なんですよ
さらに
タイプSじゃないと駄目なんですよ
いや
ダブルSじゃないと駄目なんですよ
私は真夏の昼間と雨の日以外は必ず幌を開けます
北海道をオープンカーで走る喜びは何物にも代えがたいんです
私には
HONDAであること
直4のVTECエンジンであること
NAであること
2200ccであること
タイミングチェーンであること
FRであること
フロントミッドシップでは足りず、フロントビハインドアクスルレイアウト+前後重量配分50対50であること
マニュアルトランスミッションしかないこと
高剛性ボディであること
そして何よりもオープンカーであること
が重要なんです
最高のシフトフィールでほとんどが専用パーツで構成されている
S2000という車が誕生した奇跡に感謝しています
上原繁さん、ありがとうございます
あなたが世に送り出してくださった最高のスポーツカーで今年も北海道を走ってきます
上原繁氏のHONDAでの最後の作品が
開発現場での通称「上原スペシャル」
=S2000タイプS
でした
つまり
NSXやタイプR、S2000というHONDAスポーツを手掛けてきた
上原繁氏の最終作品であり
上原繁氏のHONDAスポーツの最終進化形であり完成形が
S2000タイプS
なんです
だから
HONDA S2000 タイプS
2009年式最終モデル
に私は今乗っています
そしてS2000タイプSの故郷
株式会社本田技術研究所鷹栖プルービングセンターのある北海道に
この夏
ダブルSと帰省してきます
当分つづく