914の並行輸入・カリフォルニア・73年に関するカスタム事例
2020年01月24日 23時46分
フードにはポルシェのクレストをリアにはポルシェロゴ入りプレートを、そしてテールライト、ヘッドライト、スピードメーターは現地で前もって日本仕様に変更。 フードのクレストは元々914には付けて販売されなかったんです。オプション扱いでした。 当時914はアメリカでは新しいく形成されたPorsche Audi部門で輸入され、エンジングリッドにPorscheのロゴ付けてPorscheとしてのみ販売されました。 残りの世界ではVW-Porsche として販売。
さて、レストアが完成したのでロングビーチまで運んできて船積みです。コンテナは40フィート、2台入るのでついでにもう一台買いました。オリンピックブルー、これも珍しい色でレストアしてます。この1台は手放します。 サイドマーカーはUSのレギュレーションですがフォルムに拘っているアメリカ人は付けてません。ヨーロッパ仕様には元から付いてませんので僕も付けてません。 サイドマーカー無いほうがカッコイイ!
914が開発された経緯は当時912の値段も高くなり911と変わらなくなってきた折りVW社の思惑と合致し914が912の後継車として開発されました。 当時914は911崇拝者には受け入れられませんでしたが、このクラスでは他に類を見ないミッドエンジン。 高級車のパンテラと比較しても914は実用的で進んでるように思えます。低重心、4輪ディスク、独立サスペンション、ラックアンドピニオン。前後にトランクスペース、屋根が外れるオープントップのCoolな車でその時代の他社競合車よりも信頼できる車です。コーナリングは最高で現在の電子制御には無い運転の楽しさを教えてくれます。
長い間マーケットから取残されてきましたがこの十年間で人々は914の歴史に目が行き魅力が沢山有る所が高く評価され見直されてきました。 この車を18才で見たときは衝撃でした。凄く未来的に映り電気自動車かと思ったくらいです。世界には多くに914クラブが存在するほど人気な車種で、父親がポルシェのヘッドデザイナーだったHans Lapineは今も914の虜です。もしオリジナルの914-6、特別仕様車または73年74年の2.0が手に入ったら下手に弄らない方が良いです。アメリカでは価格は上向きで天井が見えていない。
神戸港で陸上げ。輸入通関は貿易をしてる自社で
こちらはインジェクションタイプで
ブルーの方はweberキャブレターに替えてます。キャブの方がセッティングは要りますがメンテが安い💴⤵️(^-^)/