Gearさんが投稿したArduino・CWトレーナー・モールス符号の数値化・2進数→10進数?に関するカスタム事例
2020年09月17日 16時30分
ご注意:
車に関係ない話題ですが、良かったらご覧ください。
CWトレーナーのプログラムがほぼ完成しました。
カナ文字とモールス符号を出力すだけなら、先人の知恵をパクっておしまいなんですが、濁音と半濁音を適正に出力するための制御プログラムを自作して実際の和文モールスに近づけました。
おまけ的に、読点と長音と段落( 」)も入れ込みました。各々の出現率を調整した結果を動画にしましたよ。擬似乱数を使用しています。
本文の開始と終了の符号もモールスで出力していますが、対応する文字は出力されない仕様です。繋がっているPCには出力させています。LCDとは異なりモールス音と文字が同時にシリアルモニタに出力されます。
濁点と半濁点の出現をMax5/20と想定して15字/行としています。なので、濁点や半濁点が無い行は右端が5字分空いてしまいます。
LCDの配線が前回ごちゃごちゃしていたので、ピンをハンダ付けしてスッキリさせました。
卓上用のプロトなので大きめですが、持ち運び用は別に作る予定です。
プログラムが完成すれば、筐体への組み込みにも気合が入ります。
欧文もスイッチの切り替えで使えるので、トレーナーとしては、実用的と思います。
Arduino初心者にしては、なかなか良く出来た?と自我自賛しています。^_^y
今更なんですが、濁点は五十音中20字だけだし半濁点はハ行だけ、しかもハ行は濁点も使うということが、意外と難関で手間取りました。何とか得意の i f 文で乗りきることが出来てほっとしています。
現代ではすっかり見なくなった「ヱ」と「ヰ」は思い切って捨てましたが、入れるのは簡単なので、それでよしと考えました。あとは感嘆符「!」とか疑問符「?」とかを入れるかどうかですが、欧文に入れるから和文は無しでいいかなと思ってます。
欧文の方はこれからですが、26文字以外の記号を仕込めば出来上がりです。
欧文は20字/行きっちり表示させられるから気持ちいいです。
疑問符やハイフンとかを入れ込んで表示させてみました。「 !」は和文の半濁点と同じ符号なので、和文で使うときは工夫が必要ですね。欧文に切り換えて打つか、!!と2度打ちするかですかね。和文でも結構使うと思うんだけど、上手い人はどんな風に打っているんだろう。
数字はトレーニングしなくてもその場のフィーリングでカバーできるので省略しました。というかコールサインの1/6程度しか登場しないですからね。
おまけ
ケースの加工
Arduino UNO 互換ボードのホルダーとして縦横サイズがピッタリのMDメディアケースです。多少の力を込めてはめ込むだけで45度に傾斜したスタンドになります。
蓋を閉じた状態
PCと繋げられるようにMDメディアケースを加工しました。
USBソケット
外部電源ソケット
コンデンサ×2
クリスタル
ヘッダービンソケット×2
ヘッダービン
これらの突起物に当たる部分をカットしました。
裏面の突起を受ける部分を削って何とかMDメディアケースに収まりました。
締まりがないのは愛嬌です。って言うか疲れたのでここまでで良しとします。
休憩の後、締まりが悪い原因の2コ目のクリスタルの部分にも穴を開けました。これで蓋がきちんと閉まるようになりました。
ついでに、上蓋を閉めたままリセットボタンを押せるように小さな穴を開けておきました。
SDカードのケースです。
必要な部品を配置して蓋が閉じるかどうか試しました。キッチリ閉まりましたよ。😂
マザーボードは、UNOと同様の性能で小さなPro miniに交換しました。イヤホン端子と電源スイッチ、和欧切り替えスイッチは配線と固定が必要です。少なくてもイヤホン端子と電源スイッチはケースに穴を開けて、蓋の開け閉め無しに操作できるようにしたいですね。電池は3コ直列に接続して3.6Vです。各部品の固定はグルーガンで行う予定です。
携帯するバージェなので文字は出力させません。モールス信号の音だけを出力します。但し、機能的には文字出力が可能なので外部のLCDと繋げられるようにしたいですね。
デジタルビデオのメディアケースがあったので、ゆったり配置しました。
小さな電池が手元に無かったので、少し大きな筐体に収めることになり、探しまくった結果、今では使わなくなったハンディカムのカセットテープが見つかったので、そのケースを加工して使うことにしました。
ケースのキャパが増えた分、電源を強化して、イヤホンジャックも少し大きなものに変更しました。
これでもワイシャツの胸ポケットに入れて持ち歩くには十分小さく出来たので満足しています。
このサイズなら、OLEDディスプレイが入れられるカモです。夢は広がります。
40㎜ × 57㎜ × 12㎜
マイクロカセットのメディアケース
スイッチを無くして、コネクターを活用した例です。ケースにはマザーボードと電池のみが入っているだけです。電源スイッチと和欧の切り替えスイッチは入れていませんが、蓋を開けて電源コネクターを抜き差しすれば、オン・オフ出来るし、和文を聞くことが多いので、このままでも問題なく実用的です。
スピーカーを繋ぐコネクターをつけたので、取り外しやイヤホンに交換することが可能です。
OLEDにローマ字を表示させました。ついでに、赤LEDをモールスと同調させて光らせてみました。
ケースはハンディカムのビデオメディアケースです。3.3V仕様のArduino Pro miniですが、OLEDを同じ電源で取るので、5V印加でドライブさせています。
電源は、3.7VバッテリーをDC-DCコンバーターで5Vに昇圧して使用しています。
適当な日本語のフォントが見つかったので、OLEDの小さなディスプレイにカタカナを表示させてみました。
発信音を1オクターブ高い「ラ」の周波数にしました。普段はイヤホンで音量固定なので、この音程の方が聴きやすいと思います。今回は動画記録用に外部スピーカーに出力させました。
これで、和文モールスのトレーナーは一応完成です。他のバージョンも多数作ったのですが、シンプルなこの状態が気に入っています。
主に和文の聞き流し用に持ち歩くことにします。
イルミネーション的な用途にも使えます。