タカさんが投稿したL28・30Z・腰下組付に関するカスタム事例
2020年07月28日 09時35分
L型プライベーター⁉️ SuginoWorks 旧車全般 キャブレター全般 ミッション、デフ回り等楽しく安くタダ働きしてます。 当方完全なショップではありません⁉️ あくまで「遊び」の延長です^_^
ピストンの準備が出来たので、腰下を準備します。
このL28クランクは、かなり手が入ってます。
まず、クランク全体の磨き❗️
ジャーナル以外削り磨いてあります。
そして、熱処理
曲がり修正に、ジャーナルラッピング、単体バランスとほぼフルチューンです。
しかし時代を感じる加工です。
クランクの磨きは、昔折れ対策(お菓子の袋と一緒でギザギザの方が開けやすいツルッとしてると開かない)で流行りましたね^_^
弊害として、バランスを取らないと振動が出ます。
熱処理も、タフトは熱が高く曲がりが出ます。しかも浸透が浅く硬いので折れ易いです。
今時は、浸透の深いSQの方がおすすめですね
ジャーナルラッピングは、両方必要です。
L28クランクで回すなら、クランクのケツ詰めの方がおすすめです。
折れや振動に良い結果(重たいフライホイルが近くなる)が得られます。
残念な事は、後で説明します。
3回目の洗浄終了。
洗い油も綺麗なのが出てきます。
そしてエアーブロー^_^
灯油が、乾く位まで徹底的にやります
純正メタルです。
コスト的に安いのでこれになりました。
町乗りメインだからと言うのですが、必ず回すし性能的に(オイルクリアランスの設定など)ニスモの方が良いです。
純正メタルは、片側にオイル溝がありません
やはり潤滑は悪いです。
昔は、純正メタルが安く2セット買って溝アリだけ使うと言うやり方がありましたが今は高価なのでニスモの方が安いです
クランクキャップ側に溝無しを組みます
シリンダー側に溝アリ組みます。
間違えるとオイルが出ません^_^
セットして、ペーストを塗ります
エアーブローしたクランクを乗せます
回しては違和感なく回れば大丈夫です
残念なお知らせです。
クランクキーが、コケて溝を拡げてます。
このまま1本キーにするとキーが割れます。
奥は隙間なく着くのに手前(クランクプーリーのつく所)は隙間が出来ます
ボルトで締め付けますが、引っかかる所が無いと回ってしまいキー材が折れます。
キー溝は広く出来ない(プーリーなどがある為)ので、溶接などで直すしか有りません
しかしかなり高価です。
フルカウンターならまだしも28クランクでは割りに会いません
裏技です。
まさに裏側に1本キーを掘ります。
チェーンマークとタイミングマークを書き直しすれば使えます。
せっかくの28クランクで、ここまで加工してノーマルキーなんて無知すぎです。
余り人のやる事にとやかく言いたくないですが、知らぬは恥❗️やらぬは馬鹿❗️(言い過ぎました)
クランクキャップを付けます
強化ボルトで8k締めです
締めては回し締めては回しで組みます
ピストンを組みます。
前の投稿て何度も説明してるので、簡単に^_^
コンロッドキャップを締めます。
ハイ出来上がり〜^_^
メタルGKを決める為、ピストンの飛び出しを測って終了
いつも思うのですが、キャップのマーク?や番号の位置は適当なんですね〜
このコンロッドは、一台のエンジンから抜いた奴なのに一つだけ逆でした。