コルベット クーペのロングノーズ好き・ドライサンプに関するカスタム事例
2019年05月10日 07時01分
2輪/4輪/他、国内外のレースでデータロガーやECUを扱う電気系レース屋が副業。昔はバイクで8耐とか走ってました。 写真はほぼ携帯、時々NikonDfです。 C7 Z06にはこれから手を入れていく予定です。 よろしくお願いします。
とても6200cc+スーパーチャージャーが収まっているとは思えないZ06の低いノーズ、気に入っています✨
2000年前後からヨーロッパで衝突安全基準が厳しくなり、人にぶつかった時の衝撃緩和のために、どんどんボンネットが嵩上げされ始めました。
日本でも2004年以降、車種を問わず、膨らんだボンネットが目立つデザインになっていると思います。
あれは、下に何か入っているわけではなくて、凹んで衝撃を吸収する為の空間です。
(詳しく知りたい方は「歩行者頭部保護基準」で検索してみて下さい)
勿論、車が安全になるのは良い事なのですが、かつてのセリカXXやNSX、ロータス・ヨーロッパみたいなカタチの車を設計するのはとても難しくなりました。
フェラーリやランボを始めとして、現行のスーパーカーの多くは、エンジンがリア(ミッド)マウントで、フロントはトランクスペースなので、ある意味、幾らでも低く出来ます。
(収納減りますが!)
そんな中、きっちり安全基準を守りつつ、バカでかいエンジンを低いフロントに収めて来るコルベットは流石です。
造り手側に、伝統以上の意地を感じますね!
ドライサンプ化によりエンジン下部にオイルパンが無い事、OHVでカムスペースが必要無い事は分かるのですが、それでも、ナナハンより大きい気筒が8つ!もあるエンジンが腰より低い位置に収まっているのは、驚きを通り越して異様でさえあります。
それはデザインだけでなく、運動性能に重要な、重心が低いという事も意味します。
ミッションをリアに移して50:50の重量配分も実現していますし、こんな巨人みたいなエンジン積んでるのに1500kg代の軽量車体とか、目を疑うスペックは素直に凄いと思います!
あれ、ただの愛車自賛投稿になりましたね(^_^;)
時代は大容量キャパシタとホイールインモーターですが、古き良きスポーツカーに乾杯と言う事で!(^^)/□