クラウンセダンの真横・クラウン・カムリ70・FR・パッケージングに関するカスタム事例
2021年10月28日 22時21分
クラウンのサイドビューを眺めていて
思った事。
昔乗ってたF10型5シリーズと比べてみた。
パッケージングが激似。
幅はBMWの方が広いが
それ以外はほぼ同じサイズ。
ロングホイールベースにフロントのオーバーハングがミニマム。
キャビンが後方よりでAピラーの延長線が前輪の中心に交差する位置。
賛否両論のクラウンCピラー。
5シリーズの方からBMW伝統のホフマイスターキンクを無くすともろにクラウンのソレに。
クラウンがパクったという事ではなく
欧州車のトレンドど真ん中を直球で狙ってきた
意図が見て取れますね。
どっちも良い車。
ちなみにBMWのリアドア。
ドアの切り欠き形状がサイドシルから窓ガラスまで一直線に引かれており
カッコは良いのだが
開閉のとき窓ガラスの枠がかなり外側に飛び出し
狭いところでの乗り降りや
不意にドアを開けると胸にぶつかるとか
かなり不親切な形状。
その点、クラウンは後ろへに乗る人への配慮が凄い。
乗り込みやすいしドアの開閉で身体をぶつけるなんて事は
まず起きない。
ドアひとつとってもメーカーのスタンスの違いが面白い。
カムリと比べるとFRとFFのパッケージングの違いがよくわかる。
Aピラーと前輪の位置関係が大きく違うのがわかります。
この2車は全長サイズがほぼ一緒。
ホイールベースはFRのクラウンの方が10cmぐらい長い。
そしてクラウンの方が明確にキャビンが後ろ寄。
王道のスポーツセダンのシルエット。
カムリはキャビンが前方寄りで、Aピラーの延長線が前輪の中心がより前側を通る位置。
オーバーハングが長大なのが特徴。
本来はここまで長くする必要はありませんが(実際バンパー裏はスカスカ)デザイン的バランスを取るためここまでは伸ばしている模様。
これはコレで塊感がありカッコ良い。
そしてクラウン 、キャビンが後退しているので
必然的にCピラーも従来より後ろに下がるのが当然。
しかし、従来の太く急角度なデザインでは
後ろ側にボリュームが集中して重苦しくなるのは必至。
クーぺ調にピラーを寝かしそして細くし、結果6ライトになるのはデザイン的にも妥当な処理だったと思う。
ちなみにカムリ。
フロントに比べリアドアが短い。(フロントが無駄に長すぎるとも言えるが)
後席自体はクラウンより広いが
ドアの乗り降りはクラウンの方が圧倒的にしやすい。
歴代のセカンドカーから抜粋。
FRスポ車になるとAピラーの延長線が前輪の中心軸より後ろになってくる。
いわゆるロングノーズショートデッキの世界。
BMW Z4なんかは強烈にロングノーズですね。