SLのメルセデス・ベンツ・ネオクラシック・電動ファン・水温対策・水温対策・熱対策・冷却系強化・冷却系改善に関するカスタム事例
2021年10月04日 21時14分
この車に乗るようになって、真夏の異常な暑さ対策を考えながらも「やっぱりオリジナルを守らなきゃなー」と思ってました。
が、暑くても乗りたい時に乗りたい。
そのために長年思っていたことを実行しました。
冷却ファンの電動化です。
ホース破裂事件が実行に移すきっかけとなった事実もあります。
みんカラで129お乗りの方が電動ファン化してるのを参考にしました。
不器用なので写真撮りながらの作業とか出来ず、写真少ないです😓
不要な物を外していきます。
コンデンサー前の補助電動ファン。
これを強制的に回したり、温度センサーを小細工して早回ししたりするこの年代のメルセデスオーナーがいらっしゃいますが、本来の目的が違うファンのでやめた方がいいです。
やはり目的に合った物を使うのが大切です。
電動ファンによって電力が不足するのでオルタネーターも容量UPです。
オルタネーターの容量UPに伴い、オルタネーターケーブルも線径UPします。
付属されているオイルレベル、オイルプレッシャー等の配線もこれを機に新規作成です。
オルタネーターケーブルの途中にスターターが接続されるので、専用の特殊なサイズの端子を作成。
ケーブルは日本規格で言う38sq。アメリカ規格では1AWG。
ケーブルの種類選定に苦労しました。
線径UPによって元々のハーネスブラケットが使えなくなったのでブラケットを作成。
オルタネーターと新規作成のケーブルを接続。
エキマニが近いので熱対策を過剰なまでに行いました。
もちろん遮熱板付いてますけど。。
そのせいでシースを含めて超極太ケーブルに。
ファンをシュラウドに付け配線。シュラウドも多々逃げ加工。
逃げを確認した後、溶接。
全体を耐熱塗料で塗装。車に搭載。
電動ファンからバッテリーまで配線。
内装作業はコンバーチブルだと楽ちんです。
メーカーにリヤバッテリーの場合の線径を問い合わせたら6AWGとの回答だったので、1つ上の4AWGで配線。
何とか完成です。
と、ざっくり写真を羅列しましたが、実際はめっちゃくちゃ大変でしたw
肝心の効果ですが、外気温30℃超えの時、今までは渋滞時100℃超えてました。現在は85℃でコントロールするようにセッティング。
精神的に安心です。
PWM制御なので0〜100%まで無段階コントロールです。
リレー制御の「ガチャ!ブーン」と回る制御とは違います。
高回転多用の走りでも95℃越えません。
メカファンの時は105℃になったりしていたので大きな効果です。
何より渋滞時にファンが回るのが安心です。
電動ファンの電源を切って意図的に水温を100℃超えた状況を作り、そこからファンを回すと瞬時に85℃まで下がります。
メカファンだとエンジン回転上げなきゃファン回りませんからね。
補助電動ファン回ってましたけど、その効果は雲泥の差です。
その他効果は、、
明らかなエンジンパワーUPを感じます。
エンジン音が爽やかになった。
エアコンが更に寒い位効くようになった。
アイドル振動がほんの僅か増えた。(←マイナス効果)
大変だったけどやって良かった👍
メカファンで水温高いとか、オーバーヒートでお気に入りの古い車を降りることを考えている方にオススメなメニューです。