M6 クーペのS63B44Bの壊れエンジン😵・修理完了とりあえず🤣・左バンクのバルブ取り替え・ターボ無駄に取り替え🤣に関するカスタム事例
2024年11月07日 03時52分
本日やっと車が直った……
長かった……３ヶ月かかった……
少し過去を振り返ることにした………
名古屋のなんとか?って店で激安M6を買った もちろんベストなコンディションではなかろうとは分かっていた
まさしく安物買いの銭失いとはこのことだった……
陸送手配し
こちらの整備工場に運んでもらった
任せてた車屋さんが色々部品を替えたがまったく治らなかった……
しかも無理に車検が通ってしまい
この後に発覚する
重大な欠陥での名古屋の車屋に返品って最終手段も無くなった……
それは酷いものだった……
とてもじゃないが ダメな車だった
預けてた車屋さんがDに原因追求の為に移動したその日に無理に自宅引き上げたのだった
まったく関係のない整備士の方に相談し
エンジンの中をマイクロカメラで覗いてみたり
V8エンジンの1気筒7番バンクの状態を見た………
絶望だった
流石に素人の私でも
このエンジンの状況がわかった……
毎日途方にくれてる私に
トドメの見積書が届いた………
こちらの車屋さんが投げたDさんが
親切に修理見積書を作ってくれてた。一瞬預かっただけなのにだ
少し不思議だった
このエンジンは知られていないだけでかなりの同じ症状の車があるのだろうか？
でもその金額を見て怒りをアチコチの関係者にぶつけた
無駄だった
どうしよ………
悩んだ………
アチコチ相談した……
でも偏屈な私は意見は意見としか聞かない残念な人間だ
嫁さんに相談した
やるだけやることにした………
車体BMW F13 M6 エンジンS63B44B。自分で治すことにした
もちろん意見をくれるみんなからはヤメトケって言われた
当然だった
この手の車
エンジンがイカれたら載せ替え前提らしい……
軽く聞いたが エンジン載せ替えだけでも
500近くいくらしい……
そんなの無理だ
やるしかなかった………
とにかく見た……このゴツイエンジン
見まくった……まったく何の為の部品かは分からないが……
昔の話だが
私がまだフラフラしてる時 ある会社に拾ってもらった
情けないことに 水商売の仕事を当時してた姉の世話である…… 設備会社だった
そこに今は亡くなってしまったが
それは素晴らしい上司にしばらくして出会えた…
凄く厳しい人だったが優しかった
口癖のように 見てわからん奴は聴いてもわからん。毎日言われた
私は抜けててもとにかく見ることにしてた 見て 完成のイメージが沸けば必ずうまく行く‼️
いつも思ってる もちろん今現在もだ
毎日毎日リアルOEMのコピーした紙と実車の部品の位置、配置を照らし合わせ バラシから組み上げのイメージが湧いてきた
そしていよいよ水道屋がこのMのエンジンに手をかけた……
やるしかなかった……
仕事終わりの時間で1ヶ月はかかったのじゃなかろうか？
かなりビビりながらやった
仲良くしてくれてる
ポンコツレーシング岐阜支部長の方から
少し表紙は違うが🤣
日本語バージョンのM6整備マニュアルをいただいた
ほんとありがたかった
ろくに学校出てない私は
そこらに転がってる外国語バージョンのマニュアルじゃ絶対に無理だった
そのマニュアルをとにかく見た
書いてあることの半分は理解出来ないが それでも完成のイメージは沸いてきた……
とにかくバラシた
工具も絶対必要なバルブタイミングを合わせるSSTは購入し
後は市販品で使えそうな汎用工具を加工 又は金物を加工し このエンジンに使えるように作り直した
コイツだ
コイツが原因の7番気筒の排気バルブだ
見事に欠けていた……
ネットで買える部品はネットで購入
どうしても手に入らないのは
高いお金を支払い バルコムってこちらにあるDさんから純正部品を購入した
ここですでに お高い見積書の10%以上のお金を使った 痛かったが仕方ない……
いよいよシリンダー上部に
吸排気バルブの擦り合わせやステムシール交換を終え 完成したM6の左バンク バルブヘッドを……
佐賀の友人の力と知恵を借り
載せてボルトを絞めあげた
ボルトを締めるっても単純じゃなく 色々な方にマニュアルの理解が出来なく 教えてもらった
助かった……
そして組み上げ後 エンジンがかかった‼️
この時 嫁さんに消火器構えてもらってたのだが そこを撮るのを忘れてしまってた ダメな男だ……
バルブに穴の開いた時とは雲泥の差だったがアイドリングは±８０回転くらいのブレがあった
嬉しかった……
基本作業する時はスーパードライ呑みながらが私スタイル
試運転は明日だった……
試運転から戻った
とてつもない爆煙だった エラーが飛び交いまともに運転できなかった………
爆煙が少し修まり なんとか車庫に戻ったが 相変わらずの白煙だった
因みに １０分程度の試運転で2L近くオイルを消費した
こんなに出ていても少ないと思える白煙だった
実際は火事レベルの爆煙
消防に連絡されてもおかしくないレベルだったのである ……
とにかく 白煙に関すること色々調べたが
よく分からなかった 似たようで少し違う……
とにかく今までの作業で何処がダメなのか？
考えたが答えは出なかった……
色々馬鹿な頭でシュミレーションした結果 ターボ壊したのかも？って安易な結論だった
だいたい 仕事でもそうだか
壁にぶち当たった時は 大概目の前に答えはあるが 分からない……
とにかく目の前のターボを分解することにした……
バラバラにした ここでターボとやらの内部の構造を知った
排気側タービン
じっくり焼かれたオイルは炭のようであった
吸気タービン
こんな面構えだが
圧力を加えると 結構漏れだした
中身もバラバラにした 何度も組んでバラシた 倉庫のしがないコンプレッサーで幾度漏れテストしただろうか？
排気側のカーボン付着を考えると
間違いない‼️ ターボ壊したんだろうそう思った
リング形状のパッキンを疑った
このBMWのターボはギャレットってとこの物だった
名前は聞いたことはあったが
他所に買収されてた
そこの代理店に直接出向き お願いしたが 部品はないらしい……
まいった……
そこで アリエクってとこで
適合するタービンの中身だけ売ってるのを注文した……
新品はターボユニット1ケで45万くらいらしいが
この中国４０００年の歴史から産まれたであろう商品は
中身だけだが 2ケで3万とお値打ちである
でも納期が10日だったのに
結果1ヶ月だった
たまに騙されたんじゃ？と不安の日が続いた……
凄く立派な造りだった。0、1mmのズレもなく アイマークにピタリとはまる……
皆からはやはり止めとけって意見が多数だったが これしか方法はなかった
幸い純正ターボをバラシた時に分かってたのだが
簡単な構造だったから イケルだろ?とは思ってた
回転バランスを良く言われたが
私の目で見ても 手で回しても違和感無かった ついでに言うと
こちらの中国産の方が羽が大きく感じた たぶん大きい
大きいからなんだって話だが……
結果ダメだった
テストドライバーのR8ケイタ君にいつも 夜テストドライブをお願いしてるのだが
最初はおっ白煙出ない‼️‼️‼️
やった‼️ 直った‼️‼️
その矢先にアチコチのミスファイアからのエンジン失火………そして強制解除にて爆煙
もうお手上げだった
絶望だった
仕方ないエンジン載せ替えのシュミレーションをやってみるか？
エンジンってどうやったらミッションと切り離すこと出きるのか？
色々考えた
工事現場のユンボ借りてくればエンジンは持ち上げられる 下手なエンジンクレーンって奴よりも上手くいくだろ 乗りなれてるしｗ
ほんとアホである
まぁその前に もう一度ヘッド下ろしてバルブヘッドの歪みとやらをみて見よう‼️
強化ガラスが幸い家の倉庫にあるから その上にコンパウンド敷いてゴリゴリ 盛りのついた犬並みに擦りつけたら意外と治るかも‼️‼️
そんな気分だった ……
カストロールの10ー50Wの硬いオイルにワコーズのパワーシールドを混ぜさらに硬くしたオイルとかも造ったり
タクミの5ー40WのオイルにSOD1を混ぜた奴とかも作ってみた
いきなりバラスより
ちょっと噂のケミカルに頼って見よう。藁にもすがる思いだ……
結果
余計に悪かった
添加物が悪さをするのだろうか?白煙の色が一段とパワーアップし失火のペースが早くなった
特に パワーシールド入りのカストロールはヤバかった これはマヂ壊れるのやないか？そう思わせる不調絶好調だった……
またヘッドを外すつもりで廻りの部品を外し出した
インジェクターの8は先のパッキンを通り越しオイルがあり得ないとこまで上がってた
しかし色々疑問があった
疑ってるヘッドとシリンダーのパッキンがヘッド歪みによるオイルラインの混入なら
クーラント等に入り混むはずだがその形跡もない もちろん見た目からは継ぎ目の漏れもまったくない
なんなんだ？ まさかホントにオイル上がりなのか？ しかしバルブ破損時はこんなにオイルドベドベではなかったことを思うと上がりは考えにくい……意味が理解できなかった
ヘッドカバーを外した
ん？んん？
違和感を感じた
ブローバイのヘッドカバー内部の配管だ
指の先である
何か左右違う……
まさか……
初めて組んだ時の写真を見てみた……
左側パッキン着いとらん‼️
先週の土曜日のことである
大きな虹が佐賀の友達のとこからの帰りに出迎えてくれた
私は、初めて見た 虹の麓‼️
感動的だった
なんかいいことあるかも～🥰くらいにおもってた…
９月中頃に落としたであろうパッキンを見つけた キチガイ並みに倉庫内部を探した……
そもそもここのパッキン何処の部品かと言うと…
ヘッドと
インテークマニホールドの奥のポートってとこの穴に繋がってる
ブローバイがどうチャラこうチャラってところ
その穴にエアを入れてみた
その瞬間 長かった修理に解放されるとわかった
エア吹きこむとポートに入ったエアはインジェクターやプラグホールから出るのだ
ここのパッキン紛失を気づかずにヘッドカバーを組んだことにより
オイルが直接インマニに落ち込み
それがたまって もう限界で爆煙だったのだ………
結末はあっけないものだった……
完全に自分のミスだったのだ……
長かった……ホントに長かった……
迷いに、迷い
３ヶ月………
やっと普通に乗れる日がきた…
修理の部品や道具だけでも随分と遠回りをして30万ちょい使ってしまった
でもよしとしよう...
とりあえずM6に乗れるなら……
