ワゴンRスティングレーの洗車・鉄粉・いつも綺麗にしてることこそ最高のドレスアップに関するカスタム事例
2020年08月28日 16時58分
新車を扱う仕事をしているので、車の取り扱いにはちょっとうるさいジジイです。 趣味で洗車、磨き、コーティングをしています。 フレア クロスオーバーに乗ってます。
今日はクルマを綺麗にする上で、とても厄介な鉄粉について。
皆さんも経験あると思いますが、ボディのザラザラしたあの鉄粉。
駐車している場所が、線路沿いだったり、製鉄所、鉄工所の近くだったりってことはもちろんですが、ブレーキダストにも鉄粉たっぷりなので、交通量の多いところも要注意ですね。
通常、鉄粉はボディに乗っかってるだけなので、小まめに洗車すれば、大半は流れるのですが、しばらく放置しておくと酸化、すなわち錆びてボディに固着してしまいます。鉄粉が刺さるとよく言われますが、酸化して固着するという表現が正しいと思います。
その厄介な鉄粉の落とし方ですが、いくつか方法があります。
まずは、一般的に販売されている鉄粉除去剤。
チオグリコール酸アンモニウムを成分とする紫色に変化させて洗い流すやつですね。
実は、溶解力はあまり強くないので、液を掛けて流すだけではすべて落とすことは難しいです。落とし易くすると言った方がいいですね。洗い流したあとマイクロファイバークロスで、ボディに残る鉄粉をやさしく絡めとるように拭き取るといいと思います。
次に、粘土やその原理を使ったクレイタオル。
鉄粉除去の能力は高いですが、はっきり言ってこれらを単独で使用することは、私個人としてはあまりお勧めしません。塗装を傷める可能性が高いです。使用するのであれば、先ほどの鉄粉除去剤を使用して落とし易くした状態で、水をしっかり流しながら撫でるように使用して下さい。それでも少なからずキズは入りますので、ポリッシャーでの磨き前提での使用をお勧めします。
最後は、酸性のイオンデポジットクリーナー。
酸性というだけあって、水シミだけでなく鉄粉も強力に溶解します。
しかし強力なだけあって、金属素地部分やガラス部分に付着させないこと、使用したらすばやく洗い流すこと、傷んでいる塗膜には使わないこと等、制約があり、ガラスコーティングの種類によっては、コーティング自体を落としてしまうものも。洗車中級者以上向けと言った感じですね。
いずれの方法も使用方法と注意書きをしっかり読んで作業して下さい。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った方法で鉄粉除去にチャレンジしてみて下さい。
昨年、実験のために2500円ほどで買った顕微鏡画像。
愛車に付着した鉄粉をバッチリ捉えてます。
この時は、鉄粉除去剤と粘土で除去して、磨き&コーティングで仕上げました。